Home » 【週刊 気になるVRChat 9/17号】MyDearestオフィスで遊び、バーチャル道頓堀に飛び込む!


VRChat 2023.09.17

【週刊 気になるVRChat 9/17号】MyDearestオフィスで遊び、バーチャル道頓堀に飛び込む!

ソーシャルVR「VRChat」では、毎日様々なイベントが開催され、新たなトピックが次々に生まれています。しかし、あまりにも多くの出来事が起きているため、「今なにが起きているの?」となっている人も多いはず。

そこで、この記事では、筆者の独断と偏見で注目しておきたいVRChatのトピックをご紹介します。話題になった「VRChatのいま」を、ざっくりとお伝えいたします!

目次

大暴れ、大歓迎! VRゲームのMyDearestのバーチャルオフィスがオープン!
MyDearestが、VRChatとパートナーシップ契約を締結
「VRChatイベントカレンダー」がVRChatオフィシャルパートナーに!
今度のリアルは渋谷&原宿だ! 「バーチャルマーケット2023リアルin シブハラ」開催決定!
「HaritoraX」がQuest版VRChatでも使えるように!
日本発作品もチラホラ。「レインダンス・イマーシヴ」今年も開催!
VRChatでも”アレ”を祝おう! 阪神優勝で、バーチャル道頓堀に飛び込む人が続出

大暴れ、大歓迎! VRゲームのMyDearestがバーチャルオフィスをオープン!

ディスクロニア: CA」などでおなじみ、VRゲームのMyDearest株式会社のオフィスが、「VRChat」にオープンしました!

「MyDearestバーチャルオフィス」は、MyDearest運営のDiscordコミュニティ「VRアジト」が運営する公式ワールド。実在するMyDearest株式会社のオフィスを再現しつつ、「VRでしかできないこと」にも注力したワールドとなっています。

オープンに先駆け、筆者は内覧会に参加。MyDearest側の担当者の案内にしたがってオフィス内を見て回ったのですが……

散らかりまくるデスク!

壁にスプレーで落書き!

会議室の扉を破壊!!

などなど、「現実でやっちゃいけないこと、全部やろうぜ!」を体現するかのような、暴れがいのあるバーチャルオフィスとなっていました。さすがは国内発VRゲーム企業……!

新作「Brazen Blaze」に登場するキーアイテム「ガントレット」も置かれています。ボタンひとつで加速し、オフィス用品などをぶん殴ってふっ飛ばすことができます。仕掛けも面白いのですが、自社IPに関わるものにさわれるのも遊び心があります。

遊び心ある仕掛けはもちろんですが、動画プレイヤー、スライド再生、ホワイトボードなど、純粋にオフィスや交流スペースとして利用しやすい環境になっています。

オフィスの再現率も高いらしく、扉を破壊した先にある「防音会議室」は、実際にMyDearestオフィスにある設備なのだとか。軽く見て回るだけでも、ちょっとした会社見学になりそうです。

「MyDearestバーチャルオフィス」は、開かれたワールドとして自由に利用してよいとのこと。歓談の場としてはもちろん、イベント会場やサテライトオフィスとしても使ってよいのだそうです。MyDearestの担当者も、このワールドを基幹に様々なイベントを展開していきたいと、展望を語っていました。

そして、このワールド最大の目的は「ソーシャルVRとVRゲームを地続きを実現したい!」にあるのだそう。双方とも、同じVRという領域にあるものの、実はユーザーが重なり合っていないものです。

VRゲームだけ触ってVRヘッドセットを戸棚に閉まってしまう人、VRChatは遊ぶがVRゲームは遊ばない人。二者をつなぎ、両軸でVRを盛り上げていきたい……という、「VRアジト」にこめたMyDearestのアツい想いが実現したバーチャルオフィスです。ぜひ一度、その熱量に触れるべく”バーチャル会社訪問”してみましょう!

ワールドへのアクセスはこちら(Quest対応)。
https://vrchat.com/home/world/wrld_dfd69000-a963-427d-a749-dc87e2218811

MyDearestが、VRChatとパートナーシップ契約を締結

そして、「MyDearestバーチャルオフィス」のオープンに合わせて、MyDearest株式会社はVRChat社とのパートナーシップ契約締結を発表しました。

今後はオリジナルIPを持つVRゲームスタジオとして、「VRChat」でコンテンツ制作やイベント実施をより進めていくとのことで、「MyDearestの作品をより多くの人に届ける」というミッションをソーシャルVRの世界にも展開していこうという意志が感じられます。

「MyDearestバーチャルオフィス」を皮切りに、今後MyDearestが「VRChat」でどんな楽しいことを展開し、VRゲームとソーシャルVRの世界をつなげていくか、注目していきたいところです。

(参考)プレスリリース

「VRChatイベントカレンダー」がVRChatオフィシャルパートナーに!

直近で急増しつつあるVRChat公式パートナーですが、ここにきて法人ではないものがオフィシャルパートナーとして名乗りを上げました。様々なイベント情報がまとめられたVRChatイベントカレンダーです。

とにかく日夜たくさんのイベントが開催されている「VRChat」ですが、そのイベント情報の閲覧や登録ができるカレンダーサービスとして長く提供されているのが「VRChatイベントカレンダー」です。ワールド内に設置されていることもあり、「VRChat」を遊んでいる人ならば一度は目にしたことがあるはずです。

オフィシャルパートナー発表にあたり、新たなカレンダーアセットの配布もスタート。VCCに対応したほか、「Allow Untrusted URLs」設定が無効でも表示されるようになったとのこと。なんならVRChat始めて間もない設定をいじってない人でも、カレンダーが見れるようになっているのは大きいですね!

また、VRChatパートナーイベントとの連携を強化するべく、法人窓口は株式会社ポリゴンテーラーが担当することも発表されました。これに合わせて、同社も公式パートナーになったことを発表しています。カレンダーの運営は、引き続きカッコウさん個人が担うとのことです。

ユーザーにはなくてはならないものが公式パートナーになる、というなかなかに興味深い展開となりました。よりパワーアップしたカレンダーが、みなさんのVRChatをさらに彩ることになるでしょう。

今度のリアルは渋谷&原宿だ! 「バーチャルマーケット2023リアルin シブハラ」開催決定!

さて、次のVketの開催も着々と近づいています。そしてみなさん気になっていそうなのは「次のリアルVketってどこでやるの?」かもしれません。

早速、その件で速報が発表されました。その名も「バーチャルマーケット2023リアルin シブハラ」。原宿〜渋谷エリアにて、12月16日(土)と12月17日(日)に開催予定とのことです!さらなる詳細は後日発表ですが、これは期待大です……!

「HaritoraX」がQuest版VRChatでも使えるように!

いよいよ、「HaritoraX」もQuest単騎で使えるように! Android・iPhone向け「HaritoraX Configrator」がリリースされ、スマートフォン経由で「HaritoraX」と「Meta Quest」版VRChatを接続できるようになりました。

この方式は「mocopi」が先行していましたが、慣れ親しんだ「HaritoraX」でフルトラVRChatをしたい人もいるはず。きわめて小型な「HaritoraX ワイヤレス」も出ていることですし、Quest単騎フルトラ環境がさらに充実してきた印象です。

日本発作品もチラホラ。「レインダンス・イマーシヴ」今年も開催!

欧州最大のインディペンデント映画祭として知られる「レインダンス映画祭」。この一部門である、XR作品を対象とした部門「レインダンス・イマーシヴ」が、今年も開催されます。

同部門は、直近では「VRChat」上の作品がノミネートしているほか、「VRChat」上で公式イベントが開催されるなど、「VRChat」にも大きく注目しています。今年のノミネート数は8アワード40作品。そして、「AMOKA」のMVや「Beyond a bit – 想像のちょっと先へ」など、日本発の作品も増えています。

日本の「VRChat」から生まれたXR作品が、世界的映画祭のひとつに取り上げられる流れは、文化の成熟を強く感じます。ノミネート作品の紹介は追ってできればと思いますので、お待ちいただければ!

公式サイトはこちら。
https://www.raindanceimmersive.com/

VRChatでも”アレ”を祝おう! 阪神優勝で、バーチャル道頓堀に飛び込む人が続出

9月14日、阪神タイガースが18年ぶり6回目の優勝を果たしました。長らく遠ざかっていた快挙の実現に、リアルの道頓堀は厳戒態勢。それでも飛び込んでしまった人の姿が、共同通信にナイスタイミングで撮影され、「ピューリッツァー賞間違いなし」なんて冗談で言われるほどのベストショットとなるなど、楽しい話題に事欠かない活況となりました。

その活況は「VRChat」にもやってきました。道頓堀再現ワールド「【JP】Virtual Dotonbori in OSAKA」を舞台に、「バーチャル道頓堀でダイブしよう集会」が開催。Vを決めた瞬間に、無数の人々が道頓堀へと飛び込むお祭り(?)が開催されました。

リアルの道頓堀は水質が汚いので体によくないし、最悪の場合は命の危険につながります。でも、VRだったらなんの心配もなし! 「VRだからできること」を見事に体験した風景となりました。

なお、この「バーチャル道頓堀でダイブしよう集会」は、「VRChat」になじみがない人にもおもしろいものだったようで、様々なメディアに取り上げられ一躍話題となりました。舞台となった「【JP】Virtual Dotonbori in OSAKA」は、道頓堀を「VRChat」ライクにアレンジしつつも、細かなところまで再現された秀逸なワールドのひとつ。まだ行ったことないという方も、ぜひ足を運んでみてください!

ワールドへのアクセスはこちら(PC Only)。
https://vrchat.com/home/world/wrld_48042591-9c10-4df0-b66d-254db09fe6b0

これまでの「週刊 気になるVRChat」はこちら!


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード