11月3日、韓国仁川(インチョン)で開催された2018年「リーグ・オブ・レジェンド(LoL)」世界大会決勝戦オープニングセレモニーで、ライブパフォーマンスと一緒に、登場するキャラクターたちが結成するバーチャルK-popグループ「K/DA」が、キレのある歌とダンスを披露しました。
米ゲーム会社ライアットゲームスが運営する「LoL」は、世界的にも有名なマルチプレイオンライン対戦ゲームで、eスポーツタイトルとして知られています。
「K/DA」は、このゲームに登場するキャラクター、アーリ、アカリ、イブリン、カイ=サの4名で構成される女性バーチャルグループです。今回のオープニングセレモニーでは、K-popガールズグループ(G)I-dleのミヨンとソヨン、米女性シンガーのMadison Beer、Jaira Burnsと共演して「K/DA」の楽曲「POP/STAR」のパフォーマンスを行いました。「K/DA」の出演は肉眼では見ることができないものの、ステージ上の巨大スクリーンと公式ライブストリーム上で配信され、観客を沸かせました。
モーションキャプチャーでダンスを記録
今回のパフォーマンスでの4人のキャラクター達の動きは、実際にライブを行ったアーティスト達の動きをモーションキャプチャーで事前に記録しています。ミヨンはアーリ、ソヨンはアカリ、Beerはエブリン、Burnsはカイ=サを担当したとのことです。
アカリを担当したソヨンは、今回のパフォーマンスについて次のようにコメントしています。
モーションキャプチャー中は、アカリになりきって動くことを意識しました。ARとミュージックビデオで映像を見たときに、アカリの動きや顔の表情にとても驚いたのを覚えています。(パフォーミングについては)今回のLoLワールドのオープニングセレモニーでの出演オファーをもらえたことをとても嬉しく思っています!JairaやMadisonはもちろんのこと、ARキャラクター達と共演することを心待ちにしていました。
This is the AR work station in the main control room for #WORLDS2018 finals. These guys are responsible for executing the augmented reality effects we used during Opening Ceremony. pic.twitter.com/Nnwq6g4rl7
— Riot Games (@riotgames) 2018年11月3日
アーリのモーションキャプチャーを行ったミヨンも、以下のようにコメントしています。
一番初めに「POP/STARS」のデモバージョンを聴いて、アーリを見たときに、本当にこのコラボを実現したいと心から思い、もちろん絶対成功できると思っていました。私にとってはモーションキャプチャーはとても新しくて、良い経験でした。アーリが、私のダンスと口の動きをしているのを見たときはとても驚きました。この素晴らしいコラボレーションプロジェクトが開始するにあたって、LoLとアーリについてたくさんのことを学び、実は理解を深めるためにアーリでLoLもプレイしています。
ゲーム×音楽×AR
ライアットゲームスのクリエイティブリーダーを努めるViranda Tantula氏は、米最大の音楽チャートであるビルボードのインタビューでLoLに関して次のように語りました。
私たちはリーグ・オブ・レジェンドとeスポーツ、そして音楽業界はオーバーラップする部分が多いと確信しています。アーティストや作詞作曲家、プロデューサーの所属するクリエイティブスタジオだけでなく、ミュージックレーベルやAR、プロモーションの配信で活躍できるパフォーマーなどを集めた音楽チームを構成するため投資を行ってきました。
ライアットゲームスは今回のパフォーマンスで披露された楽曲「POP/STAR」のオフィシャルミュージックビデオも11月3日に配信し、すでに2,000万回再生を突破しています。
(参考)VRScout
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