フェイスブックの広告にまた一つ新しい特徴が加わります。同社はニュースフィードで表示される広告に、“AR広告”を導入すると発表しました。
ARで商品を試し、アプリ内で購入
このAR(拡張現実)を利用した広告はまだテスト段階のため、米国のユーザーのみが対象となっています。ユーザーは広告に掲載された商品を、フィルターを使って自身の画像と重ね、試してみることができます。
たとえばフェイスブックがサングラスの広告を掲載したとします。ユーザーはAR機能でサングラスを試し、気に入ればアプリ内で購入することが可能です。
フェイスブックは2016年にARフィルターを手がけるMSQRDを買収し、メッセンジャーのカメラなどフィルター機能を強化してきました。今回のAR広告のテストには、化粧品のセフォラやオンライン家具販売のWayfair、インテリアのPottery Barnといった大手ブランド・大手企業が参加します。
Instagramのショッピング機能も拡大
またフェイスブックは、写真共有アプリInstagramのショッピング機能も拡大します。ストーリーの動画や写真内の商品の近くにあるタグをタップすると、商品を購入できるWebサイトへ接続できる機能です。これまでは一部ブランドの商品にしか使えませんでしたが、今後は世界中での展開が行われる予定です。
フェイスブックはこれまでにも、企業のロゴやポスターといった平面の情報に重ねて、関連するARコンテンツを表示する広告機能を発表しています。またスナップチャットのARフィルターを使った広告など、インタラクティブ性を楽しんだり、商品を試したりといった、ARを活用した広告が増えてきています。
(参考)The Verge