株式会社アルファコードはVRCMS『VRider DIRECT』の販売を本日より開始したことを発表しました。「VRider DIRECT」はすでに朝日新聞社に導入済みで、今後1年間で500件、3年間で15,000件の導入を見込んでいるとのこと。
『VRider DIRECT』は360度動画のアップロードから編集、コンテンツ管理、プレイヤーやアプリの提供までの全てをサポートし、さらに制作した360度動画にハイパーリンクの設置や2Dの静止画と動画の埋め込み、音声、3Dモデルを設置することも可能。同社によれば、これらの機能を1つのサービスで実現したのは世界初とのこと。
また、アップロードから編集までの特徴として、スマホアプリから360度動画をアップロードできること(ビットレートなどは自動で調整)、VRコンテンツの編集をHTC Viveなどを使いVR内の3D空間で直感的に編集作業できることが挙げられます。編集作業がチームで行うことを前提にしており、管理クラウドではユーザー権限を一括管理することもでき、サーバー上には変更履歴も保存されているとのことです。
コンテンツに動画広告を設置することも可能。360度動画の広告にも対応しているとのこと。
360度動画に3Dモデル(fbx形式)を設置するMR機能も。
『VRider DIRECT Readyキャンペーン』として、『VRider DIRECT』の導入企業・団体にHTC ViveとTSUKUMOのVR Ready PC「G-GEAR」を無償で提供するとのこと(キャンペーン期間は1年間)。
対応するVR デバイスはスマホVRデバイスやDaydream、HTC Vive、IDEALENS K2、PlayStation VRなど。1眼モードであればスマホでも視聴可能。
ハイパーリンクや広告、音声、3Dモデルの設置が可能とのことから、ECやメディア、観光、不動産、自治体、健康ヘルスケアなどの多岐に渡る業界のニーズに対応できるとしています。また、VAQSO Inc.社の開発した匂いを感じ取れるVRデバイス「VAQSO VR」と連動していることから、匂いをコンテンツ内に設置することも可能です。
同社の水野代表取締役CEO兼CTOは「VRはまだ特殊な分野で、特に高品質なものを制作しようとすると、特殊な技術や高価なソフトが必要になる。非常に専門的な分野になってしまい、誰でも簡単に制作でき視聴できるツール、制作配信プラットフォームの必要性を感じた」とし、『VRider DIRECT』によって「VRの民主化」の実現を目指すと抱負を述べました。