6月9日、Epic Gamesは米ミシガン州・オークランド大学に「Augmented Reality Center(拡張現実センター)」を設立した旨を発表しました。産学連携で最先端のVR/AR技術を構築し、実装に向けた共同研究を行う見通しです。
(出所:Epic Games。以下、画像の引用元は同じ)
Epic Gamesとオークランド大が強力、他分野で研究促進
今回、Epic Gamesは米ミシガン州にあるオークランド大学と同州内の美術デザイン学校(College for Creative Studies、CCS)と連携し、「Augmented Reality Center」を同大学内に設立しました。ARCは業界全体のコラボレーションや、AR/VR技術などの研究開発の促進をミッションとして掲げています。
ARCの施設内には、企業が各学校の教員や学生と共同で、自社のハード製品やアプリケーションをテストできるAR/VRスペースが確保されています。
Epic Gamesによると、まずはハプティックグローブ(触覚フィードバックを用いたグローブ型デバイス)、没入型ヘッドセット、拡張現実(XR)プロジェクターの研究開発に注力する、とのこと。今後は、デジタルツインやAIと機械学習アルゴリズムを使用した物体認識、AR技術を用いたデザイン支援など、多岐に渡る分野で研究を進める見通しです。
ARC設立に際し、創設ディレクターであるKhalid Mirza博士は「重要なのはコラボレーションです。私たちはすべての企業間のコラボレーションを奨励し、企業が問題の一部を解決し、ソリューション全体を持ち帰って自社で利用できるようにしています。私たちは大学と産業界との間にリソースの流れが生まれやすい、オープンな関係を築こうとしています」と語りました。