アマゾンは、同社の宅配ダンボール表面のQRコードと連動する、スマートフォン向けARアプリ「Amazon Augmented Reality」(iOSとAndroid)をリリースしました。ダウンロードは無料です。
※記事執筆時点では、日本国内ではダウンロードができませんでした。
「Amazon Augmented Reality」は、QRコードが描かれたダンボールと連携することで、様々なARエフェクトを発生させるアプリ。公開された画像や映像からは、側面に描かれたカボチャにラクガキすることで、その絵が飛び出したり、女性が座るダンボールが、端末側では、車として表示されている様子などが確認できます。
ローンチ時には、カボチャを“AR化”する機能のみ利用可能です。ARになったカボチャは、さらにデコレーションすることが可能。なお、カボチャのAR化は、絵を描いた後QRコードをスキャンすることで行えます。
アマゾンは本アプリを、「箱をリサイクルのために捨てるまでに楽しめる機能」と説明。発表によれば、TrueDepth対応iPhoneでは、利用者の顔の動きをトラッキングするとのこと。
2020年10月17日現在、「Amazon Augmented Reality」に対応する宅配ダンボールが、実際に流通しているのかは明らかになっていません。日本国内で“専用ダンボール”を用いた配送が行われるかも不明です。
アマゾンは2020年10月13日から10月14日にかけて、大規模セール、Amazon プライムデーを実施。今回の「Amazon Augmented Reality」のリリースは、大量のダンボールが使用されることを見越した決定なのかもしれません。
(参考)TechCrunch