2019年5月に発売された、一体型VRヘッドセット「Oculus Quest(オキュラス クエスト)」。2020年も引き続き多数のVRゲームやアプリがリリースされており、中にはOculus Questへの移植で大きく売上を伸ばしたタイトルもあります。
VRホラーゲーム「Dreadhalls」もそうしたタイトルのひとつのようです。開発元であるWhite Door Gamesは、本作のOculus Quest版が、他プラットフォーム(PC、PlayStation VR、Gear VR、Oculus GO)を合計した販売本数よりも高い売り上げを記録していることを発表しました。
「Dreadhalls」は、VRゲームとしては初期のタイトル。最初にリリースされたのはGear VR版(2015年)で、2016年にOculus Rift(以下Rift)版がOculus Storeで配信開始されました。Steamでは2017年からダウンロードが可能になっています。
本作では、プレイヤーは洞窟や遺跡などダンジョンを探索する作品で、プレイヤーは武器を所持せずにモンスターが徘徊する迷宮からの脱出を目指します。ダンジョンは毎回ランダムに生成されます。
(PC版のローンチ映像)
Oculus Quest版(以下Quest)「Dreadhalls」の好調は、YouTubeチャンネル「GAMERTAG VR」がWhite Door Gamesと行った、同スタジオの新作VRゲーム「Cosmophobia」に関するインタビューで報告されました。2020年現在、本作のQuest版や他プラットフォーム版の詳細な販売本数に関しては公開されていません。
様々なデベロッパーが好調の報告
Oculus Quest版の好調な売り上げは、様々なデベロッパーから報告されています。VRパズルゲーム「Red Matter」の開発元Vertical Robotは、Quest版が発売から約1週間でRift版の売り上げを上回ったと発表。VRFPS「SUPERHOT VR」の開発元SUPERHOT Teamは、Quest版の発売時の売上が、Rift版の発売時の売上と比較して、3倍(300%増)のダウンロード数を達成したと公表しています。
(参考)UploadVR