アップルの最新ARプラットフォーム「ARKit2.0」。今年秋に予定されている一般向けリリースに先駆け、ネット上では様々なアプリ開発者がAR(拡張現実)アプリを公開し、話題を集めています。
開発者Morten Just氏が手掛けたのは、ARKitで空中に浮かぶキッチンタイマー(ストップウォッチ)です。机に並ぶ食べ物やグラス、調理台の鍋やフライパンの近くにデジタル時計が浮かび、秒単位で時間の経過を表示します。表示される時間は一律でなく、スタート時間ごとに異なります。
Kitchen timers in augmented reality with #arkit on #ios12. Motion blur, adaptive lighting, and depth of field! pic.twitter.com/8ZalzKzmgD
— Morten Just (@mortenjust) 2018年7月16日
これを使えば、例えば調理中に「10分間弱火で煮る」といった作業を、鍋のすぐそばにタイマーを浮かべながら進められます。並行して料理する時も、物理的なキッチンタイマーを複数使って管理する必要はありません。また、パーティー会場でワインを開栓してからどれくらい時間が経ったか、料理を並べてから何分経ったか、といった鮮度の確認などにも役立ちそうです。
Just氏によれば、現時点ではタイマーが対象をトラッキングする機能はなく、空間に固定されているとのこと。ツイッターでは(残り時間が減っていく)タイマー機能や、レシピの掲載機能を期待する声もあり、応用が興味深いアプリです。
ARKit2.0の活用事例としては、次のようなアプリも紹介しています。
(参考)Twitter