ソーシャルVR「VRChat」では、毎日様々なイベントが開催され、新たなトピックが次々に生まれています。しかし、あまりにも多くの出来事が起きているため、「今なにが起きているの?」となっている人も多いはず。
そこで、この記事では、筆者の独断と偏見で注目しておきたいVRChatのトピックをご紹介します。話題になった「VRChatのいま」を、ざっくりとお伝えいたします!
目次
「VR宇宙博物館コスモリア解説会」開催中! プロジェクトメンバーとともにコスモリアをめぐろう
株式会社バーチャルパーティー、VRChatと公式パートナー契約締結
対応アバターを選ばない衣装シリーズ「All Avatar Fitting(AAF)」発表!
少し変わったもの、てんこもり。新作ワールド「Eccentric Objects」がすごい
「VR宇宙博物館コスモリア解説会」開催中! プロジェクトメンバーとともにコスモリアをめぐろう
9月1日にオープンした、「天文仮想研究所」が手掛ける「VR宇宙博物館 コスモリア」。圧倒的なコンテンツ量とクオリティから、開館から多くの人が詰めかけており、本記事執筆時点で訪問者数は2万超と大賑わいです。
【VR宇宙博物館コスモリア解説会】のお知らせ
「#コスモリア」プロジェクトメンバーによる解説会を開催いたします。
9月毎週金曜日21時から、VSP Group+ (VSP.9377)で行います。
第1回は9月8日。第一展示室、第二展示室をぐまさん、えんでばーさんに解説していただきます。
ぜひご参加ください。 https://t.co/I5kYShppMK— 天文仮想研究所 VSP (@vsp_vrc) September 3, 2023
そんな「VR宇宙博物館 コスモリア」をさらに楽しみ尽くす催しが、「天文仮想研究所」によって開催中です。その名も「VR宇宙博物館コスモリア解説会」。プロジェクトメンバーとともにコスモリアを解説付きでめぐるという企画です。「すげー!」から一歩進んだ、より深い理解が得られること間違いなしな機会です。
このイベントは9月の毎週金曜21時に開催され、各回ごとに展示室を分けてめぐる模様です。気になる方は「天文仮想研究所」のグループへ参加しましょう!
株式会社バーチャルパーティー、VRChatと公式パートナー契約締結
📢重要告知
VRTRPGアナログゲーム制作会社「株式会社バーチャルパーティー」が米「VRChat社」と正式パートナーシップ契約を結びました。https://t.co/jjwgam4AYP
VRの世界にVRTRPGやボードゲームなどの新しいコミュニケーション型の遊びを提供していきます。#ばちゃぱ #CatsUdon #VRChat pic.twitter.com/1Do7DI5CMu
— 株式会社バーチャルパーティー | VRアナログゲーム製作 イベント開催 (@virtualparty_co) September 4, 2023
怒涛のVRChat公式パーティ企業追加です! 先週新たに公式パーティシップ契約の締結を発表したのは株式会社バーチャルパーティー。今年生まれたばかりの、VRTRPGやボードゲームに特化した会社です。
同社は11月に大型イベント「バーチャルダイスパーティーwith冒険企画局」の開催を控えています。このイベントがVRChat公式パートナーイベントとして開催されるとのことです。同時に実施されたクラウドファンディングも見事に目標を達成しており、順風満帆。「VRアナログゲームの未来を切り拓く」というミッションに向けて、全力で走り続けています。
(参考)プレスリリース
対応アバターを選ばない衣装シリーズ「All Avatar Fitting(AAF)」発表!
VRC向け【Socks】公開しました。対応に依存しない多くの人型アバターに着せられる【AAF対応】靴下アセットです。同時に全ての衣装・アバタークリエイター様にお伝えしたいことがあります。詳しくは動画とツリーを。選択の自由と平等の未来のために #VRChat #だまこや booth https://t.co/EZGNyutRUG pic.twitter.com/kx9MsSEPmV
— damakoko (@damakokoko) September 4, 2023
多数のパーティクルアイテムを送り出してきたクリエイターのdamakokoさんが、新たなアイテム「Socks」を発売しました。「Socks(くつ下)」の名の通り、これはアバター向けのくつ下アイテムです。では、対応アバターは誰かというと……答えは「(調整すれば)多数の人型アバター」です。
この「Socks」は、damakokoさんが今回提唱した衣装アセットシリーズ「All Avatar Fitting(AAF)」として作られたもの。特定のアバターにのみ対応するのではなく、多くのアバターに対応できるように、多数のシェイプキーとサポートボーンが搭載されているのが特徴です。ユーザー側でUnity上のフィッティング作業が必要になるものの、高い拡張性を持つのが強みとなっています。
「AAF」の目的は「自由なアバターと衣装の選択を実現」によって、ユーザーの利便性だけでなく、クリエイターに平等な競争を実現すること、とのこと。実際、人気アバターには対応衣装が集まるものの、知名度の低いアバターには衣装がなかなか増えない、という現象はよく見られます。
「やや導入ハードルはあるが、アバターは選ばない」という、いま市場に多く出回るアバター向け衣装とはコンセプトを異にするものの、とても興味深いコンセプトです。立ち上がったばかりのプロジェクトということもあり、今後のさらなる発展に期待がかかるところです。関心のあるクリエイターさんは、damakokoさんのnote記事をチェックしてみるのもおすすめです。
販売ページはこちら。
https://kodamaaltanative.booth.pm/items/5062141
少し変わったもの、てんこもり。新作ワールド「Eccentric Objects」がすごい
「ここは絶対行ってほしい」と声を大にして伝えたいワールドが登場しました。ワールドの名前は「Eccentric Objects」。制作者は、数多くの不思議なギミックやワールドを送り出してきたsuzuki_ithさんです。
「少し変わったオブジェクトたちを集めました。」という触れ込みのワールドは、こざっぱりとした個展のような空間です。入り口にはものものしい注意書きがあります。
“少し変わった”というものの、その実”少し”どころではない、奇怪なものが数多く展示されています。なかには複数人いないとわからないものもあるので、フレンドと連れ立って訪れるのがおすすめです。
「VRChat」でもそうそう見かけない”変わった”ものがゴロゴロ転がった、秀逸なワールドです。どのようなものが展示されているかは、ぜひご自身の目で見て、手で触れて体験してみてください。ネタバレ抜きで触れたほうがめっちゃ驚けるはずです。
ちなみに、この「Eccentric Objects」の本も同時に発売されました。電子書籍と物理書籍の2つが発売されているので、気になる方はそちらもチェックしてみましょう。
ワールドへのアクセスはこちら(PC Only)。
https://vrchat.com/home/world/wrld_9ac9ed36-adb0-491a-8757-d250f21c9bcf
ワールドを公開しました。
■ Eccentric Objectshttps://t.co/TseJxZp1ca
少し変わったオブジェクトたちを集めました。#VRChat #VRChat_world紹介 pic.twitter.com/GdFiVMv1kD
— suzuki_ith (@suzuki_ith) September 8, 2023