期待のVRステルスアクションゲーム「Budget Cuts」がようやくリリースされました。今年3月、GDC 2018にて2年越しのリリースを公表後、複数の遅れを経ての公開となります。Oculus StoreとSteamにて、現在10%のディスカウントで販売中です(定価は30ドル)。
テレポート型の移動で自由に動けるゲーム
「Budget Cuts」はオフィスを舞台にしたVRステレスゲームです。プレイヤーは武器やオフィスの道具を使い、追っ手と戦います。音声吹き替えにも力を入れ、1人でじっくりとプレイできる内容になっています。
もっとも特徴的な点は、プレイヤーが部屋の中で安全にプレイできるように、テレポート型の移動方法を採用している点です。プレイヤーが床などの目標地点に青い点を打ちんで投影すると、その地点での視界が拡大し、次の瞬間にはその位置に移動します。
VRゲームの中にはプレイ中に身体を激しく動かすものがあり、部屋の中でプレイする場合、壁や家具などに身体をぶつけてしまう危険性があります。しかし、テレポート移動によってプレイヤーの身体は一歩も動かずにすむため、バーチャル空間内を自由に、かつ酔わずに移動できます。この目新しい機能から、発表以降注目を集めていました。
今後の売れ行きにも期待
スウェーデンのインディーゲームスタジオ、Neat Corporationがこのタイトルを発表したのは2016年。以降しばらく、Neat Corporationからリリース予定やアップデートなどの告知がないままの状態でした。しかし今年に入ってからスケジュールが発表され、バグによる複数回のスケジュール遅延を経たものの、ようやくリリースに至りました。
リリース前からデモ版での期待が高かった本タイトルは、今後の売れ行きが気になるところです。
最近ではインディーゲームスタジオBeat Gamesの「Beat Saber」が発売1か月で10万本を売り上げるなど、話題を集めています。「Budget Cuts」が今後売り上げデータを公表するかは不明ですが、公開が期待されます。
ダウンロードはこちらから。
・Steam
・Oculus Store
(参考)UploadVR