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MoguraVR

2016.11.25

Daydream対応端末の最低要求スペックが公開

最新のAndroid端末における互換性を保つための仕様が定義されるドキュメント(CDD:Compatibility Definition Document)に、ハイエンドモバイルVRプラットフォーム「Daydream」用端末の最低要求スペックが追加されました。

Daydream対応端末にとって重要なAndroidヌガーへの対応

DaydreamはAndroidに直接組み込まれていますが、今のところ、Google Pixelのみに対応しています。CDDはAndroid初のメジャーリリースである2009年のドーナツ(1.6)から開発者に提供してきました。Androidと互換性を保つためには、必ずこの要求スペックを満たす必要があります。

最新のバージョン、ヌガー(7.0/7.1)は、Nexusデバイスへのアップデートとして8月にリリースしました。その後、Google Pixelなど徐々に対応デバイスが増えています。ヌガーの更新の中で最も重要なのがDaydreamのサポートです。

モトローラはすでに発売している「Moto Z」、「Moto Z Force」をアップデートして、Google Pixcelに続くDaydream-readyスマートフォンにしようとしています。Daydreamは、「Daydream View」ヘッドセットを最近発売し、Gear VRと並ぶハイエンドなモバイルVRのもう1つの選択肢となりました。DaydreamはハイクオリティなモバイルVRプラットフォームとして好意的に市場に受け止められています。

Daydream用端末の最低要求スペック

最新のCDDでは、Daydream向けのハードウェア仕様に関する記述が多く追加されました。主な要件として、画像解像度は少なくとも1080pで、1440p以上が強く推奨されており、ディスプレイサイズは4.7インチから6インチとされています。また、VRモードでは60Hzで動作すること、画素のスイッチングスピードについて、Gray-to-Gray、White-toBlack、Black-to-Whiteのスイッチングは3ms以下とされています。また、VR体験中のブラー(残像)を低減するlow-persistenceモードでは5ms以下になるようにと指定されています。

処理周りは、デバイスに最低2つの物理コアがあること、VRアプリケーション用に専用のコアを割り当て、ほかのプロセスが実行しないようにすることとされています(アプリケーションで使用中のデバイスドライバを除く)。最小クロック周波数は明記されていません。

レンダリング周りは、OpenGL ES 3.2に必ず対応し、Vulkan Hardware Level 0は必須、Vulkan Hardware Level 1にも対応”すべき”とされています。

ビデオデコードもモバイルVRでは重要であり、Daydream-readyデバイスは、H.264デコードは最低3840×[email protected] (1920×[email protected]の4インスタンス分もしくは、1920×[email protected]の2インスタンス分に相当)の性能が求められています。

また、HEVCとVPデコードは最低1920×[email protected]に対応し、3840×[email protected] (1920×[email protected]の4インスタンス分に相当)に対応”するべき”とされています。すべての詳細はCDDのPDFのセクション7.9に記載されています。

Android端末メーカーがDaydream対応のため、これらの仕様にどれだけ優先的に対応するかはまだ分かっていません。 Androidで高品質のVRを広く普及させるため、まずはこれらの仕様を満たして製造して欲しいとGoogleは考えています。Daydream対応スマートフォンの増加は対応アプリケーションを開発する開発者にとってもモチベーションが高まるからです。

長期的には、多くのAndroidスマートフォンがハードウェアの進歩に伴い、デフォルトでこれらの仕様を満たしている可能性があります。

モトローラ以外に、ZTEのAXON7がDaydream対応という情報が出ているほか、Daydream対応端末はサムスン、HTC、Xiaomiなども製造中であることがGoogleの5月の発表時に明らかになっています。

Daydreamは2016年11月に開始したばかり。今後、対応端末の広がりに注目したいところです。

(参考)

Daydream-ready Phone Minimum Requirements Detailed in Android Documentation – (英語)

http://www.roadtovr.com/daydream-ready-phone-requirements-detailed-android-documentation/

※Mogura VRはRoad to VRとパートナーシップを結んでいます。

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この記事を書いた人

あつぽん

日本でMRシステムの開発に携わった後アメリカへ渡り、VR/MRシステムを企業へ導入するための検討・開発に従事。現在は日本在住。

人間の能力そのものを拡張させるテクノロジー「ヒューマンオーグメンテーション」のコンセプトに惹かれ、その界隈の動向に強い関心を持っています。その中で実用化フェーズにあるVR/MRの盛り上がりをより広い範囲へわかりやすく伝えていきたいと思っています。

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