Home » 【週刊 気になるVRChat 10/16号】「ガンナガン」やMR合成が大盛りあがり! VRPのアイドルダンスショーもすごい!


VRChat 2023.10.16

【週刊 気になるVRChat 10/16号】「ガンナガン」やMR合成が大盛りあがり! VRPのアイドルダンスショーもすごい!

ソーシャルVR「VRChat」では、毎日様々なイベントが開催され、新たなトピックが次々に生まれています。しかし、あまりにも多くの出来事が起きているため、「今なにが起きているの?」となっている人も多いはずです。

「週刊 気になるVRChat」では、筆者が個人的に注目したVRChatのトピックを一週間単位でピックアップ。話題になった「VRChatのいま」を、ざっくりとお伝えいたします!

目次

1. 二丁の銃で未来をつかめ。人気ボードゲーム「ガンナガン」がVRChatでいつでも遊べる!
2. VRChatに”現実”を持ち込む!? 「Meta Quest 3」の思わぬ使い方に注目集まる
3. バーチャルタレント・東雲めぐとゆかりのキャラクターが、3Dアバターとなって登場! サイリウムも振れちゃうぞ
4. デフォルメアバターに最適。共通素体「Mike Tech Body」と対応アバターが発売!
5. 君だけの装甲を纏え。共通素体「A.I.S.Core」発売!
6. 「ホテル・カデシュ」で大活躍。映像撮影向けギミック「Dolly-M」無料配布!
7. 【ミニレポ】ダンスで「アイドル」を表現! アイドルダンスショーケース「VRPアイドル宣言」できらめくステージを体験!

二丁の銃で未来をつかめ。人気ボードゲーム「ガンナガン」がVRChatでいつでも遊べる!

「引金はふたつ、未来はひとつ。」

二人対戦型カードゲームガンナガンが、VRChatに登場! ゲームワールド「ガンナガン ⁄ GUN AND GUN」が、10月10日に公開されました。

「ガンナガン」は、いわゆるデッキ構築型のボードゲーム。「機銃(ナガン)」と呼ばれる特殊な銃を二丁携えた「銃士(ガンナー)」となり、相手を”撃ち”倒すゲームです。デッキ構築型といっても、「ドミニオン」のようにプレイ中に組み上げるのではなく、開始時点でカードを決定し、二丁拳銃のように2つのデッキを配置して遊ぶのが大きな特徴です。

公開されたワールドでは、この「ガンナガン」をいつでもプレイすることができます。サイバーな一室には、4つの卓が設置されており、同時に4組8人プレイできるようになっています。雰囲気はまるでカードショップの対戦スペースです。

カードを手に持ち、場に置く、といった自分の手で遊べるゲームになっており、二人で会話しながら遊ぶ光景はまさにアナログゲーム。そして、「相手に攻撃する」というフェーズは、”卓上の銃で相手を撃つ”というVRならではな体験が用意されています。

公開直後からワールドには多くの人が詰めかけており、公開より5日で10000visitsを記録するなど、初動は好調の様子。ルール自体は「ちゃんと読み込む必要アリ」なものなので、できればルールに詳しい人といっしょに遊びに行くとよいかもしれません!

ワールドへのアクセスはこちら(PC Only)。
https://vrchat.com/home/world/wrld_4aebef30-f891-4cec-9fa9-d13599732f9b

(参考)プレスリリース

VRChatに”現実”を持ち込む!? 「Meta Quest 3」の思わぬ使い方に注目集まる

10月10日に発売された新型VR/MRヘッドセット「Meta Quest 3」。いまでも多くの人が愛用する「Meta Quest 2」の後継者ということもあり、VRChatユーザーも手に取る人が少なくありません。

そんな中、注目されているのが「クロマキーを用いたMR合成VRChat」。「Virtual Desktop」に実装されたクロマキー機能を用いて、VRChatの光景の一部を現実の映像にしてしまう、という活用です。

DJや楽器演奏者が手元だけを映す手軽なものから、ワールド全体をクロマキーで切り抜き、パススルーで映る現実の部屋にアバターだけ映すという「Mixed Reality」なものまで、使い道は様々。MR的な使い道が、まさかVRChatで花開くとは……! 新たなVRChatの楽しみ方が生まれそうです!

バーチャルタレント・東雲めぐとゆかりのキャラクターが、3Dアバターとなって登場! サイリウムも振れちゃうぞ

VRChatの人もご存知の方は多いであろう、バーチャルタレントの東雲めぐさん。時折VRChatでも活動しているベテランの一人ですが、なんとVRChat向けの公式アバターが10月15日に登場しました!

「ファンの方との交流をもっと楽しみたい」「ファンの方同士のつながりを生み出したい」という想いから、株式会社Vさんとともに制作されたのは、「ちびめぐさん」「たくあんマン」「とらんぴ」の3種のアバター。ちっちゃな東雲めぐさんに、東雲めぐさんと言えば欠かせない存在、たくあんマンととらんぴと、まさにファンの人に向けたアバターとなっています。

さらに、10月29日開催予定の東雲めぐさんソロライブに備えてか、各アバターにはサイリウムを取り出すギミックまで搭載されているとのこと。ファングッズとして手元に置くだけでもよいと思いますが、やはりアバターならばぜひ袖を通したいところ。そんな東雲めぐアバターの最初のお出かけ先にぴったりな場として、ソロライブ同時視聴会場に行ってみるのもよいでしょう!

各アバターの販売ページは以下の通り。

■ちびめぐさん
https://vworld.booth.pm/items/5154625

■たくあんマン
https://vworld.booth.pm/items/5154666

■とらんぴ
https://vworld.booth.pm/items/5154698

(参考)プレスリリース

デフォルメアバターに最適。共通素体「Mike Tech Body」と対応アバターが発売!

「アバター向け共通素体規格」の流れが、デフォルメアバターにもやってきました。その名も「Mike Tech Body(ミケテクボディ)」。初動の対応アバターとして「アンジー」「もべ」「エプロナ」が発売され、同時に素体データの無料配布もスタートしました。

三頭身ほどの身体に、大きめにデフォルメされた手足。ポップなデザインのちっちゃめなアバターを作れる素体です。この素体を組み込んで販売もOKというのがうれしいところ。貫通対策シェイプキーも組み込まれているのもポイントです。

「アンジー」「もべ」「エプロナ」の3体も、それぞれコンセプトの違うアバターとなっています。さらに、アバターだけでなく、それぞれのアバターの衣装も別個販売されています。部位ごとのバラ売りまでされているのはめずらしく、気に入った一体を軸に、お衣装だけ拝借して着せるということもしやすく、改変をやりこむ人にもうれしい売り方です。

複数人のクリエイターによる「アバター向け共通素体規格」は、昨年12月発売の「まるぼでぃアバターズ」で火がつき、先日には少年素体「+Head」も発表されたばかり。素体の共通化は、アバター制作も対応衣装制作もしやすくなることで、結果的にアバター流通が加速し得る一手。この流れはさらに加速しそうです。

各アバター、およびの「Mike Tech Body」素体の販売ページは以下の通り。

■「Mike Tech Body」素体
https://powermohumohu.booth.pm/items/5159074

■アンジー
https://powermohumohu.booth.pm/items/5159785

■もべ
https://tkmon044.booth.pm/items/5156251

■エプロナ
https://demitass.booth.pm/items/5159334

君だけの装甲を纏え。共通素体「A.I.S.Core」発売!

「アーマーを装着する素体」というコンセプトの共通素体規格も始動しました。ポストアポカリプス系電子傭兵集団「被甲連合」による、共通素体規格「A.I.S.Core」です。

コアとなる素体「A.I.S.Core」に、対応するアーマーを上から装着するという規格となっており、プラモデルで例えるなら「フレームアームズ」が近いでしょうか。世紀末な世界で生きられそうなアバターを送り出してきた「IspTec Company」が手掛けるだけあり、突入できそうな重装甲や、ガスマスクをかぶった装備など、好きな人は好きな方向性の装甲が初動として2つ発売されています。

「A.I.S.Core」の対応パーツについては、制作クリエイターを絶賛募集中とのこと。興味のある方は制作者のIspVitaminさん、および「被甲連合」まで問い合わせてほしいとのことです。

「A.I.S.Core」素体、および対応アーマーの販売ページは以下の通り。

■「A.I.S.Core」素体
https://ispvitamin.booth.pm/items/5160153

■第1弾「SWAT Armor」
https://ispvitamin.booth.pm/items/5160196

■第2弾「Freedom Jacket」
https://ispvitamin.booth.pm/items/5170226

「ホテル・カデシュ」で大活躍。映像撮影向けギミック「Dolly-M」無料配布!

数多くのVR映画を手掛けてきた「ホテル・カデシュ」が、撮影カメラの違和感のない移動のために開発・運用していたギミック「Dolly-M(ドリーム)」。その存在は「バーチャルマーケット」の特別展示などで紹介されていましたが、なんと10月13日に一般公開されました! しかも無料配布です。

カメラの直線移動や回転を、様々な設定とともにスムーズに実施できるギミックとなっており、手ブレなし、距離無制限という特性も相まって、移動をともなう躍動感あるシーンの撮影に大きく貢献するはずです。VRChat映像撮影文化がさらに発展しそうですね!

「Dolly-M」配布ページはこちら。
https://hotelqadesh.booth.pm/items/5166670

【ミニレポ】ダンスで「アイドル」を表現! アイドルダンスショーケース「VRPアイドル宣言」できらめくステージを体験!

いまVRChatでアツい「アイドル」を、ダンスで表現する!ダンススタジオ「VRP Dance Studio(VRP)」と、ダンスチーム「FUN☆FUN☆FRIENDS」による、アイドルダンスショーケース「VRPアイドル宣言」が、10月14日に開催されました。

本イベントには6チーム・22名が出演。アイドルイベントとしてはけっこうな規模です。そして、いずれのチームにもグループ名が決まっており、かつチームのロゴまで用意されているという徹底ぶり。会場もこの日のための特設ワールドで、チームごとに転換するステージや、出演者それぞれのうちわまで用意されているこだわりぶりです。

今回、筆者は招待いただき本イベントを観覧しました。結論から言えば、見ごたえ100点満点の楽しいイベントでした!

VRPインストラクターがアイドルデビュー!「NecoMaid」3人チーム「Dizzy 4 Busy」。

イケメンの宝石箱! 男性アバター5人チーム「Gemmarius」。

愛くるしすぎて卒倒しそう! ちびっこアバター4人チーム「U May Chu」。

これぞ王道かわいいアイドル! 女性アバター3人チーム「はるいろプリンセス」。

ラグジュアリーなお姉様方。女性アバター4人チーム「マスカレイド」。

かわいいダンスのインストラクターユニット! 女性アバター3人チーム「ねこねこきつね」。

と、どれもコンセプトがしっかり違うユニットとなっており、全く異なるステージが広がりました。そのいずれも、ダンスのクオリティ高し。まさに動きで魅せるアイドルの姿がそこにありました。

80人上限の会場が常に満員。熱気もすさまじく、特にフレンドがステージに立っている人ほど、普段見せないアイドルの姿に釘付けになっていました。晴れ舞台に立つ友人、そりゃ推しちゃいますよね……!

10ヶ月の準備期間を経て開催されたという「VRPアイドル宣言」。初回開催ながら、ハイクオリティな楽しいイベントに仕上がっていました。次回以降の開催もあるかもしれないとのことなので、気になった人は公式アカウントをチェックしましょう!

これまでの「週刊 気になるVRChat」はこちら!


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード