2023年4月11日、マイクロソフトはMicrosoft HoloLens向けMR(Mixed Reality/複合現実)アプリ「Dynamics 365 Guides」の新機能実装を発表しました。アップデートには、空間への描画やHoloLensでの通話設定、ガイド間のリンク機能が含まれています。
マイクロソフトがMicrosoft HoloLens向け複合現実(MR)アプリ「Dynamics 365 Guides」の新機能実装を発表しました。本アップデートには、空間への描画やHoloLensでの通話設定、ガイド間のリンク機能が含まれています。同社は「Dynamics 365 Guides」のさらなるアップデートを予定しており、現場の作業者に焦点を当てた機能の構築を続けていくとしています。
「Dynamics 365 Guides」を使用することにより作業者は、ホログラフィックの指示に従いコンプライアンスを遵守しながら作業工程の学習が行えます。2022年にマイクロソフトはチャット機能のTeamsを「Dynamics 365 Guides」に統合。今回の新機能追加により、さらにシームレスな共同作業が可能になります。
新機能の詳細
空間への描画と注釈表示
3D空間への描画が、PCやモバイル端末での作業者・HoloLens装着者の双方で行えるようになりました。
描画だけでなく、注釈表示も記入した箇所に留まるため、ユーザーは周囲を歩き回り、角度を変えながら確認できます。
Teamsでの通話設定
Teams通話におけるHoloLens使用者の参加前設定が増えました。ビデオのオン/オフやマイクのミュートを事前設定することで、機密保持が必要な現場でもHoloLensをメインの通話デバイスとして使用できます。制限モード機能も搭載され、管理者が通話者の制限を行えるようになりました。
ガイドからガイドへのリンク
作業工程間のリンク機能が追加され、異なるトレーニング資料やガイド間をより簡単に行き来できるようになりました。