アップルのARプラットフォーム「ARKit」のアップデート「ARKit2.0」では、AR関連の機能がより強化されています。例えばイメージの認識とトラッキングのサポートが拡大し、商品パッケージやおもちゃ等の物体を認識できるようになりました。また、現実世界をARオブジェクトに自動的に反映できる機能が追加されています。仮想と現実が融合され、AR体験がいっそうリアルになります。
この「ARKit2.0」を使ったAR名刺のデモがツイッターで発表され、話題になっています。
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📱AR Business Card Concept
I created this it using ARKit 2.0 with Image Tracking,
Could really be how we interact with business cards in the near future.#ARKit #iOS12 #AugmentedReality pic.twitter.com/6qB7zfLyqM— Oscar Falmer (@OsFalmer) June 18, 2018
AR名刺を開発したのはフランス在住のiOS & ARKitデベロッパー、Oscar Falmer氏です。Falmer氏はツイートを空中に出現させるアプリとして話題となった「TweetReality」の開発を手がけています。
今回、Falmer氏は自身のツイッターで、AR名刺のコンセプト動画を紹介しています。Falmer氏が自身の名刺を取り出し、iPhone Xのカメラで認識すると、その横に顔写真や動画、連絡先へのリンクボタンがARで出現。更に同氏のウェブサイトらしき画面も展開されています。この動画は実際に使用したiPhone Xの画面録画機能で作成されています。
Falmer氏はAR名刺を「ARKit2.0のイメージトラッキングを使って開発した」と話しています。現在はまだ一般公開されていませんが、このようなAR名刺を簡単に使えるようになれば、未来の名刺交換は今よりもずいぶんと面白くなりそうです。
アップルのARKit2.0に関する記事はこちらです。
(参考)Twitter