2019年6月26日、無料のVRデモソフト「Aperture Hand Lab」がSteamでリリースされました。本作は、Valveの3Dパズルゲーム「Portal」を題材にした作品です。ValveのPC向けハイエンドVRヘッドセットIndexでのプレイが想定されています。無料で配信されています。
「Aperture Hand Lab」は、HTC VIVEを始めとするSteamVR対応のVRヘッドセットでも起動は可能ですが、プレイするには「Index」のハンドコントローラー「Valve Index Controllers」が必要となります。
※以下の設定により、Oculus RiftやRift Sに付属するOculus Touchも使用できるようになることが確認されています。
1.ゲームを起動します。
2.SteamVRのメニューを開き「Settings > Controller Binding (もしくは Devices > Configure Controller on desktop)」をクリックします。
3.「Current Application」の下にある「Knux [Testing]」を選択します。
4.「CHG Recommended」というラベルのついている「View」をクリックします。
5.「Select this Binding」を選択します。
注意:「Aperture Hand Lab」を選択しても起動しないため、必ず「Knux [Testing]」を選択しましょう。
コントローラーの特性を生かしたデモ
Indexのハンドコントローラー「Valve Index Controllers」には、5本の指の動きをトラッキングしたり、握り込む強さを再現できる機能が実装されています。「Aperture Hand Lab」は同ハンドコントローラーの特性を生かしたデモとなっており、プレイヤーは人格コアたちが指示するハンドジェスチャーを行っていきます。
Cloudhead Gamesによると、人格コアたちは指示通りのジェスチャー以外の行為(中指を立てるなど)にも反応するとのこと。
Valveが直々にアセットを提供
今回の「Aperture Hand Lab」は、Steamを運営しIndexの製造元であるValve自身がパブリッシャー業務を担当したほか「Portal」シリーズ関連の様々なアセット(音声ファイルを含む)をCloudhead Gamesに提供しました。Valve肝いりのコンテンツと言えそうです。
また米メディアRoad to VRによると、「Portal2」の脚本を担当したValveのライターErik Wolpaw氏とJay Pinkerton氏が「Aperture Hand Lab」のナラティブ部分の監修に携わったとのこと。
(参考)Road to VR
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