東京・新宿の歌舞伎町に2017年7月14日からオープンするVRエンターテインメント施設「VR ZONE SHINJUKU」。2016年に半年間限定でお台場で実験的な運営を続け話題を集めたバンダイナムコエンターテインメントの施設「VR ZONE Project i Can」が新宿に本格的に復活することになります。
「VR ZONE SHINJUKU」のレビュー・口コミは、日本全国のVR体験施設の検索・口コミサイト「Taiken.tv」にも掲載されています。
https://taiken.tv/facilities/2VR ZONE SHINJUKUは、新宿・歌舞伎町のミラノ座跡地に建設される広大な施設です。2階建てで総床面積が1,100坪となります。
最先端のVR技術と独自の体感マシンを組み合わせ、これまでのアトラクションやVR体験とは一線を画する没入感と現実感を生み出します。バンダイナムコが保有する様々なアニメ作品などと組み合わせたものもあり、合計15の体験に加え、プロジェクションマッピングや食事などさまざまな設備が用意。VRではない体験もあるため、全ての年齢で楽しめる施設になっています。
本記事ではVR ZONE SHINJUKUで何が体験できるのか、そして料金や体験方法などVR ZONE SHINJUKUの全てを紹介します。
1.場所、営業時間
2.予約、料金、年齢制限、利用制限
3.内部の様子
4.各アクティビティの紹介
5.食事もできる飲食エリア「GLAMPER’S 」
施設PV
※なお、本記事は6月13日に開催されたVR ZONE SHINJUKUの発表会で公開された情報、公式サイトに掲載されている情報、さらに先行体験できた内容やヒアリング内容を元にまとめたものになります。7月14日のオープン後、現地レポートも交え随時更新していきます。
1.場所、営業時間
場所
VR ZONE SHINJUKUは、JR新宿駅から徒歩5分程度の歌舞伎町の東端にあります。西武新宿駅からは徒歩2分ほど。旧ミラノ座跡地にあります。
VR ZONE SHINJUKUは、2階建ての大きな建物になります。夜間はプロジェクションマッピングでライトアップされます。
夜の外観。パックマンのプロジェクションマッピングなど様々な投影が行われる
営業時間
VR ZONE SHINJUKUの営業時間は10時から22時。最終入場時間は21時となっています。
2.予約、料金、年齢制限、利用制限
予約
VR ZONE SHINJUKUは入場日時予約制となっています。入場するには公式サイトもしくは専用アプリでWeb予約が必要です。
予約方法はこちらの記事で詳しく解説しています。
新宿のVR ZONE SHINJUKU、チケット購入・予約方法
予約は入場開始時間のみ指定となり、入場後は何時間滞在していても問題ありません。
予約の時間帯は10時から20時まで、1時間ごとです。
料金
VR ZONE SHINJUKUの料金システムは「1day4チケットセット」が基本セットとなります。「1day4チケットセット」は、入場料と4つのVRアクティビティのチケットがセットになったもので、税込で4,400円です。
4つのVRアクティビティは以下の各色のVRアクティビティを1つずつ体験することが可能です。
ほかにも入場料だけ、各アクティビティだけのチケットなどがあります。
料金体系は以下の通りです。
種類 |
購入方法 |
価格(税込) |
1day4チケットセット |
事前WEB販売 |
4,400円 |
近未来制圧戦アリーナ 攻殻機動隊ARISE Stealth Hounds当日チケット |
当日有人窓口販売 |
2,800円 |
入場券チケット大人(13歳以上) |
当日有人窓口販売 |
800円 |
入場券チケットこども(6~12歳) |
500円 |
|
VRアクティビティ単券 |
1,200円 |
|
パニックキューブ当日チケット |
当日自販機販売 |
1,000円 |
トラップクライミング当日チケット |
1,000円 |
|
ナイアガラドロップ当日チケット |
1,000円 |
|
エクスプレスチケット |
1,000円 |
※小学生未満(6歳未満)の方は無料です。
年齢制限、利用制限
VR ZONE SHINJUKUでは、入場時の年齢制限は設けられていません。しかし、施設内では、13歳未満の方はVRアクティビティは体験できない、とされています。
年齢ごとの料金、体験できる内容を整理すると以下のとおりです。
年齢 |
入場料金 |
体験内容 |
13歳以上 |
1day4チケットセット:4,400円 |
VRを含む全アクティビティを体験可能 |
6~12歳 |
入場券チケットこども:500円 |
VRアクティビティを除くアクティビティを体験 |
5歳以下 |
入場無料 |
VRアクティビティを除くアクティビティを体験 |
また各アクティビティごとに、お子様連れの方や身体の不自由な方には利用制限が設けられている場合があります。詳細はVR ZONE SHINJUKUの公式サイトの利用制限をご確認ください。
3.内部の様子
VR ZONE SHINJUKUは2階建てです。1Fのエントランスを潜った先には、プロジェクションマッピングが広がり、手を伸ばして触れると花が咲くインタラクティブな仕掛けもあります。
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プロジェクションマッピングに触れると花が広がります。
1Fエントランスをくぐった様子。吹き抜けになっています。フィールドVRアクティビティやVRではない通常のアクティビディなどが設置。VRアクティビティは2Fに集中しています。
2Fには各VRアクティビティが並びます。
4.各アクティビティの紹介
VR ZONEのコンセプトは「さあ、取り乱せ」。VR ZONEを運営するコヤ所長によれば、“思わず大きな声を出して取り乱してしまう体験”と“あこがれの世界に行って取り乱す体験”の2系統の「取り乱す」体験を用意したとのこと。
VR ZONE SHINJUKUでは、合計15のアクティビティが体験できます。大きく以下の3種類に分かれますので紹介していきます。
・VRアクティビティ:VRゴーグル(HTC Vive)を使う。12の体験が可能。
・フィールドVRアクティビティ:VRゴーグル(HTC Vive)とバックパックPC(VR One)を使って自由に歩き回る。1つ実装。
・アクティビティ:VRゴーグルを使わない
RED Ticket
極限度胸試し ハネチャリ
足こぎグライダー「ハネチャリ」に乗り込み、雄大な大自然の中を自由に飛行する体験です。専用体感マシンにより、本当に風を感じながら、スリルと緊張感のある人力飛行体験が可能です。同時に4名でプレイ。
体験レポートはこちら
「はーい、そこから落ちてください!」ボロボロ人力飛行機で空中散歩 VR ZONEの新VR体験『ハネチャリ』
恐竜サバイバル体験絶望ジャングル
体験動画はこちらのページから
あえてB級映画のような雰囲気を出したという本体験は、恐竜が棲息すると言われる禁断のジャングルでのサバイバルを体験するというもの。「恐怖!人間踊り喰い!!」というキャッチコピーが笑いを誘いつつ、VRで再現されていることに背筋が寒くなります。最大4名でスクーター型の筐体で体験します。
ホラー実体験室 脱出病棟Ω(オメガ)
2~4人で同時に体験するホラー体験。車椅子に乗って廃病院から脱出するというもの。振動する椅子に一人ずつ座ります。最大のポイントは、恐怖の連鎖。各体験者を待ち構える恐怖は時間差で仕掛けられていることも多く、「何か出そう…いや出るでしょ…」と進んでいると耳元から他の体験者の絶叫が聴こえてきて、ビクッとなった瞬間に自分の目の前にも恐怖が迫って悲鳴を上げる、そんな展開の連続が待ち構えています。
YELLOW Ticket
マリオカート アーケードグランプリ VR
紹介動画はこちらのページから
任天堂の人気レースゲームのアーケード版『マリオカート アーケードグランプリ』が、VRに登場。プレイヤーはカートに乗ってレースを体験します。同時プレイ人数は4名。
コースにはマリオカートならではの仕掛けがあり、巨大なパックンフラワーやドッスンをかわし、崖から大ジャンプします。並走するクッパやワリオが邪魔してくることも。 そのほかカイトを使って空中を滑空したり、おなじみのアイテムは風船にぶら下がっているものを手で掴み、実際に手を動かして使います。
ミドリこうらは手で掴んで前や後ろに投げつけたり、ハンマーは振り回したり。ワイワイ楽しみながらスリリングでハンドルさばきも問われるリアルな対戦が楽しめます。
体験レポートはこちら
甲羅は手で掴んで投げるもの VR ZONEに登場予定の新作『マリカーVR』
極限度胸試し 高所恐怖SHOW
地上200mの高さで木の板の先端にいる子猫を救出します。実際に床に渡された木の板の上に乗り、手と足に装置をつけ、動きを認識された状態で体験します。
VRの中でエレベーターに乗り、地上200mで扉が開いた瞬間、風を感じます。そして、足を踏み出すと木の板があります。板がぐらつくため、感じる緊張感はかなりのもの。
VR-ATシミュレーター 装甲騎兵ボトムズ バトリング野郎
アニメ「装甲騎兵ボトムズ」に登場する人型兵器アーマードトルーパーに乗り込み体験者同士で対戦をするというもの。どちらか破壊され勝負がつくか時間切れになるまで戦うのを計2回行い、2勝するか1勝してもう一戦は引き分けになると勝利、1勝ずつ又は二回戦とも時間切れになってしまった場合は引き分けとなります。
体験レポはこちら
【体験レポ】VR ZONE、原作に忠実なボトムズとステージからライブを盛り上げる新感覚
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BLUE Ticket
ドラゴンボールVR秘伝かめはめ波
ドラゴンボールの世界で「かめはめ波」の凄さを全身で体感する事ができるコンテンツとのこと。悟空直々に修業をつけてもらい、かめはめ波を習得。習得したかめはめ波で仲間とバトルします。同時プレイ人数は4名。
「ドラゴンボールを実際に撃ったらどうなるかを追求した」(コヤ所長)とのことで、かめはめ波の発射プロセスは特に入念に再現したそうです。かめはめ波をためていくと、床が揺れ、空気が震え、小石が浮かび上がってくるシーンも再現。発射の方向は体験者のポーズ次第とのことで、ちゃんと思い通りの方向に飛ばすには注意が必要そうです。最大まで溜めると直径は4mほど、地面が削れていくため、「恐れすら感じる」(VR ZONE タミヤ室長)くらいの出来になっているとのこと。
また「VR仙豆(別売)」を持って参加する事で、実際にピンチのときに仙豆を食べたときの展開も用意されているそうです。
VR ZONEでの体験レポートはこちらをご覧ください。
かめはめ波を撃つには修行から VR ZONE『ドラゴンボールVR 秘伝かめはめ波』攻略レポ
エヴァンゲリオンVR THE 魂の座:暴走
VRで「エヴァンゲリオン」の操縦体験ができるアクティビティも設置されます。エントリープラグ内部のコクピット(魂の座)を再現したマシンに乗り込み、エヴァを操るスケール感を体験できます。VR ZONE SHINJUKUの開設当時、同時に体験できる人数が3名までとなっていましたが、2017年末のアップデートで4人での同時体験が可能になりました。
第3新東京市に第10の使徒が襲来し、仲間とエヴァ3機で、活動限界までに殲滅する内容となっています。LCL注水、A10神経接続、シンクロ率計測といったエヴァの発進シークエンスから、使徒との激闘までを体感できます。エヴァのパイロットに実際になったらどうなるのか、徹底的に考え抜いているとのこと、「使徒に対峙するとパニックになり、使徒の目が光ると“終わった”と思う」(タミヤ室長)と、想像以上にリアルな戦いが体験できるようです。爆発の中の十字架など、細部にもこだわっているのでファンでもファンでなくても満足できる体験に仕上っているようです。
前半部分の体験レポートはこちらをご覧ください。
【先行体験レポ】君は最強の使徒と対峙して逃げずに戦えるのか?期待大の『エヴァンゲリオンVR The 魂の座』
VR ZONEでの体験レポートはこちらをご覧ください。
劇場版エヴァの聖地「新宿ミラノ座」跡地にて、20年越しでエヴァに搭乗!VR ZONE『エヴァVR』
また、アップデート版の体験レポートはこちらです。
「暴走」の名の通りの体験を VR ZONEのエヴァVRがバージョンアップ
ガンダムVRダイバ強襲
ガンダムの手にしがみつき、実物大のモビルスーツ同士の迫力ある戦いを間近で体験するものとなります。公式サイトでのアナウンスによると、現実のお台場を舞台とし、巨体がぶつかり合う衝撃、強烈な地響き、眼前でほとばしる熱、全てを再現する専用体感マシンで、その場に居合わせる臨場感を全身で体感できます。
GREEN Ticket
釣りVR GIJIESTA
大自然の中でルアーフィッシングを体験できるVRアクティビティ。釣りのためのリールを再現した専用のコントローラーを使い、暴れる魚とのリアルな駆け引きを楽しめます。
VR ZONEのコヤ所長は「このために釣りに通った」とのこと。リールの振動なども特殊な機構を使い、繊細な動きまで再現しているとのこと。リアルな釣り体験に期待したいところです。
VRシネマティック アトラクション アーガイルシフト
ロボットのパイロットになり、ナビゲートしてくれる美少女とともに、訓練中に敵の強襲を受けて戦うというまるでロボットアニメのような体験ができるもの。「巨大ロボットの操縦席に座る」、「美少女が常にそばにいてエスコートしてくれる」というロマンが詰め込まれた体験です。
急滑降体感機スキーロデオ
山の斜面をスキーで下っていく体験です。実際に膝を曲げ、右に左に重心を傾けながら滑っていきます。スキーのシミュレーションに使う筐体を使っているほか、通風装置により実際に風を切っている感覚があるため、まるで本当に山の斜面を駆け抜けているような体験ができます。
フィールドVRアクティビティ
近未来制圧戦アリーナ 攻殻機動隊ARISE Stealth Hounds
「音が見える 姿が消える」というキャッチフレーズとなる『攻殻機動隊』の新作VR体験。空間を自由に動き回り敵を撃つチーム対戦型体験とのこと。
草薙素子が召集した特殊部隊のルーキーとして、テロリスト集団の制圧に参加するという内容です。20m×12mのアリーナに多人数の全身モーションキャプチャシステムを構築。 最大で4vs4、計8名の参加者によるチームバトルが可能。 光学迷彩、義体、電脳化。攻殻機動隊に登場するテクノロジーを活用した近未来戦闘を体験できます。このアクティビティだけは、個別にチケットを購入する必要があります。体験したい方はご注意を。
体験レポートはこちらです。
【体験レポ】光学迷彩を使ったステルス戦に大興奮!VR ZONE『攻殻機動隊』
アクティビティ
ここからは、VRゴーグルを使用しない全年齢対象のアクティビティを紹介します。
巨大風船爆発ルーム PANIC CUBE
狭い牢屋に閉じ込められ、部屋いっぱいに膨らむ本物の巨大風船に押しつぶされながら、仲間と協力してミッションクリアを目指す体験です。
制限時間内にすべてのミッションをクリアしなければいけないとのこと。公式サイトの注意書きには、「本アクティビティは本物の巨大風船を使用するため大きな音が発生します。心臓の弱い方、聴覚に障害をお持ちの方は体験をご遠慮ください。」との記述があり、嫌でも緊張感が高まります。
バーチャルリゾートアクティビティートラップクライミング/ナイアガラドロップ
7m級のクライミングウォールと巨大スライダーにプロジェクションマッピングで大自然を再現したもの。岩場を登っていく「トラップクライミング」と垂直90度のスライダー「ナイアガラドロップ」の2つのアクティビティが一体になっています。
トラップクライミングは、「落とす気満々」(コヤ所長)に設計されているとのことで。壁の穴から突然空気が噴出するなどの仕掛けが満載です。
5.食事もできる飲食エリア「GLAMPER’S 」
VR ZONE SHINJUKUでは食事のできる飲食コーナーが設けられます。VR ZONE SHINJUKUのためにメニュー開発されたオリジナルの食事を楽しめるとのこと。食のエンターテイメントにもこだわっているようです。
メニューは近日公開予定とのこと。
VR ZONE SHINJUKUは、全年齢で楽しめる施設となっており、VRもVR以外のアクティビティ、そして食事まで用意されています。7月14日のオープンが楽しみですね。
日本全国のVR体験施設の検索・口コミサイト「Taiken.tv」はこちら
https://taiken.tv/facilities/2