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ゲーム・アプリ 2021.03.05

【たまらん…】アニメの世界を忠実再現したVR版「ゆるキャン△」に感動

3月4日(木)に発売されたバーチャルキャンプアドベンチャーゲーム「ゆるキャン△ VIRTUAL CAMP ~本栖湖編~」。人気コミック「ゆるキャン△」がバーチャル化され、おなじみのキャラクターとキャンプを楽しめる作品です。

「バーチャル」となっていますが、VRヘッドセット以外のデバイスでもプレイ可能です。スマートフォン(Android/iOS)とNintendo Switch、PlayStation4でも遊べます。VRで遊ぶ場合は、VRゴーグルToy-Con、PSVR、SteamVR(Oculus Rift、HTC Vive、Valve Index)、Oculus Questのいずれかが必要となります。

本記事では、この「ゆるキャン△ VIRTUAL CAMP ~本栖湖編~」を紹介。VR(HTC Vive)で実際に体験した感想をまとめました。

まるでアニメ本編!? なでしこ目線で楽しむ本栖湖キャンプ

タイトル画面からゲーム本編を開始すると、「ゆるキャン△」の主人公、「各務原なでしこ」と「志摩リン」の2人の会話が始まります。原作コミックでもアニメでもおなじみの、LINEを使ったゆるーい会話。もちろん、声優さんによるフルボイスです。

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シーンが切り替わると、そこは本栖湖。穏やかな波音や鳥のさえずり、周囲から自然の音が聞こえてくる、湖畔のキャンプ場です。

その富士山を臨む湖畔を見れば、そこにはリンの姿が。ここからは「なでしこ」の目線で操作し、ストーリーが進行していきます。

操作方法はシンプル。キャンプ場で周囲を見回し、キャラクター・風景・小物などに視線を向けると、アイコンが表示されることがあります。そのアイコンが出ている場所でコントローラーのトリガーを引くと、会話が始まったり、物語が進んだりします。

その中で交わされる会話は、アニメさながら。最初こそ「自分がなでしこである」という視点に若干の違和感もありましたが、2人のやり取りが微笑ましく、アニメ同様にクスッと笑えて、すぐに気にならなくなりました。何より、しまりんがかわいい。


アイコンが表示される対象もそこそこ多く、目の前にリスが走ってきたり、富士山や本栖湖を見ながらリンと話をしたり、水辺に移動して写真を撮ったりすることができます。足元に転がっている松ぼっくりを見て「もしや……?」と思いつつ選択してみたら、案の定。\コンニチワ/

そうやって周囲を見回してあれこれ発見したり、友達と話したりする体験は、本当にキャンプに来ているかのよう。おそらく小物類は3Dモデルで、風景には実写も使われているように見えますが、大きな違和感はありませんでした。

しまりんのかわいさに注目! 何気ない2人の会話に癒やされる



特定のアイコンを選択すると、ストーリーが進行。時間帯が変わり、それぞれに違ったキャンプ場の風景を眺めることができます。

「本栖湖編」は、昼・夕方・夜・翌朝の4つのパートで構成されており、会話とイベントの種類もそこそこ多め。なるべく見落としがないようにプレイしてみましたが、だいたい40~50分くらいといったボリューム感でした。アニメ1話分以上はゆうに楽しめますね。


撮影した写真によっては、チャットの画面に切り替わって会話が展開されることも。こちらのパートでは野クルのメンバーと斉藤さんも登場し、たっぷり声を聞かせてくれます。平常運転すぎるやり取りに笑わされっぱなしでした。




また、リンの3Dモデルのクオリティの高さにも驚かされます。VRでは間近に寄って眺めることもできてしまうのですが、アニメのデザインを忠実に再現しているように感じられました。

表情のバリエーションも豊富で、なでしこと会話している様子は本当にアニメのよう。セリフに合わせてころころ変わる表情がかわいらしく、周囲の風景について話している場面でも、ついついリンのほうを見てしまうほどでした。特に力の入っていそうな、食事シーンは必見です。




(最高にメシの顔してるだろ……? これ、VRで間近で見られるんだぜ……)

他にも、アニメでおなじみのナレーションによるパートがあったり、夜のシーンでは某“秘密結社”の姿にもなったりと、見どころはたくさん。

ドラマチックな出来事があるわけではなく、穏やかに流れる時間をリンと過ごすだけのゲームではありますが、いつまでも2人の会話を聞いていたくなるような、そんな魅力を持った作品でした。湖畔に座って、波音を聞いているだけでも落ち着くんですよね……。


ゆるキャン△ VIRTUAL CAMP ~本栖湖編~」は各種VRのほか、Nintendo SwitchとPlayStation4、スマートフォンアプリでもプレイ可能。4月には、リンの目線でなでしことのキャンプを楽しめる「麓キャンプ場編」もリリース予定です。

公式サイト:https://yurucamp-v.com/
執筆:けいろー
©あfろ・芳文社/野外活動委員会  ©Gemdrops, Inc.


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