ホロライブEnglish所属VTuberの英語を解説するYouTubeチャンネル「ホロライブENで学ぶ英語の音声変化」が注目を集めています。各ライバーの喋り方を解説しており、“短縮系”などネイティブ話者が使用する英語の言い回しを学ぶことができます。
「ホロライブENで学ぶ英語の音声変化」は、ホロライブEnglishのVTuberの会話を通じて英語の音声変化を学ぶことを目的としたチャンネル。「子音が連続した際に前の子音が消える(例外あり)」、「子音と母音が繋がる場合は区切らずに発音する」といった、英会話独特の“ルール”を解説しています。
同チャンネルは、X(旧Twitter)やブログ上で活動する“i”さんが運営しています。解説動画は約10本ほど投稿される予定で、8月22日(火)現在。8本の講座動画が公開されています。
“初回講義”の【第0講】は、現時点で再生数が45万回を突破。講座は、英語圏のYouTubeユーザーも視聴している模様で、コメント欄には「日本人の視点から英語学習の苦労を教えてもらったりすることで、日本語の学習にも役立つと感じています」といった感想が投稿されています。
公開中の英語解説動画
【第0講】ホロライブENで学ぶ英語の音声変化講座始めます【リスニング勉強法】
【第1講】短縮形①(wanna, gotta, gonna, tryna)ホロライブENで学ぶ英語の音声変化【リスニング勉強】
【第2講】短縮形➁(’re, ‘ll)ホロライブENで学ぶ英語の音声変化【リスニング勉強】
【第3講】子音+母音 ホロライブENで学ぶ英語の音声変化【リスニング勉強】
【第4講】子音+子音 ホロライブENで学ぶ英語の音声変化【リスニング勉強】
【第5講】消える文末破裂音 ホロライブENで学ぶ英語の音声変化【リスニング勉強】
VTuberから英語を学ぶ時代が到来?
ホロライブEnglishを通じた英語学習の需要は高まっているようで、今年の9月29日(金)には、一迅社から「ホロライブEnglish」の英会話教本「ホロリスニング ホロライブEnglish -Myth- と学ぶ不思議な世界の英会話!」が発売予定です。本書には、ユニット「ホロライブEnglish -Myth-」のメンバー5名が登場。彼女たちの会話から英語を学ぶ内容となっています。教材のストーリーは、ジャンプ小説新人賞2020テーマ部門金賞受賞の小説家・塗田一帆さんが担当します。
また、英語圏でのVTuberシーンの拡大に伴い、日本で活動するVTuberが“英語V”と交流するケースも増加しています。有名なケースとなっているのは、VTuberグループ「にじさんじ」所属ライバーの長尾景さんの活動です。長尾景さんは、2022年頃から本格的な英語学習を開始。「誕生日までに英語で会話できるようになるケイナガオプロジェクト」と題して、海外にじさんじライバーと1対1で会話する練習企画を展開しました。2023年現在も、培った英語力を活かして多くの海外ライバーとコラボを行っています。
今後ますます、VTuberの会話を聞き取るために英語を学習するユーザーが増えることになるかもしれません。
(参考)YouTube