現実を認識して歩けるiPhone用VR/MRヘッドセット「BRIDGE」 価格は400ドル

12月9日、Occipital社はiPhoneとディプスセンサー「Structure Sensor」を組み合わせて使用するVR/MRヘッドマウントディスプレイ「BRIDGE」を発表しました。Explorer Editionは個数限定で予約を開始しており12月16日より発送を予定しています。

https://www.youtube.com/watch?v=Iys8yo0sjYg

Occipital社とは

Occipital社はiPhoneに取り付けて使用するディプスセンサー「Structure Sensor」を開発、発売しています。Structure Sensorは、SDKも公開しており、3Dスキャンアプリケーションや、VR/ARなどのポジショナルトラッキングに使用できます。Occipital社自身も、インテリアデザイナーや建築関係者向けに部屋の3Dスキャンの結果からCADデータを作成するサービス「CANVAS」を展開しています。

BRIDGE

BRIDGEは、今までにStructure Sensorで培われた技術を用いて開発されたiPhone 6, 6S, 7向けのVR/MRヘッドセットシステムです。BRIDGEには、専用のヘッドセット、Structure Sensor、Bluetoothコントローラー、BRIDGE Engineが含まれています。また、iPhoneのカメラに取り付ける専用の広角レンズも同梱されていて、画角を120度まで広げています。

BRIDGE Engineは、MR(Mixed Reality)の環境を構築するための空間マップの作成と、ポジショントラッキング用のライブラリで構成されていて、Unity(VRのみ)とiOSのSceneKit(MR/VR対応)に対応しています。

デモでは、マスコットキャラ「BRIDGET」と共に現実の壁やソファとのインタラクションを体験できます。

iPhoneでトラッキングとレンダリングを同時に処理しているため、処理負荷が気になりますが、以前公開された動画によると、マップ作成時のみにStructure Sensorを使い、トラッキング時にはiPhoneのカメラのみでトラッキングを行っています。ただし、トラッキングをカメラで行わないとしてもiPhoneで高負荷なVRコンテンツを再生するには処理能力不足ということもあり、「BRIDGE」がどこまで快適な体験を実現できるのか、実物を体験してみたいところです。

https://www.youtube.com/watch?v=NWJwF5IDeqI

BRIDGEのスペック

BRIDGEのスペックは以下の通りです。

・ディプス検出範囲:40cmから3.5+m
・フレームレート:30-60FPS
・解像度(ディプスセンサー):640×480
・精度:実距離の1%(代表値)
・連続使用時間:3-4時間(iPhoneのバッテリーは使用せず)
・対応デバイス:iPhone 6、6S、7

機能的にはGoogleの提供するAR技術Tangoと同じ部分もありますが、ヘッドセットとして提供される点とが売りとなっています。

(参考)

BRIDGE – (英語)

https://bridge.occipital.com/

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この記事を書いた人

  • あつぽん

    日本でMRシステムの開発に携わった後アメリカへ渡り、VR/MRシステムを企業へ導入するための検討・開発に従事。現在は日本在住。

    人間の能力そのものを拡張させるテクノロジー「ヒューマンオーグメンテーション」のコンセプトに惹かれ、その界隈の動向に強い関心を持っています。その中で実用化フェーズにあるVR/MRの盛り上がりをより広い範囲へわかりやすく伝えていきたいと思っています。

    Twitter:@atupon

    Blog:http://nybiboroku.info/

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