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必見!今週のおすすめVTuber 2023.09.25

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(~9月23日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)や、バーチャルアバターで活動しているタレントの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

エデン組、富士山を登る #エデン組

レオス・ヴィンセントローレン・イロアスレイン・パターソンオリバー・エバンスのエデン組が、富士山に登りました。とタイトルだけきくと「VTuberならTRPGかな?」と思ってしまうのですが、本当に富士山に登っています。

山登りは本業ではないのに、きちんと全員登ってしまっているからびっくり。VTuberゆえにほとんど姿は映りませんが、4人の勇姿はしっかり伝わってきます。ラストシーンはファンならぐっとくるのでは。
忙しくなった4人がエデン組として集まるの自体、久しぶりです。思いもしないようなことに体当たりで挑戦する、というファンが最も見たかったものを直球で、やりすぎなくらいで披露してくれました。

【Vtuber自己紹介】バーチャル魔少年・サライって誰?(2023ver)【VRDJ】

バーチャル魔少年・嶽本サライによる自己紹介動画がアップされました。活動自体は2019年スタートとかなり前から行っているのですが「VTuberとしてのファン」と「VRChat活動のファン」がいるので、改めてどのような活動をしているのか、わかりやすく紹介する内容になっています。悪魔の力を借りるレコードとミキサーを使って、音楽の力で人を堕落させる、というのは魔少年DJらしくてニヤリ。

嶽本サライはVRchatや現実のクラブでとても有名なDJ。特にVRchatでは自身でワールドを制作し、そこで毎週月曜日にハウスミュージックを流しています。音楽好きな人たちが彼の世界観の中に集ることで、独特の心地よさを味あわせてくれます。

そちらの「Playhouse」で行われているイベントも50回を迎えました。くつろいだり踊ったりと、比較的ゆったりしたVRDJイベントの様子が見られますので、アーカイブを見て興味をもった方はぜひ足を運んでみてください。安心して入れる落ち着いた空気のDJイベントです。

【ドッキリ】大企業とのコラボお菓子が激マズだったらどんな反応する?

ミミックに対してチロルチョコ株式会社から届いたのが「弊社を動画に使ってください。なんでもやります」というメール。これに対してミミックはパラレルウォーカーのメンツを呼び出し、どっきりを仕掛けるべく綿密な計画を立てています。かなりの日数をかけてチロルチョコと一緒に手間暇かけて行う、本気の悪ふざけ。ミミックによる計画の解説の時点から強烈です。

ドッキリのためにミミックとチロルチョコがかけたとんでもない労力も、それに対する4人の反応も、全編楽しい映像になっています。時折辛辣な言葉が出たり、かと思えば忖度した発言が出たりというのもユニーク。
ラストのドッキリには全員大喜び。果たしてなにが出てくるのかはぜひ御覧ください。チロルチョコがここまでVTuberを、パラレルウォーカーを愛して、そのためにここまでのことをした、ということ自体が最高のドッキリです。

メタばあちゃん1st婆ちゃるライブ

メタばあちゃん85歳を中心とした「1st婆ちゃるライブ~暴れてやります。孫よ、後悔するなよ。~」が行われました。出演はひろこ(85)ハマコ(83)はなえ(80)かおる(75)の四人。司会は広島テレビ所属のVTuber皐月れもんです。

後期高齢者による、かなりクオリティの高い、練られた構成のエンターテイメントになっています。それぞれボーカルも披露しており、中でもジャズシンガー、シャンソン歌手の歌は文句なしの逸品です。
このライブは三原市が後援についており、撮影や配信にはVTuberのききょうぱんだおむらいす食堂も参加。メタばあちゃんプロジェクトも運営会社にOTAGROUP株式会社がついており、高齢者の活動支援や町おこしに本腰を入れています。早速二期生のオーディションも行われているそうです。
かわいいおばあちゃんたちが、VTuberという文化があったことで「まさかこんなことがこの歳でできるなんて」という夢を叶えた様子を観ることができる、素敵な一時間でした。

自作キーボードを作ってみた!【 カメラ枠 】

桃鈴ねねによるキーボードの自作配信が行われました。キーボードを分解してキーをカスタマイズ、コンセプトを決めて色まで塗っていく様子が、しっかりとエンタメになっています。これ売って欲しい、自分もやってみたいと思わせるような、トークと映像とネタで楽しませてくれます。

興味深いのは、桃鈴ねねの手が実写で映されていること。ホロライブを追っている人ならわかると思いますが、かつてのホロライブのタレントは実写でも手をがっちり隠したり映さないようにしていました。しかし最近は指先を出すケースが増えてきました。
実写とバーチャルの境界線は、VTuberを2018年から追ってきた人には大きく変化してきたのを見てきたと思います。VTuberの実写に抵抗があった人が多い時期から、ファン層が広がったことで捉え方も変わってきています。このように手を映すスタイルをホロライブのアイドルたちが見せはじめたことで、今後さらにVTuberの間での実写のありかたへの影響があるかもしれません。

ヰ世界情緒 #41「ラピスのお人形」【オリジナルMV】

「ラピスのお人形」はヰ世界情緒が持つストーリーテラー的なボーカルが遺憾なく発揮されている作品です。作詞作曲編曲ははるまきごはん。人形と少女の「人形遊び」を軸に展開する心情を、物語を抑揚豊かに朗読するように、そしてくるくる楽しく哀しく踊るような表現力で、ヰ世界情緒は巧みに歌い上げます。メロディと歌声と、時折入るテクニカルな音あそびでハッとさせられる部分だらけです。

全編アニメーションのこのMV、ヰ世界情緒本人は出ておらず、彼女が歌う人形の姿が描かれています。あどけない少女と、表情の変わらない人形のやり取りの様子、そして意味ありげにフラッシュバックするカット。人形は幸福な環境の中、何を考え惑っているのか。カットごとに発見のあるMVなので、歌と音楽を聞きながら、繰り返し見てみてください。

TOP QUEEN / ファム・ファタル(official)

ファム・ファタルが公開したオリジナルソングは、まさに彼女そのものを体現したような楽曲です。あらゆるものを手に入れる魔性の女、レッドカーペットの上を歩き、ギラギラのアイシャドウに極上のリップ、シャネル、サンローラン、ディールで着飾る…。ゴージャスの爆弾のようなスタイルを自分のものにしていく彼女は、まさにTOP QUEENそのもの。
オリエンタルで魔性度マックスなメロディを、セクシーに歌い上げるファム・ファタル。絶対的強者として「いい女」像を、圧倒するようなパワーと芯の強さをもった歌声でうまく表現しています。どこか無邪気でサディスティックな様子がラップパートにこめられているのも痛快です。ファム・ファタルという語には「運命の女」「男を破滅させる魔性の女」という意味がありますが、その蠱惑的な魅力が見事に再現された曲になっています。

memex – Fall in Me MV

memexの新曲は、疾走感のあるmemex節にスウィングテイストをプラスした、少女っぽさとアダルティな魅力を兼ね備えた作品。眠り姫を題材に、王子様に出会って愛されたいけれども眠りを選ぶ女の子の心理を描きます。「王子様の寵愛を頂戴 でも目を覚ましたくない!」「お姫様の相愛に就きたい でも目を覚ましはしない」というギョッとするようなわがままも、繊細な心のねじれを表現したボーカルを聴いていると、共感できるところが出てきます。韻を大量に踏んでいる歌詞はリズミカルで、眠り姫の心理状態が見えてくるのも楽しいです。

【cover】人を気取る / 花譜【夕葉倫×夏色花梨】

夕葉倫がアップしたのは花譜の「人を気取る」のカバーのデュエット…なのですが、右側の女の子は夏色花梨という歌唱音声合成ソフト「Synthesizer V AI」。あまりにも自然に馴染んでいるので、一瞬わからないレベルのクオリティです。3Dモデルを使った動きもとても自然です。
元々夕葉倫は低音から高音までクリアに出すことのできるボーカリスト。今回は夏色花梨が入って相互補完していることで、彼の歌声のよさがぐっと引き上げられています。

以前もこのスタイルを夕葉倫を実践しており、初音ミクともセッションしています。かなり手間のかかる収録が必要になりそうですが、VTuberとバーチャルキャラクターが同じ世界線で歌うことの面白さという点でも注目したいスタイルです。

マツケンサンバⅡのバックダンサー【つまり腰元ダンサーズ】

踊ってみた動画は人間もVTuberも色々アップしているものですが、なぜかここにきてマツケンサンバⅡのバックダンサーを踊って動画を取るVTuberがいました。それが富士葵という子です。

なぜ今になってなのか、なぜひとりでなのか、なぜフルコーラスなのか、なぜ歌わないのか、誰にもわかりません。ただ踊りが苦手だった時期があった富士葵が、笑顔でキレッキレのダンスを披露し、のびのび楽しそうだ、ということには間違いはありません。富士葵ファンはたまに差し込んでくるこういう全力系謎動画に、心を癒やされています。

【ボイチェンで】転生したら可愛かった / 日ノ森あんず【歌ってみた】

この曲はバ美肉おじさんのかわいさを極めた日ノ森あんずの歌なのでは?と感じるくらいにぴったりなカバーMVが公開されました。日ノ森あんずは活動初期から自身がかわいくあることに余念なく、技術と努力を重ね、今や誰からもかわいいと言われる女の子に…という状態のVTuber。ボイチェンは機械と肉体の技術が必要なのですが、それを駆使して違和感なく歌えていることがなによりもすごいところです。
VTuberはいわば、自分好みに転生した新しい人生のはじまり。この歌を聞きながら、VTuber女の子人生を送る楽しそうな日ノ森あんずを観ると、こちらまで幸せな気持ちになります。

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