Home » この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(2月1日~2月7日)


必見!今週のおすすめVTuber 2020.02.09

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(2月1日~2月7日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)の動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

【安眠】バイノーラルマイクの本領発揮【無駄にバイノーラルとは言わせない】

朝ノ姉妹プロジェクトでアップされたバイノーラル動画は、バイノーラルであることを活かしきった内容。朝ノ瑠璃が右、朝ノ茜が左におり、右と左から囁きかけます。しりとりで。

やってることはただのしりとりなのですが、ささやきバイノーラルにするだけでなぜこんなにもドキドキさせられるのか。これが忍術か。2人が楽しそうに話し合う真ん中に、自分が置かれている感じがたまらない動画です。

2人の歌とダンスのユニゾンが気持ちいいMVもアップされました。声質の違いがいい具合にマッチしています。

【株式会社LONDONBOOTS】奏音きらり事務所所属のご報告

株式会社LONDONBOOTSに、VTuberの奏音きらりが所属しました。所属タレントは田村亮、原宿お手伝い猫のカリィ、そしてVTuber奏音きらり。どういう組み合わせなんだ?と思った人は自己紹介動画を見てください。一発で「なるほど!」と理解できるはずです。「田村亮と同期のVTuber」の爆誕。16歳、トップアイドル目指しています。本気です。
田村亮復帰にあわせての、会社への所属。でも所属タレントが謹慎していた1人しかいない。…なるほど、これはそういう…? バーチャルならこれは、アリ。
少なくとも奏音きらりは今後ちゃんと活動していくようで、のどあめをなめると声が…などの仕組みもあるようです。アニメディアでは活動も開始済み。本当にアイドル目指すガチ活動を行うようになったら、「人間と同じ事務所所属のVTuber」としてユニークなタレントになりそうです。

ひなたが怒りました。

隠神こかげとの共演で二人体制のチャンネルになった猫宮ひなた。今回はこかげがひなたを撮影するカメラワークを活かした、手ブレの生々しさが演出になっている動画になっています。
中身はというと、タイトルの通りひなたが怒るだけ。しかし撮影しているのがこかげなので、怒っている様子の臨場感が半端じゃない。ちっちゃい子ににちょっかいを出して反応を見ているかのような状況を、撮影カメラ視点で見ることができます。
こういう日常のささいな様子をカメラ撮影する体験ができるのも、VTuberならではです。

でびっち、復活と追悼

昨年でびでび・でびるのチャンネルに現れた謎の生主でびっち。一周忌の追悼放送が行われました。
ちょっとややこしいのですが、でびでび・でびるのチャンネルは収益化関連の流れで2つあり、片方はすでにつかっていない、というのを知っておく必要があります。突如一年前現れたでびっちは、配信時に親フラ、彼氏バレなどを繰り返し、コミュを爆破して死亡…というネタとして作られたキャラクターです。でびでび・でびるや他のVTuberのいる世界線とは、重なっていません。なお今回の一周忌追悼配信は新チャンネルで行われています。
新チャンネルでみんなが見ていた生主でびっち追悼配信は、かつてのニコニコ生主の危うすぎるネタが大量に盛り込まれている、あるある型面白配信。架空のキャだからこそ死亡もギャグになっちゃう。
みんなが笑っていたところ、もう片方の放置されていた旧チャンネルから通知が。そこには、当たり前のように生き生きと話すでびっちの姿が…。どういうことだ?

追悼配信39分すぎくらい、でびっちからのスカイプ着信が。でびでび・でびるはでびっちの声を聞いて叫びます。「それはぼくが哀れな人間のオスたちを惑わすためにぼくが作っただけの!」。でびっち配信の方では、でびるに喧嘩凸をしている様子が見られます。
でびでび・でびるが作った嘘として笑っていたはずの「でびっち」が急に生身になった、という都市伝説めいた展開に、追悼放送を見ていた仰天。一方で両方見ていた人は「でびっち」のニコ生喧嘩凸感覚でニヤニヤ。
でびっちが一体何者だったのかは、明言はされていません。でびっちの話を聞くに、時空のずれがあるのではとか(話題が10年前のものになっている)、でびっちは存在しないリスナーに話し続けているのではとか、でびっちとでびるが契約をしたのではないか、など数多く考察があがっていますが、ここは解釈の余地が残されたまま。
一つ言えるのは、一年前のでびっちは「でびるの作ったフィクション」だったにも関わらず、葬儀が行われたことで、生きた背景を持つバーチャルな実在となってしまった、ということ。
メイン・サブチャンネルを駆使しつつ、数多くのVTuberが集結したテクニカルな配信になっています。是非「追悼配信→でびっち配信」の順に見ることをおすすめします。

【神楽めあ×舞元啓介】ついに邂逅!?ドキドキ♡ #地獄のお見合い大作戦 !?【司会:犬山たまき】

VTuber界のハリケーン女子神楽めあと、VTuber界のいじられおじさん舞元啓介が、まさかのお見合い! 2人がお互いの好意を確かめ合うことに…というネタで神楽めあが舞元啓介にひたすら猛アタックする会が開かれました。主催は犬山たまき。地獄空間に仕上がっています。

舞元啓介のことが大好きだと称する神楽めあの、はちゃめちゃな突撃が面白い。それを嫌がることなく受け止めて受け流す舞元啓介の男っぷりよ。ハラハラする展開続きですが、2人の魅力が存分に発揮されており、見終わった後2人のことがより好きになる楽しい配信です。ただ大空スバル因幡はねるしぐれういの三人のお祝いメッセージのシーンの時だけは、舞元啓介の気持ちに共感して胃が痛くなること間違いなし。

【オウム返し】天音かなた、オウムになったら即終了【天音かなた&角巻わため/ホロライブ4期生】

ソロトークは流暢でとても楽しいけれども、誰かとのコラボになるとつい同じ発言をオウム返しする癖がある、と言われたホロライブ天音かなた。ここで角巻わためと2人で考えました。オウム返しになったら即終了の配信をやってみよう、と。さすがに意識したら、オウムにはならないはず!
結果は御覧ください。あまりにも弱々すぎる。これぞ4期生のPP天使。しばしば「負けヒロイン」と言われる彼女の魅力でもあります。

https://www.youtube.com/watch?v=-PLMiuGD80g

角巻わためは早朝5時50分から「わためのうた」という歌番組を行っております。歌は一発どりであるがゆえに、彼女の歌唱力の高さが一層強く感じられるものになっています。ここから桐生ココの「あさココ」に自然に流れていく番組連携感が素晴らしい。早朝のホロライブ、クオリティ激高で目が覚めるほど熱いです。

【#桐生ココ】あさココLIVEニュース!2月3日【#ココここ】

https://www.youtube.com/watch?v=-DlXxPiDEWk

早朝6時から平日週五で行われている「あさココ」は、桐生ココがホロライブ内外のニュースを時にネタっぽく、時に真剣に語るニュース番組。構成がエンタメ的にもニュース番組的にも取れる巧みな作りで、毒舌も交えつつホロライブメンバーの魅力をぐっと引き立てる内容になっています。
是非見てほしいのは2月3日。収益化停止したホロライブメンバーについて、海外YouTuberのThe Quartering氏が発言、YouTubeに働きかけたところ、公式が反応してホロライブメンバーの収益化が一斉に復活する、という大きな動きがありました。これを「あさココ」でも特集。それどころかThe Quartering氏に独占コメントをもらう、という非常に貴重なVTRを披露しました。

「あさココ」では尖ったネタのパロディCMなども流れます。これもホロライブメンバーが積極的に楽しみながら協力体制を組んでおり、多数友情出演しています。ニュースもホロライブを知らない人でも楽しめるよう、きれいにネタ化。そのライバーを見たくなるような紹介が次々流れます。
毎朝やるにはあまりにも手の混んだクオリティ。早朝6時に2万人の同接数を誇るという凄まじい番組に成長中です。20分で絶対終わる構成も素晴らしい。今年のVTuberを語る上で絶対欠かせない番組です。

【#Vのかま騒ぎ】バ美肉おじさんVtuber編 / 兎鞠まり/魔王マグロナ/伊東ライフ/日ノ森あんず/犬山たまき【因幡はねる / あにまーれ】

因幡はねるが頻繁に開催している、あるテーマを元にしたVTuberが集まり赤裸々に語り合う人気シリーズ「Vのから騒ぎ」。今までは「顔”は”いいVTuber」など女性が多かったのですが、今回は「Vのかま騒ぎ」と題して、みんな待望のバ美肉おじさん特集。魔王マグロナ兎鞠まり日ノ森あんずなど錚々たるメンバーが集結。それにプラスして女性の身体を手に入れた漫画家伊東ライフ、男の娘VTuberの犬山たまきが参加というカオスなメンバー。ここで生々しい話をさせたら面白くないわけがない。
「グサッときた一言」では兎鞠まりが「童貞なの?」とセクハラされた件や(したのは因幡はねる)、「一日に3~6時間おこえの調整に費やしている」という強烈な努力話を漏らすマグロナ、「甘いものを食べると胃もたれするようになった」という日ノ森あんずのおじさんエピソードなど、性の入れ替わりがシッチャカメッチャカで混沌としているのがなかなかバーチャルで楽しい。バ美肉ワールドの混沌たる部分を楽しんじゃおう。

Sweet Devil / 緑仙 with 加賀美ハヤト、夢追翔

緑仙加賀美ハヤト夢追翔のユニット「le jouet(ル・ジュエ)」。今回は緑仙を中心に加賀美ハヤトと夢追翔が支えるスタイルの曲の構成になっています。緑仙は性別不詳の人物。男性か女性かわからない緑仙。普段はそれを生かして男女両方になれる自分を自由に描いているのですが、今回はセクシーさ全振り。自らの歌唱力を生かして艶かしくもいたずらっぽい緑仙の歌声を、2人の成人男性のボーカルがコーラスで支えます。その姿は、まるで麗人と二匹の懐いた犬のよう。
緑仙は男性や女性に固定することで性のフィルターをかけるよりも、どちらでもないことで男女ともに魅力を伝えたいと考えるVTuber(無性ではなく、実際の性別はあるようです)。le jouetの活動は特にアイドル的に意図的に強調されているので、ユニットとしての見ごたえも抜群。心を掴んできます。

女性的な部分、男性的な部分の色気に振った曲の変幻自在さも魅力。性別を超越しつつ性を感じさせるのが、VTuber緑仙です。

yurei – Nowhere –

独特な謎多き世界観と、儚げな少女のビジュアル、ウィスパーボイスで人気上昇中の終末少女Nowhere(ノウェア)のオリジナルラップソングが登場。
廃墟広がる中、目覚めた少女ノウェア。彼女が聞いたのは知らない世界の知らない曲。それがラップとの出会い。今回は彼女が考えたラップの初披露になる…という物語の一部としての歌になります。
タイトルのように幽霊やゴーストを自分になぞらえながら、生きるために自らを殺していく様子を歌うやりきれない歌詞。消え入りそうな静かで美しい歌声が、ドキッとするパンチラインを打ってくる。新世代VTuberラッパー、是非他のストーリー動画とあわせてご覧ください。

点描の唄 / Mrs. GREEN APPLE (feat.井上苑子) covered by おめがシスターズ

おめがシスターズは歌に力強さがあって、とてもうまい。2人ユニットだからこそできるハーモニーは自己紹介の動画アップ時から売りになっており、いまだにそのクオリティは高く評価され続けています。
そんな中アップされた今回の動画は、目をつぶって聞けば、そのクオリティの高さに圧倒されるはずです。そう、目をつぶって聞けば。

おめシスはふざけないと死んでしまう病気のようで、MVがトンチンカンな状態になっているため、目を開いて動画を見ると、その映像が頭に残りすぎて、曲がわからなくなります。これが、おめシスなんだなあ。
ふざけない唄、ふざけすぎたMV。このおめシスワールドは唯一無二のものなので、是非チェックしてください。

いかないで /covered by 黒井しば

黒井しばは、にじさんじでは珍しいまんま犬のVTuber。歌った「いかないで」は一般的には恋人との距離を感じさせる歌ですが、しばが思いを込めて歌ったことで、人間と犬の別れの空気感漂うメロディーになりました。動画ではしばが最初と最後に登場しますが、本編は知らない犬と人間のコミュニケーション、別離の様子が見られます。
「遠くへと消えていく ぼくを置いてって」の歌詞が、同じ歩調で歩めない犬と人間の関係を想起させます。犬本人が歌うことで、寂寥感を感じさせつつ、今の明るい姿と重ね合わせてしまう。バーチャルな犬の存在を訴えてくるかのような作品です。

過去のおすすめ記事はこちらから:
必見!今週のおすすめVTuber


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード