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VRChat 2023.10.29

【週刊 気になるVRChat 10/29号】スカジャンやオフィスチェアなど、”公式アイテム”が充実してます。コメディアスのゲームワールドも”リアル公演”連動!

ソーシャルVR「VRChat」では、毎日様々なイベントが開催され、新たなトピックが次々に生まれています。しかし、あまりにも多くの出来事が起きているため、「今なにが起きているの?」となっている人も多いはずです。

「週刊 気になるVRChat」では、筆者が個人的に注目したVRChatのトピックを一週間単位でピックアップ。話題になった「VRChatのいま」を、ざっくりとお伝えいたします!

目次

1.ついに、Unity2022の世界へ。VRChatアップデート配信!
2.「メタバースヨコスカ」のドブ板通りがグランドオープン! スカジャンや横須賀グルメ3Dモデルも無料配布開始
3.オカムラの椅子がデジタルアイテムになって登場! “試座会”も開催予定
4.「YOYOGI MORI」新作「CONTAINER」発売! 「自然保護運動」を目的にしたカジュアル服ブランド
5.株式会社G1 companyがVRChat社と公式パートナー契約を締結。古民家でVRChat体験ができる
6.VRChat体験サービス「スグバース」11月11日にサービス開始!
7.劇団「コメディアス」の公演がVRゲーム化! 本公演とも連動したゲームワールド「KEY LOCK」が11月1日に公開
8.ホロライブEnglishのハコス・ベールズが、VRChatの「バーチャル・ナビゲーター」に就任!

ついに、Unity2022の世界へ。VRChatアップデート配信!

10月27日、VRChatの新たなバージョン「2023.4.1」が配信されました。このバージョンでついに、VRChatが「Unity2022」へと移行しました!

アバターやワールドのアップロードは、従来どおり「Unity2019」で行ってほしいとのことなので、お手元のUnityのバージョンアップは不要。いくつかのワールドでなにかが起こるかもしれませんが、新しいUnityへの移行で、パフォーマンス向上などが見込まれています。

いよいよやってきたUnityバージョンアップ。私たちの触れるVRChatも、大きく変わっていくかもしれませんね。

「メタバースヨコスカ」のドブ板通りがグランドオープン! スカジャンや横須賀グルメ3Dモデルも無料配布開始

メタバースヨコスカ」プロジェクトの第1弾ワールド「DOBUITA & MIKASA WORLD(メタバースヨコスカ)」が、10月27日にグランドオープンを迎えました!

プレオープン時から行けた商店街エリアに、「三笠公園」が新たに追加。大きなライブステージや、戦艦三笠などへ行くことができます。商店街にも、開店準備中だったブティックがオープンしています。

そして、公式BOOTHショップにて、スカジャンや横須賀グルメの3Dモデルが公開されました。いずれも無料配布で、法人利用も、商用利用もOKという太っ腹規約。とりわけスカジャンは15アバターとVRoidに対応している、おしゃれさんにうれしい仕上がり。ぜひ袖を通して横須賀へ遊びに行きましょう!

「DOBUITA & MIKASA WORLD(メタバースヨコスカ)」については、先日実施されたメディア向け完成披露会の様子も交えて、後日詳細な記事を執筆予定です。お楽しみに!

ワールドへのアクセスはこちら(Quest対応)。
https://vrchat.com/home/world/wrld_ef280de9-4953-4068-8bbf-83a72c4e6f63

「メタバースヨコスカ」公式BOOTHショップはこちら。
https://metasukavr.booth.pm/

オカムラの椅子がデジタルアイテムになって登場! “試座会”も開催予定

オフィス家具メーカーのオカムラが、BOOTHにて自社製品となる椅子を発売しました。本物の椅子ではありません。VRChatなどに最適化されたデジタル家具です!

10月26日に発売された「オカムラデジタルコレクション」は、オカムラのタスクシーティング「Contessa Ⅱ(コンテッサ セコンダ)」、オフィスシーティング「Sabrina(サブリナ)」、ゲーミングファニチュア「STRIKER(ストライカー) SEATING」の3種がラインナップ。いずれも、実在の製品の3Dモデルです。

製品の製造工程で使用する3Dモデルを流用し、メタバース向けに最適化した商品になっているらしく、大手メーカーならではのデータ活用です。お値段も比較的お手頃で、カラーバリエーションも豊富。部位可動するシェイプキーも備わっているので、いろいろなシーンでの活用が見込めそうです。

そして、ショップオープンを記念して、今回発売された3Dチェア3種の「試座会」も11月2日に開催されるとのことです。「オカムラの椅子ってどんなものなの?」と気になる方は、22時に遊びに行ってみましょう!

「オカムラ」公式BOOTHショップはこちら。
https://okamura3d.booth.pm/

(参考)プレスリリース

「YOYOGI MORI」新作「CONTAINER」発売! 「自然保護運動」を目的にしたカジュアル服ブランド

ハイブランドアバターの代表格「YOYOGI MORI」から、新たなブランド/アバターの「CONTAINER」が発売されました。

ケモノファブリックからひさびさの登場となる「CONTAINER」は、カンガルーがモチーフと思われるカジュアル服ブランド。自然保護運動を目的として作られた一着らしく、身につけている子もカンガルーの意匠が見られ、服のほうにはカンガルーのぬいぐるみを取り出せるギミック付きです。なるほど有袋類。

そして、「自然保護運動を目的として作られたカジュアル服ブランド」というバックボーン通り、「CONTAINER」の収益の一部は、オーストラリアを主な活動地域にしている自然保護団体へ寄付されるとのことです。山火事などによる被害で、野生動物は棲家を追われ、生存が危ぶまれる種も少なくありません。これをアバターの側からモチーフとともにアプローチし、手助けしようという試みは、なかなかに興味深いところです。

そんな一歩進んだ「YOYOGI MORI」の新たな一体は、10月26日から「YOYOGI MORI Avatar World」にて展示が始まっています。会場は「展示会場3」です。アクセスはこちら(PC Only)。
https://vrchat.com/home/world/wrld_ed90b982-9a6e-456d-9efc-e04921311d64

「CONTAINER」販売ページはこちら。
https://yoyogi-mori.booth.pm/items/5157084

(参考)プレスリリース

株式会社G1 companyがVRChat社と公式パートナー契約を締結。古民家でVRChat体験ができる

VRChat公式パートナー企業がまた一社増えました。10月27日にパートナーシップ契約締結を発表したのは、大阪府の企業である株式会社G1 company。「anywhere café OSAKA」という古民家カフェを運営している企業です。

この「anywhere café OSAKA」で、メタバース体験とセミナーが開催されるとのことです。VRゴーグルをかぶってVR映像やメタバース体験、VRChatレクチャーなどを、1ドリンクとともに実施しているのだそう。また、バーチャルツーリズム体験カフェや、VRChat上でのタイアップのイベント運営といったこともサービス提供するのだそう。

「VRChat体験できる古民家カフェ」というのは、なかなかにおもしろいところ。土曜日の22時からはVRChatでもカフェがオープンしているとのことなので、気になる人は「anywhere cafe」で検索してみましょう!

(参考)プレスリリース

VRChat体験サービス「スグバース」11月11日にサービス開始!

店舗に行けばすぐにVRChat体験ができる画期的サービス「スグバース」の、営業日と場所が発表されました。開始日は11月11日、場所は新宿NEUUとのことです。

公式サイトにて予約もスタート。とにかく、いますぐVRChatを体験したい方。まさにうってつけな場所です。ぜひチェックしてみてください!

(参考)プレスリリース

劇団「コメディアス」の公演がVRゲーム化! 本公演とも連動したゲームワールド「KEY LOCK」が11月1日に公開

VRでも精力的に活動する劇団「コメディアス」が、なんとVRChat上にゲームワールドを公開するとのことです。ゲームワールド「KEY LOCK」が、11月1日に公開予定です。

ジャンルは「パズルアクションゲームワールド」。ポラロイドカメラを駆使して、暗号となる写真を集めて記録し、謎の空間からの脱出を目指すとのことです。協力プレイが前提となり、一人ではクリア不可能だそう。これは遊びがいがありそうです。

そしてこのワールドは、コメディアスの舞台演劇作品「KEY LOCK」をVRゲーム化したものとのこと。初演は2017年で、今回は脚本・演出をアップデートした第6回本公演になる、こちらの舞台装置やストーリーと連動しているのだそうです。さらに、ゲームをクリアすると特別特典が手に入り、クリア後に劇場へ足を運んだ人には、VRChat内撮影写真をプリントしたチェキもプレゼントと、連動企画も仕掛けていくのだそう。

まさに、「VRからリアルへ踏み出す」という軸を、演劇から仕掛けるというおもしろい試みです。リアルとバーチャル双方で活躍する「コメディアス」の新たな舞台、どうなるか要注目です。

「KEY LOCK」公式サイトはこちら。
https://come-dias.com/works/keylock2023

(参考)提供資料

ホロライブEnglishのハコス・ベールズが、VRChatの「バーチャル・ナビゲーター」に就任!

とんでもない大物がVRChatにやってきました……! VTuber事務所「ホロライブプロダクション」の英語圏グループ「ホロライブEnglish」所属のタレント、ハコス・ベールズさんが、VRChat社の「バーチャル・ナビゲーター」に就任です!

今後、ハコス・ベールズさんはVRChatを介して活動の一部を展開し、VTuberやコンテンツクリエイター、これから配信を始める人向けに、VRChatのプラットフォームとしての可能性を広めていく、とのことです。

まぎれもないビッグネームの到来ですが、もともと「ホロライブEnglish」ではVRChatから配信するタレントが複数人存在し、「ホロライブ」でもロボ子さんなどが古くからVRChatで配信しているなど、実は意外と縁のあるVTuber事務所だったりします。とはいえ、「配信者個人の活動」と「オフィシャルな活動」は、また別の話。はたしてホロライブがVRChatでどんな活動をくりひろげるのか……今後の展開からも目が離せなさそうです!

これまでの「週刊 気になるVRChat」はこちら!


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