米企業Tundra Labsは、小型かつ軽量のVR向けトラッカー「Tundra Tracker」を発表しました。SteamVRのトラッキングシステムに対応しており、靴や腕、コントローラーなどに取り付けて使用することが想定されています。
小型軽量、新分野での活用狙う
「Tundra Tracker」は、すでに普及しているHTCの「VIVEトラッカー」と比較した場合、サイズを60%小型化、重量を50%に、そして電力消費を50%抑えているとのこと。既存のVIVEトラッカーや、VALVE INDEXのハンドコントローラーと組み合わせて使用することも可能です。
Tundra Labsの創業者Luke Beno氏は、小型化によって「Tundra Tracker」はより広い機器などに装着できるようになる、と説明しています。2021年1月時点では、トラッカーのベース部分の穴に紐やリストバンドを通すことで固定する方式を取っていますが、磁石による固定方式の導入、異なるベースプレートの形状なども検討されています。
クラウドファンディングを実施予定、価格はVIVEトラッカーより安く?
Tundra Labsは、この「Tundra Tracker」のクラウドファンディングを2021年1月から実施する予定。デバイスの価格はVIVEトラッカーの値段(日本では税込12,731円)を“やや下回る額”に設定され、複数購入での割引も行われます。クラウドファンディングでは開発者向けのTundra Trackerに加え、複数のTundra Trackerを1つのUSBでペアリングできる「マルチポートドングル」も用意される予定です。
(Tundra Trackerのマルチポートドングル。VRヘッドセット「VALVE INDEX」の前面スペースに取り付けられるくらいのサイズになる見通し)
(参考)Road to VR
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