ソーシャルVR「VRChat」上のアバターを、MR機能によって現実の風景に表示させる取り組みがSNS上で公開されました。
この取り組みは、VRクリエイターのROBAさんが実践したものです。VR/MRヘッドセットのMR機能によって、背景を透過したVRChatのアバターと現実の部屋を合成して映し出しています。
方法は、「Virtual Desktop」のVRパススルー(VR PassThrough)機能を有効にした上で、「Green255の真緑」「Similarity=30」「Smoothness=10」ほどに設定。その後、VRChatのパブリックワールド「グリーンバックワールド(※背景が緑一色のワールド)」に入場するというもの。フルカラーパススルー機能があるヘッドセット「Meta Quest 3」や「PICO 4」で試せます。すでにVRChatのユーザーたちが実践しているようで、X(旧Twitter)などでフレンドのアバターを現実の自分の部屋に招く様子が確認できます。
具体的な方法はこちら。
Virtual DesktopのStreamingタブのVR PassThroughを有効にして、設定でGreen255の真緑にしてSimilarity=30、Smoothness=10くらいに設定してVRChatを起動、Optimized Green Roomってワールドにフレンドと行けば背景が抜けてパススルーが映ります。
なお、制作者のROBAさんは、これまでにVR空間プロジェクター「Portalgraph」を開発しており、「XR Kaigi 2022」では登壇者として参加しています。
(参考)X(旧Twitter)