Metaで「Horizon Worlds」などを手掛ける部門トップ、Vivek Sharma氏が、退職することが分かりました。Sharma氏は自らメディアReutersに明らかにし、Metaの広報も事実を認めました。Sharma氏は退職の理由として「新たなチャレンジ」を挙げていますが、詳細は明らかにしていません。
Horizon WorldsやFacebook Gaming等を世に送り出す
Sharma氏はFacebook時代から5年以上勤続し、これまでFacebook Gaming及びFacebook Marketplace製品に係るヴァイスプレジデントを務めてきました。Horizon部門では、メタバースプラットフォーム「Horizon Worlds」や、VR映像プラットフォーム「Horizon Venues」(2022年6月に「Horizon Worlds」と統合)などをリリースしています。
このたSharma氏の退職に伴い、同氏が率いていたHorizon部門はメタバース部門の直属に変更されるものと思われます。なお、Horizon部門は、バーチャル会議ツールである「Horizon Workrooms」とは別部門の管轄です。
MetaはFacebook等のプロダクトにおける広告収益の鈍化・減収が散見される中、メタバースへの大型投資を継続しており、投資家からはその方針に疑問を投げかけられるケースが散見されます。同社は「Horizon Worlds」のグラフィックアップデートや新ハードウェアの発表を予定しているものの、その道は一筋縄ではいかないようです。
(参考)Reuters