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必見!今週のおすすめVTuber 2023.08.28

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(~8月26日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)や、バーチャルアバターで活動しているタレントの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

聴覚障害で耳悪い難聴Vtuberがどうやって通話とかしてるのか説明します

難聴の中VTuber活動を続けている音凪カナネ。VTuberにとって音声は非常に重要なものですし、なにより他人とのコミュニケーションの際は欠かせないもの。ではコラボとかの際どうやって通話をしているのか? 具体例を解説しています。

現在使えるアプリを活用したテクニックを紹介。完璧に使えるというほどの精度ではないけれども、かなり有効なのがよくわかります。
難聴の人は現実的に多いです。それらの人もアバター社会になっていったとき、どうしてもコミュニケーションにおける問題に直面します。自分や相手にどう使えるか、見ておいて損のない内容です。

音凪カナネが声優として出演している架空のVTuber動画「(実在しない)切り抜きチャンネル」のフィクション短編では、将来的にこうなるかもしれない、という字幕読み上げによる難聴者のコラボ配信の様子が見られます。
まだ現在はここまで誤認識なしとはいかないですが、かなり近いところまで来ている現状があります。今後の技術に期待です。

【#もちもちコラボ】にじさんじ七不思議【椎名唯華/にじさんじ】

世渡り上手なとぼけた除霊師椎名唯華と、鋭いツッコミの剣道家剣持刀也。ホラー・ミステリー除霊ハンターの二人組高校生の「もちもちコラボ」。今回はいつもと毛色を変えて、にじさんじの実際にあった七不思議を集めて調べていこうという内容です。この七不思議を他のライバーに参加してもらって、再現映像を撮影。ものすごく凝った内容です。全て実際にあったことなので、箱推しファンなら懐かしさでいっぱいのはず。

未解決の事件ばかりで、中にはかなり不穏なものもあります。しかしエンタメに昇華しているので、今までの歴史として楽しむことができます。すでに知らないにじさんじファンもいると思うので、今までの歴史の情報共有としても楽しめるはずです。

中でも「かまど事件」は当時真剣に問題視され、いまだ未解決の難事件ですが、今だからこそこうやってネタとしてエンタメ化できました。これこそ本当の意味で「除霊」または「お焚き上げ」かもしれません。

3Dであることをフルに活かした企画です。ただし、ギャグとガチ半々。再現映像の中には本当に怖いものもあるので、お気をつけて。

【VRChat】Inspiration Vol.1 – タキさん / Taki

ロシアのスティールタンドラムであるRAV DRUM奏者・タキによるVRChatでの演奏を収めたアーカイブがアップされました。場所はアンビエントなパーティクル演出で有名な「Music Stellar Lake」。
RAV DRUMは反響によって鳴る優しい音色が特徴。月の輝く夜の湖で、光が飛び交う中どこまでも遠くまで音が響き渡っているかのようです。
VRChatの演奏ライブの中でも、かなり珍しいスタイルの演出入りライブです。演奏のクオリティのみならず、パーティクル演出の美しさ、その調和によるチルな空間づくりのバランス、全てが整っている作品になっています。
9月8日(金)にはこのような演奏を含むライブの二回目「Inspiration Vol.2」が開催されるそうです。想像力次第で自由に広がる音楽の世界を楽しんでみてください。

【#オタク仮装コンテスト】視聴者参加型⛱最強のオタク仮装を審査せよ!!【犬山たまき/神楽めあ/兎鞠まり/伊東ライフ】

犬山たまき神楽めあ兎鞠まり伊東ライフによる「オタク仮装コンテスト」が行われました。つまりはコスプレです。色々な種類のものが集まっているのですが、この4人のコスプレが中心です。

恐るべきはクオリティの高さ。ネタ的なものもあるのですが、ほとんどが茶化すところなしの高クオリティです。
中でも伊東ライフのコスプレが大人気。そばかす、超乳、恵体という難易度のコスプレを多くの人が行っており、4人は大盛りあがり。また兎鞠まりの際どすぎる衣装を再現したコスプレも多く、バーチャルをリアルにするとこうなるのか、という面白さで溢れています。

今回コラボに参加していたひとり伊東ライフの配信シリーズが人気です。伊東ライフはポケモンに詳しくないため、以前から全く知らないポケモンの名前とデータだけをもとに予想してイラストを描く、という配信をし続けています。お絵かき配信+ポケモン配信なので毎回ネタが新鮮。視聴者みんなでジャッジするのも楽しい。みんなが長く楽しめる、ポケモンに触れてこなかった漫画家だからこそできる、オンリーワンなコンテンツとして人気です。

身体が溶けてなくなるバーチャルクラブイベント「CANDYTRIP」開催

アーカイブはこちら。

VRChatでは夜な夜なVRでクラブイベントが開催されていますが、その中でもVRをフル活用した激しさという点では群を抜いているイベント「CANDYTRIP」が開催されました。今回は「Music Vket5」とのコラボイベントです。

「CANDYTRIP」はサイケデリックトランスを軸にした音楽イベントで、全てがオリジナル曲なのが特徴(なので録画録音OK)。注目したいのは、パーティクル演出と視界ハック技術の数々。空間に存在しないものを自由に描写することで音の強烈さを表現。HMDを通して見ているものの色が変わったりモザイクがかかったり空間の中に溶け込んだり。視界ハックされることで身体感覚を狂わせ陶酔状態を産む、非常にトランス感の強いイベントです。視界ハックは動画で見るとアニメの一演出くらいにしか見えないのですが、実際見てみると自分の身体も周りの友達もぐちゃぐちゃに混ざり合っている感覚に陥る、不思議な体験ができます。

今回はPAも起用し、音の面でいかに使用されているワールドらしい音が鳴らせるか、いわば音のバーチャルにも挑戦しています。壁の振動、低音による床の揺れ、位置による聴こえ方の差異などが細かく計算されており、本当にクラブの箱の中にいるような錯覚を与えてくれます。そのあたりの話をオーガナイザーの獅丸のインタビューから聴くことができるので、ぜひチェックしてみてください。

VRアート×VR演劇【七夕物語】少し遅い七夕…… #ぱんだと七夕

clusterでVR演劇「七夕物語」が行われました。誰もが知る彦星(役・弥勒)と織姫(役・大蔦エル)の物語をアレンジしたミュージカル。ユニークなのはひよこ師匠がVRでアートペインティングをリアルタイムで行うことで見せる、物語の演出手法です。
どこでVRでペインティングを使っているかは、ハンドコントローラー型のカーソルが現れるのですぐにわかります。キャラクターの心情を表すような背景演出から、物語の鍵になるアイテムまで、その場で書き込んでいく様子はとてもユニーク。要所要所で使うことで、時間の変化を感じさせてくれます。

音楽面でのこだわりが強い作品で、音楽家のやまみーが参加することで物語と音楽をうまく融合させています。
内容自体はとてもわかりやすいものなので、ぜひ演技、歌、演出に注目してみてください。約1時間の、VRでしかできない演劇に挑戦しようとしている意欲的な作品です。

【新曲発表】冥鳴ひまりスーパーライブ!!! Super Live 2023【Vtuber/冥鳴ひまり】

冥鳴ひまりは人を驚かせるようなネタのために凝った下準備をしたり、トークで視聴者にインパクトを与えるような言葉を連発したりと、トリッキーな配信・動画スタイルで根強いファンを集めているVTuber。そんな彼女の新しいスーパーライブ、期待が高まる…と思いきやさっそく紙芝居からスタート。そして昨年の「ワーストテン」から大幅グレードアップしたMVのついた曲が次々と流される、めちゃくちゃ豪華な内容になっていました。もうこの構成だけでファンも大盛りあがり。労力を考えると頭が下がるばかり。曲から曲へとつなぐ導入も見事です。

博愛主義者の歌(角刈りはのぞく) / 冥鳴ひまり
失くしたもの / 冥鳴ひまり
下心オールベット / 冥鳴ひまり

それぞれ単品のMVもアップされています。人間をちょっと変わった視点から切り取った歌は、滑稽で笑えつつ泣けるブルース感があります。

理芽 – えろいむ / RIM – Eloim (Official Music Video)

理芽の新作はホラー映画「禁じられた遊び」の主題歌と言うこともあって、かなりグロテスクな作品です。映像は骸骨とプールを中心に表現しており、どこをとっても不穏感でいっぱい。笹川真央の作る音はヘビーで今にも襲いかかってきそうです。
その一方で、理芽の歌声が普段より幼いのも特徴的。「曖昧なおまじないどうか効いて」と歌う彼女の声は、どこか無邪気で純朴。それがより一層、怖さに拍車をかけます。理芽・笹川真央タッグの新境地として楽しめる作品です。

言葉あれ 「#ぽんぽこ24 vol7 CM 応募PV版」

以前の「ぽんぽこ24」で表現力の高さとVR・ARの可能性を見せ一気にブレイクしたGiftsFromMyDears。前回は現実社会にバーチャル存在のウールを呼び出していましたが、今回はバーチャル世界のウールの元に演奏者であり父である勝彦が入り込んでいます。

テーマは「言葉」。まだ彼女には心がありません。ただ人の形を象っただけの娘です。
そんな彼女に「言葉」を与えたら、心を持つようになるのだろうか?ここから「電子人形生活模擬実験(仮)」が行われるそうです。

イセゲアイドル(ISEGYE IDOL) – KIDDING Official MV【日本語字幕】

イセゲ(異世界)アイドル(ISEGYE IDOL)と固定メンバーが活動する韓国のチャンネルワクタバースに日本語字幕の楽曲がアップされました。イセゲアイドルのメンバーはジンバーガー(JINGBURGER)アイネ(INE)リルパ(lilpa)ジュルル(JURURU)ゴセグ(GOSEGU)ゔぃちゃん(Vlichan)の6人です。

3Dアバターによるダンスと歌のクオリティの高さにびっくりさせられます。K-POPベースの音楽にあわせ、スタイルのいいバーチャル少女たちがパワフルにダイナミックに踊ります。チームそれぞれのファッションセンスや声のバランスもよく、かなり幅広い客層にリーチしそうです。
下のクレジットを見ると、VRChatで大人気のアバタークリエイターこまどの名前が出ており、他にもきゅびくろーぜっとてんぱすおおもりMs.Penguin’s Shopなど、韓国と日本の有名アバター・ファッションクリエイターの名前がずらりと並んでいます。またチャンネルの動画の中には、VRChatで撮影したものも多くあるようです。

商用利用可の衣装を活用し、VRChatなどのメタバースで撮影するバーチャル活動は自由度がとても高いので、今後世界的にさらに需要が高まるかもしれません。イセゲアイドルはその撮影技術と、アイドル的才能のクオリティ面で、今後もチェックしていきたいところです。

ソワレ / 星街すいせい(official)

星街すいせいの新曲「ソワレ」のMVは音楽の特異な構造と、それを難なく歌う歌唱力と、それを彩る豪奢な映像とで生み出された渾身の作品です。ナナホシ管弦楽団によるこの楽曲、AメロBメロときてサビの「瞬いた」で1段階大きくメロディチェンジします。その8小節後の「朝未き」でもう一段階メロディチェンジ。歌い方を変えないと追いつかないかなりトリッキーな展開ですが、これをハツラツとした星街すいせいの歌声が表現したことで、夜明けの短い時間とその変化を感じさせる、ワクワク感を作り上げることに成功しています。サビ終わりのエモを感じさせる締め方の音も、丁寧に歌われています。

書き割りの質感がリアルな、舞台を模した街や部屋の作りがユニークです。サビの部分に入ると大きな時計とスチームパンク的歯車へ移動し、あらゆるものが動き出すことが示唆されます。そして大サビで天球へ。「星街すいせい」という名前から生み出されたイメージをたっぷりと詰め込んだような、見ごたえのある演出です。衣装も今までのものが色々出てきておりとても豪華。バーチャルならできるこのステージ、ぜひライブでも使ってほしいです。

星は三度瞬く – えのぐ [Official Music Video]

まっすぐにアイドル道を突き進むえのぐの新曲「星は三度瞬く」のMVが「V」と「R」で2つ公開されました。Vは三人の心情描写の入ったミュージックビデオ、Rはライブの舞台で歌い踊る形式の映像です。
三人体制になって初めてのえのぐのMVです。えのぐはずっと駆けあがりつづけるスタイルで戦っているアイドルです。夢に関しても「手のひらの答えを 正解に変えてきたよ 叶わないとか思えない 笑われたっていい」という、むしろ自らの周りを変えてやるくらいの気迫で突き進んでいます。
えのぐ自体は何度も苦境にさらされ続けてきたバーチャルアイドルグループです。最初のメンバーは5人、そして4人、今の3人。それでも、もう一度光ることをここで宣言。粘り強く戦う、実力を身につけ諦めないアイドルの人生の物語に触れたかったら、ぜひ今からえのぐを追ってみてください。

全力度マックスで歌いパフォーマンスする、鬼気迫る迫力を感じられるライブ映像もおすすめします。バーチャルもリアルも関係なくない、生きた人間の、アイドルの強い意志が、会場に熱気を与えているのがよくわかるはずです。

アジアの純真 – PUFFY // covered by 長瀬有花 & somunia

このコラボが見たかった、というファン多数。長瀬有花somuniaによるコラボカバー楽曲が公開されました。その選曲が「アジアの純真」。歌自体に力のあるふたりですが、同時にふんわり力を抜ける「脱力」能力の持ち主でもある両者が歌うと、アジアのゆるく温かい風が吹いてくるかのような心地よさにあふれます。

今までだと相対性理論「気になるあの娘」のカバーをふたりとも出しています。どちらも非常に「長瀬有花」「somunia」のキャラクター性とボーカル路線がよく出ているので、聴き比べてみてください。似たようなほんわか脱力感がありつつ、内包するエネルギーやイメージの洪水の種類の違いが感じられると思います。それがあってこその今回のコラボ。両者を観てからあらためて聴くと、味わいがまた変わります。

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