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AR/MR 2024.02.01

海外で「Apple Vision Pro」のレビューが解禁 インフルエンサーやメディアの感想は?

2月2日にアメリカでリリース予定の「Apple Vision Pro」ですが、発売を直前に控えた現在、一部の海外インフルエンサーやメディアなどが、先行入手した同デバイスの“インプレッション動画”を公開しています。

本記事では、2月1日時点で公開されているレビュー動画から5つをピックアップ。それぞれの投稿者による「Apple Vision Pro」の感想を紹介します。

「Apple Vision Pro」は、Appleが2023年6月に発表した空間コンピューティングデバイスです。現実とバーチャルを融合したMR(Mixed Reality)の体験が可能。片目4KのOLEDディスプレイ、多数のセンサーと2つのチップセットを内蔵したパワフルな処理能力、空間コンピューティングのUIUXデザインなどが特長です。価格は3,499ドル(約50万7,000円)と同種の一体型MRデバイスと比べてもプレミアムな位置づけとなります。

Marques Brownlee

登録者数が約1,800万人に達する超人気YouTuber。Apple製品を含む、スマートフォンやノートPCといったテック系アイテムの紹介やレビューなどを行っている人物です。

「Apple Vision Pro」には頭頂部バンドの有無が異なる2種類のヘッドストラップが付属しますが、Brownleeさんは開封時に両ストラップの“試着”を実施。「頭頂部バンドがある方がより快適(長時間の着用も楽)」と評しました。

ウォール・ストリート・ジャーナル

海外メディアのウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は実際の使用感を紹介。動画では、ハンドトラッキングで仮想キーボードを操作する様子や、利用者の顔をスキャンして通話用の3Dモデルを生成する「Persona」のセットアップなどを見ることができます。
「Persona」のテストでは、通話相手から「あまり良好(なビジュアル)には見えない」と言われる一幕もありました。

レビューを担当したJoanna Sternさんは、最終的には「(課題は多いものの)仕事や映像視聴では良好に機能する」と評価しています。

The Verge

アメリカのメディアThe Vergeは、より技術的な「Apple Vision Pro」レビューを公開しています。

同メディアによると、前面ディスプレイに利用者の顔を表示する機能は、プロモーション画像ほどは目立たないとのこと。明るい環境では上手く見えない場合も多いそうです。FOV(視野角)については、Meta Quest 3よりも狭い印象と述べています。

一方、パススルー(現実世界を表示する機能)の画質については、モーションブラーがあるとしつつも高く評価。デバイス越しにスマートフォンを見ても、歪みなどは生じなかったと報告しています。

Brian Tong

YouTuberのBrian Tongさんは、レビュー動画にて、「Apple Vision Pro」でゲーム関連のプレイテストを行いました。

Tongさんは、「Apple Vision Pro」ではiOS向けのゲームが遊べると解説。また、Steam mobileや「Steam Link」を使ってPCと接続すると、同プラットフォームで所有するタイトルもプレイできると説明しています(※なお、詳細な手順などの説明はありませんでした)。コントローラーのBluetooth接続も可能とのこと。

iJustine

iJustineさんは、いくつかの空間(spatial)アプリをプレイしたほか、所有者以外が使用するための“ゲストモードなどを紹介。他ユーザーが使う場合、ハンドトラッキングの再設定が必要なことなどを確認できます。

iJustineは「Apple Vision Pro」について好印象で、「デバイス内では、動画で見るよりもすべてがより鮮明」と総括しています。

(参考)YouTube


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