AIチャットボット「ChatGPT」を活用したスマートフォン向けARゲーム「CrimeTrip」の最新エピソードがリリースされました。プレイヤーは、カナダで発生した強盗事件の捜査を行います。
「CrimeTrip」は、iOSとAndroid対応のARゲームで、現実世界の空間をスキャンすることで出現する“AR取調室”内で、各種取り調べを行います。会話内容は「ChatGPT」が生成する仕組みとなっており、容疑者から自然な返答が返ってくるそうです。「Azure Speech to Text」を使うことで、プレイヤーが音声で質問することも可能とのこと。
今回リリースされた新エピソードでは、1976年にカナダ・モントリオールのビジネス街で起きたトラック強盗事件を捜査します。プレイヤーは刑事として、5人の容疑者を尋問し、1人を“モール（スパイ）”として寝返るよう説得しなければなりません。
開発元Prologue XRのシニアデベロッパー、Fernando Silva Da Luz氏は、本作について以下のようにコメントしています。
「CrimeTrip」は革新的な技術（ChatGPT）によって、ユーザーとリアリスティックに対話し、交流するAIキャラクターを実現しており、スクリプト化されたアニメーションや会話などを排除しています。
6月現在、「ChatGPT」はXR領域でも幅広く利用されるようになっています。Gatebox株式会社は、ChatGPTと連携した接客AI派遣サービス「AIバイト」の法人向け申し込み受付を開始。また、アメリカのLooking Glass Factoryは、「ChatGPT」を活用した、3D裸眼立体視プラットフォーム「Looking Glass Liteforms」を発表しています。
（参考）VRScout
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