AR要素もある、人気のゲーム「ポケモンGO」。いまだにプレイヤー同士の対戦機能は実装されていませんが、海外の学生エンジニアたちが対戦機能を独自に開発した様子が報じられています。
リリースから2年、人気の衰えも
「ポケモンGO」はリリースから2年が経とうとしています。アップデートの頻度は少なく、目立った改善点はないものの、熱心なファンは多数存在しています。
確かに新しいポケモンーが追加されたり、ジムバトルの機能などのアップデートはあります。ただ、ポケモンの交換やプレイヤー同士の通信対戦といった、元となったゲームの大事な特徴は抜け落ちていますし、キャラクターの作り込みやソーシャルVRのような側面はありません。
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ゲームを開発したナイアンティックは対戦機能が追加されることをほのめかしてはいますが、いまだに正式な発表はされていません。そこで、自分たちでこの機能を創り出そうという学生たちが登場しました。
ARKitやARCoreを活用 わざを選んで攻撃
学生の開発者やエンジニアによって作られたこのアプリでは、スマートフォンを使ってプレイヤー同士でポケモンを戦わせることができます。アプリはARKitとARCoreのプラットフォームを活用して作られたとのこと。接続はBluetoothを使っているため、インターネット環境が整っていなくてもプレイが可能です。部屋でも道端でも、スマートフォンさえあれば好きな場所で対戦できます。
公開された動画を見ると、原作のゲームと同じように、“わざ”を選んで攻撃ができるようです。ユーザーはアプリを起動させてBluetoothで近くのプレイヤーを探し、プレイする場所を決めます。バトルで戦わせるポケモンたちを選ぶことも可能です。
公式リリースは困難か
アプリにはまだ改善が必要ということですが、原作の表現に忠実な素晴らしい作品であるという印象を受けます。アプリの一般公開など詳細は不明ですが、著作権の問題を考慮すると、残念ながら公式にリリースされる可能性は低そうです。
発売から2年目の近づく人気ゲームに新たな機能が生まれるのか、ナイアンティックの動向が待たれます。
(参考) VRScout
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