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話題 2022.07.27

「名探偵コナン」新作映画の情報が「あつまれ どうぶつの森」で最速公開? 原作者本人の島に行ってみた

2022年7月、「名探偵コナン」の原作者である漫画家・青山剛昌さんが、新作映画情報を公開しました。なんと発表の場は「あつまれ どうぶつの森(以下、あつ森)」。原作者本人が作成した島で、情報が日々アップデートされています。関連ワードがTwitterのトレンド入りを果たすなど、コナンファンを中心に大きな話題となっています。

島の名前は「ミスター・なが」島。「名探偵コナン」原作者の青山剛昌さんが作成しています。島自体は2021年7月21日から公開されており、現在に至るまで更新が続いています。島内にはファン向けの原作ネタが散りばめられており、以前からコナンファンが訪れる島となっていました。

今回、特に話題になったのは、2023年の新作映画の登場キャラクター発表です。1週間ごとにキャラクターの絵を先出し公開しており、どこよりも早くコナン映画の最新情報を得られるようになっています。

また青山さんが作成した島民アバターたちのコメント設定も魅力的です。メイン島民アバターとサブ島民アバターの4人の住民に話しかけると、その返事としてそれぞれ異なったコメントを見ることができます。これらのコメントは直近の本人の日記のようになっており、コナンファンを中心にTwitterへ投稿され、まとめられています。

実際に体験してみた

MoguLive編集部では、ライターである筆者のアバターを使って、「ミスター・なが」島を訪問し、詳しく体験してきました(2022年7月27日訪問)。

夢番地機能を使って「コナン」の島へ

青山さんの島を訪れるには、Nintendo Switch Onlineに加入が必要です。あつ森ゲーム内にある「ゆめみのベッド」を使い、インターネット経由で公開されている島に夢番地コードを入力し訪問します。夢番地機能では、双方のプライベート情報は伏せられ、訪問者による島への変更作業は不可能です。島の作成者は作り込んだ島を、安心して公開できる仕組みとなっています。青山さんの島へは以下の夢番地コードを入力することで訪問できます。

「ミスター・なが」島 夢番地コード:DA7579-5566-8828

作り込まれた島と部屋、まさにコナンの島

島を訪問すると、まずはその作り込みの細やかさに驚きます。各島民アバターの住宅の前にはコナンの人気キャラクターが描かれた看板や、ストーリーを彷彿とさせるあつ森の家具が設置されています。

全部で24部屋ある住民の部屋は1つずつ違うテイスト。コナンに登場する場所を表現した部屋も多くありました。一方で、青山さんの事務所を再現したような部屋や、あつ森ゲームのやり込み具合が伺(うかが)われる部屋も。コナンを知らない方でも一見の価値があります。

肝心の新作映画情報は映画館の内装に

島内にあるメイン島民の住宅である「スペードのいえ」の地下1階に、噂の新作映画情報を見つけることができました。「2023 MOVIE CAST」と描かれた額の周りには、名探偵コナンの有名キャラクターたちの絵が。今年の映画には、飾られている絵のキャラクターが出演するのだと分かります。

ファンの情報によれば、約1週間ごとにキャラクターの絵が追加されているようです。設置された映画館の椅子に座ると確認できるという凝り具合もファンの心をくすぐります。

住民アバター4人に話しかけると原作者の日記が

こちらもTwitterで話題になった、住民コメント。訪問者が島を探索すると、青山さんが作成したと考えられる4人の住民が島を歩き回っており、話しかけることが可能です。彼らはそれぞれ異なったコメントで返事をしてくれます。

コメントは直近の青山剛昌さん日記のようになっており、約1週間ごとに内容は変更されるようです。Twitterのタイムラインには多くのアーカイブが残っていました。時には、長い一文日記になることもあるようです。

2022年7月27日時点では、こんな回答が得られました。名探偵コナンとONE PIECEコラボ企画を連想させる内容です。

マイデザインでコナンや怪盗キッドの服を入手可能

島に飾られているキャラクターの絵や各アバターの部屋の壁紙には、青山さんが作成されたとみられるデザイン画が多くありました。これらはあつ森のマイデザイン機能を使っています。作成者によって無料ダウンロード提供も可能ですが、「ミスター・なが」島では提供は行われていませんでした。

しかし、服装のマイデザインは2着については入手可能! ぜひ島訪問の記念にゲットされることをお勧めします。

あつ森がメタバース的空間に、過去事例も

「ミスター・なが」島は原作者個人の島ではありますが、週刊少年ジャンプと週刊サンデー両紙でのONE PIECEとのコラボ企画を絡ませた空間づくりを行うなど、あつ森のバーチャル空間を利用した宣伝、いわゆるメタバース的な活用を行っています。


また過去にもコロナ禍での外出自粛を受けて、旅行会社がバーチャル観光を提案したケースもありました。

夏休みの思い出づくりに、ぜひ島訪問を

本取材は、夏休みに自宅にいる筆者の子どもたちと進めました。細かいところまで作り込まれた島に、コナンを見たことのないわが子たちも興奮していました。今回、紹介しきれなかった部屋や島の作り込みは、さすが漫画家! と唸(うな)ってしまうほど。夏休みもはじまった今、ぜひ新作映画に向けて訪問してみてみませんか?

© 2020 Nintendo
(参考)任天堂 公式サイト小学館 公式サイトPR TIMES プレスリリース


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