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投資 2020.04.24

VRリハビリ企業XRHealthが700万ドル調達、遠隔医療拡大へ

VRを用いた遠隔リハビリ治療システムを手掛けるXRHealth(※旧社名:VRHealth)社は、700万ドル(約7.5億円)の資金調達を行いました。外出の制限などが行われる今日において、遠隔医療(テレヘルス)プラットフォームの拡大を図ります。

テレヘルスウィン・ウィンの解

XRHealthは、VRを使ったリハビリテーションを提供しています。遠隔治療のソフトウェアは、脳卒中リハビリテーション、記憶障害、神経疾患等に対応しています。

出資に参加したFlint CapitalのSergey Gribov氏は、「(自宅で医療を受けられる点は)、医療の提供者にとっても、患者にとってもウィン・ウィンのソリューションです。自宅を離れずに効果的なケアを受けられるという点は、今日非常に意味のあるものとなっていますから」とXRHealthのサービスの意義を説明しました。この言葉は、世界で感染が拡大する新型コロナウイルスを念頭に置いたものと考えられます。

公的医療保険の対象にも

今回の資金調達で、XRHealthの資金調達額は累計で1,500万ドル(約16億円)に上ります。同社によると、現在VRセラピーを提供する医療者を確保中。テレヘルスプログラムは、多くの主要保険会社やメディケア(公的医療保険制度)でカバーされるとしています。

(参考)Road to VR
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