2018年2月にはダウンロード数が300万を達成するなど、盛り上がりを見せるソーシャルVRアプリ「VRChat」。大きな特徴として3Dモデルデータを読み込ませることで自分のアバターとして使用でき、自分のアバターでVR空間で他のユーザーと会話をしたり、一緒にゲームを遊んだりすることが可能です。
本記事では、2018年9月1日現在、販売・配布されている3Dモデルの中から「VRChat」で利用できる15点のモデルを紹介します。
「VRChat」とは
「VRChat」で利用できるアバターを紹介、VTuber活動で利用できるものも
「VRChat」とは
「VRChat」は、ネットワーク上で多人数でコミュニケーションが取れる、ソーシャルVRアプリです。ソーシャルVRでは、モーションコントローラーを用いて身振りや手ぶりで伝えることができます。そのため、通話やウェブカメラを用いた通話などとは違い、あたかもVR空間の中にいるキャラクターになりきった気分になることができます(VRヘッドセットを所持していない人はPCモニターを用いたデスクトップモードで遊ぶこともできます)。
「VRChat」の導入方法や準備などの紹介記事はこちらです。
また、「VRChat」はユーザーが制作した3Dモデルをアバターとして利用できるほか、自分の好きなワールドを作ることもできます。これまでに、ユーザーが描いた絵を展示するバーチャル美術館「VMuseum」や、スタジオを製作してVRに関する情報を提供するニュース番組「V-TV」など、さまざまなワールドが作られています。
「VRChat」で利用できるアバターを紹介、VTuber活動で利用できるものも
本記事で紹介する3Dモデルには、「VRChat」でアバターとして使用する以外に、バーチャルYouTuber(バーチャルユーチューバー・VTuber)としての活動にも利用できるモデルが含まれています。
それぞれ利用が可能かどうか、金銭報酬が発生しうるものへの使用許可、および利用規約や禁止事項については各販売・配布サイトに記載されていますので、事前にチェックしましょう。
「クレリック」/ぽんでろ氏
ぽんでろ氏が制作した小柄な聖職者の「クレリック」。VRChat向けに制作されており、6種類の表情アニメーションがデフォルトで用意されています。また、耳と杖のアクセサリーがセット付属されています。価格は3,000円(税込)。非常にかわいらしいモデルです。
こちらのモデルは、VTuberとしての活動にも利用可能です。利用規約の詳細や販売サイトはこちらです。
「フェンサー」/ぽんでろ氏
こちらも上記と同じくぽんでろ氏による女剣士「フェンサー」。「クレリック」同様に5種類の表情アニメーションがデフォルトで用意されています。また、フェンサーにはアニメーション付きの剣が同梱されています。価格は3,000円(税込)です。
こちらのモデルもVTuberとしての活動に利用可能です。利用規約の詳細や販売サイトはこちらです。
「Shaclo -シャーロ-」/⊿S.I.N
戸森ひかげ氏が販売する「Shaclo -シャーロ-」。VRChatなどのアプリケーションやゲーム、動画配信に利用することが可能です。表情アニメーション数種類と足元まで伸びる「RAY MUFFLER -レイマフラー-」(単品でも購入可)が同梱されています。価格は3,000円(税込)。ポリゴン数は18,000、アイトラッキングも付属しています。
こちらのモデルは、バーチャルYouTuberとしての活動に利用可能です。利用規約の詳細や販売サイトはこちらです。
「いちごうさぎ」/こまど氏
こまど氏が制作する「いちごうさぎ」は主にVRChatでの使用が想定されており、営利・非営利問わず利用することが可能です。うさぎ耳が可愛らしく、数種類の表情アニメーションが同梱されています。価格は3,500円(税込)。
こちらのモデルは、「作者名:こまど 、Twitter:@komado_vrc」とクレジット記載をすることで、バーチャルYouTuberとしての活動に利用可能です。利用規約の詳細や販売サイトはこちらです。
「キッシュ」/muta氏
muta氏が制作する「キッシュ」は、VRChatなどのアプリやゲーム、アニメーションに使用することが許可されています。ねこ耳をイメージさせる帽子としっぽのアクセサリーが特徴的です。価格は5,000円(税込)。
こちらのモデルは、利用規約にてバーチャルYouTuberとしての活動が認められています。利用規約の詳細や販売サイトはこちらです。
「ドラコちゃん」/ひばフレ氏
ひばフレ氏が制作する「ドラコちゃん」は、VRChatでの利用が想定されています。Boothでの価格は1,000円(税込)。本モデルは無料配布も行われており、Booth側は投げ銭的な意味合いとのこと。
こちらのモデルは利用規約に従う場合、バーチャルYouTuberなどVRChat以外での使用が許可されています。利用規約の詳細や販売サイトはこちらです。
「フェーヤ」/ひばフレ氏
上記と同じく、ひばフレ氏が制作する「フェーヤ」。また、表情アニメーションが数種類とモーフでさらに表情を作ることができます。価格は1,500円(税込)。
こちらのモデルも利用規約に従っている場合、バーチャルYouTuberなどVRChat以外での使用が許可されています。利用規約の詳細や販売サイトはこちらです。
「ゆきたまちゃん」/ゆきのみたま氏
ゆきのみたま氏が制作する巫女装束の「ゆきたまちゃん」はVRChatでアバターとして使用することができます。また、表情モーフ、リップシンクなどにも対応しています。価格は3,000円(税込)。利用規約の詳細や販売サイトはこちらです。
「AngelicaChinaSuit」/心優しき坊主氏
心優しき坊主氏が制作する「AngelicaChinaSuit」VRChat向け3Dモデルです。目や眉、口など数種類の表情パーツに加え、衣装「ChinaSuit」がセットで同梱されています(単品でも購入可)。価格は3,500円(税込)。
こちらのモデルは、VRChatをメインとした動画などへの使用は許可されています。利用規約の詳細や販売サイトはこちらです。
「フォシーユ」/なご氏
なご氏が制作する「フォシーユ」は主にVRChatアバターとしての利用を想定した3Dモデルです。13種類の表情アニメーションと人間バージョンのモデルが同梱されています。価格は2,500円(税込)。
こちらのモデルは、VRChat以外の用途にも、商用・非商用を問わず利用することが可能です。また、バーチャルYouTuberとしての活動に利用することもできます。利用規約の詳細や販売サイトはこちらです。
「ちよ」/オオカナダモ氏
オオカナダモ氏が制作する「ちよ」は主にVRChatでの使用を想定した3Dモデルです。表情アニメーションや、袖揺れ物用のボーン(髪・スカート・袖・耳・帯)が同梱されています。価格は2,500円(税込)。
こちらのモデルは、個人や法人問わず本データの非営利・営利目的の使用が許可されています。また、バーチャルYouTuberとして利用することも可能です。利用規約の詳細や販売サイトはこちらです。
「ヴァレンタイン/VT-214」/たけのこ公国
たけのこ公国が販売する「ヴァレンタイン/VT-214」は、VRChatでの使用を想定した3Dモデルです。笑いや怒り、ジト目など7種類の表情アニメーションが同梱されています。価格は2,000円(税込)。利用規約の詳細や販売サイトはこちらです。
「はぴねこ」/うどん猫氏
うどん猫氏が制作する「はぴねこ」はVRChatのアバターとして利用することが可能です。ハーピィと猫の擬人化である「はぴねこ」は、2018年8月31日現在、UnityAssetStoreで無料配布が行われています。再販、再配布や制作者に不利益が出る使用は禁止されています。
こちらのモデルは、バーチャルYouTuberとしての活動に利用可能です。利用する場合は、作者である、うどん猫氏の明示と利用の連絡(どんな活動をしているか見たい)が欲しいとのことです。
「すらねこ」/うどん猫氏
上記と同じく、うどん猫氏が制作する「すらねこ」。ねこ耳の付いたスライム娘である「すらねこ」も2018年8月31日現在、UnityAssetStoreで無料配布が行われています。再販、再配布や制作者に不利益が出る使用は禁止されています。
こちらのモデルもバーチャルYouTuberとしての活動に利用可能です。利用する場合は、作者である、うどん猫氏の明示と利用の連絡(どんな活動をしているか見たい)が欲しいとのことです。
「誰でももふもふけもみみセット」/クーテトラ氏
クーテトラ氏が制作する「誰でももふもふけもみみセット」は、VRChatなどで頭にセットすることで、けもみみを装着できる3Dモデルです。価格は無料。
こちらのモデルは、バーチャルYouTuberとしての活動に利用可能です。利用規約の詳細や販売サイトはこちらです。