マイクロソフトの家庭用ゲーム機、Xbox Series X|Sに、VRに関連する可能性のある、興味深いエラーメッセージが収録されていることが判明しました。
この情報は、IGNイタリアが発見したもの。メッセージは、日本語に翻訳すると「このVRヘッドセットはアップデートが必要です。このVRヘッドセット向けのアップデートは用意されています」という内容です。
エラーメッセージは、先日発表された「Xbox ワイヤレス ヘッドセット(ヘッドフォン)」をレビューするため、IGNイタリアが本体に接続した際に表示されました。2021年3月18日現在、このエラーメッセージの“真意”は明らかになっていません。米メディアRoad to VRは、VR対応を誤ってリークしてしまったという意見と、単純に翻訳時のミスであるという考えを紹介しています。
ゲーム系メディアのVGCは、エラーメッセージについて問い合わせを実施。Xboxのスポークスマンからは「ローカライズのバグによる不正確(なメッセージ)」であり「現時点ではコンソールへのVR(対応)には、我々はフォーカスしていません」という返答を受け取ったとのこと。
マイクロソフトは、PlayStation VRを展開するソニーとは異なり、以前からVRについて消極的な姿勢を見せてきました。現時点では「Xbox」シリーズへのVR対応の予定もありません。もしこのメッセージがVR対応を意味している場合、大きな方針転換が検討されていることになります。単純なミスなのか、それとも別の“動き”が存在するのか、注意深く見守っていきたいところです。
(参考)Road to VR
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