Home » この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(~10月6日)


必見!今週のおすすめVTuber 2023.10.08

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(~10月6日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)や、バーチャルアバターで活動しているタレントの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

【3D化から1年】おむのバーチャル人生年表クイズ!!!!|#おむらいす食堂

おむらいす食堂が3D化から一年たちました。彼女にとってこの3D化はとても大きなもので、VRChatやclusterをVTuber活動でもプライベートでもどっぷり入り浸ったり、憧れのぽんぽこに出会ったりと、人生が変わる体験をし続けています。そこで、3D化してからの怒涛の日々の出来事を当てるクイズを、ゆかりのある面々を呼んで出題しています。

とあるきっかけで出会った面々なのですが、VTuberのふたりに加えて「MoguLive!」のライターがたまたま一緒に遊んでいたがゆえに参加しているという不思議な絵面になっています。このあたりからも、おむらいす食堂の人間関係の広さ、人懐っこさ、自由さが伝わってきます。
2Dでも3DでもVTuberの活動は自由にできます。しかしおむらいす食堂の場合は、やりたいことがたくさんあったのもあって、3D化したことで次々なしとげながら、同時に人とのつながりも爆増しています。これもまた、VTuberの活動方針のひとつとして注目したい部分です。

【VRC想定】だまこやハロウィン限定パック(10/31まで)

damakokoがオーナーを務めているだまこやがハロウィン限定パックの衣装を発売しました。この動画を観ると新規衣装発売、という普通の映像に見えるのですが、実はこれ「対応アバター」の記載がありません。人間型のアバターならちょっといじれば着せられる「AAF(All Avatar Fitting)」衣装です。
現在主にVRChatで使われているアバターは、素体と基本衣装のセットを買ってから、他で販売している衣装を着せ替える、というのが主流です。素体はショップによってサイズがバラバラなので、そのままではうまく着せることはできません。そのため「対応衣装」が制作され、アバターにあわせたサイズの衣装が販売されます。
ところが対応衣装は、いま出ているアバター全てに作ることはできません。どうしても人気のアバターのみの対応になりがちです。これによって「有名アバターが売れる→有名アバター対応の衣装が出る→有名アバター以外は衣装がないのでユーザーが買いづらくなる」という、誰も悪くないのに負の連鎖が生まれているのが現状。新規クリエイターが入りづらい環境になってしまっています。

非対応衣装をUnityのみで着せる|damakoko
AAF始めました|damakoko

damakokoはこの問題をなんとかクリアするべく奮闘中。そのひとつがAAFの開発です。本当は自分のアバターに対応していない衣装でも、Unityで調節することで着せることができます。その意識が生まれさえすれば「対応衣装がない」と諦めずに、より幅広く自分のアバターに衣装が着せられるはず。
現在の3Dクリエイターの大きな問題のひとつなので、アバターを持っている人は非対応改変に挑戦したり、AAFに触れてみたりするのもいいかもしれません。

【ハンドトラッキングキター!!】nizima LIVEの超大型アップデートについて余すことなく解説します!!

Live2Dの達人乾物ひものによる「nizima LIVE」の新機能解説動画がアップされました。ハンドトラッキングやエフェクト機能などが追加され、大幅にグレードアップ。実際に動画の中でオリジナルの使用方法を見せてくれます。

ついにLive2Dで、手を動かせるように! アニメーションで手そのものを作っている猛者はそうそういませんが、nizima LIVEにはデフォルトで手のLive2Dも入っているので、くっつけて動かすことは可能です。
エフェクト効果はLive2Dのアバターを、アイデア次第で多彩な見せ方ができるもの。組み合わせ次第でものすごく幅広いバリエーションで使えるため、特にMVを作ったりする人には向いている機能です。
紹介だけではなく、しっかり使い方のコツを教えてくれている動画なので、これから始めてみようという人にもおすすめです。

録音した声で野良とVCしたら最悪な空気になったwww【VALORANT】

ラプラス・ダークネスは所属するホロライブとしても、VTuber全体としても比較的珍しい形式で活動を始めています。
今力を入れてたくさんあげているのがショート動画。そしてYouTube配信ではなくTwitch配信がメインになっており、その切り抜きをサービス満点でユニークに編集してYouTubeにアップする、というスタイルです。
今回はその切り抜きを意識した上でTwitch配信したものをアップ。ストリーマーというよりは、ゲーム実況者の形式を意識したようなテンポのいい編集動画になっています。

録音した声で野良で入ったら意思疎通できるのか、というわかりやすい企画性もあるので、ゲームを知らない人でも見やすい作りになっています。
このスタイルはラプラス・ダークネスが活動方針としてしっかり計画しているものだと配信で述べています。ショート動画が人気でどんどん伸びている彼女ですが、ショートから入った人は、ライブ配信をやると見なくなる傾向があることを分析。そのためにYouTubeでは編集動画、配信はTwitchと分けたようです。
Twitchでの活動は、赤見かるびやぶいすぽっ!メンバーなどが積極的に行っています。多様化しているVTuber界は現在ストリーマー、ゲーム実況者との境界線も曖昧になりつつあります。だからこそ、VTuber側も柔軟なスタイルと計画性が求められている時期なのかもしれません。

加工に騙されるな!最カワ写真トーナメント【視聴者女性化写真募集】

数打あたるが行ったのは、視聴者女性化写真による「最カワ写真トーナメント」。今の写真加工技術はレベルが高すぎて、どこまで加工なのかわからない状態です。そこで男性のみ参加で、女性化加工した自分の写真を撮影し、視聴者投票によって優勝者を決めました。どれもこれも原型がわからない状態で、見応えがあります。

クオリティが高すぎて芸能人的美女ぞろい。中には加工が盛りすぎていないナチュラルテイストで「こういう女の子いそう!」と感じられるリアリティのある写真も多数。究極美人もいいけれども、生身感があるほうがいいという視聴者もたくさんいました。
投稿者の加工技術、自撮り力、かわいさの感覚などが問われる、ユニークな企画です。

【総勢19名】 #にじさんじヘアケア調査委員会 | #レインと美活 【レイン・パターソン/にじさんじ】

美容系の配信を頻繁に行っているレイン・パターソン。今回はにじさんじのメンバーにシャンプー&トリートメント、スペシャルトリートメント、スペシャルケア、こだわりのヘアケアについてアンケート実施。総勢19人ものライバーから解答が寄せられました。
初期は視聴者の間で「グルシャン」などの謎習慣があって、VTuberの使用シャンプーは伏せられる事が多かったのですが、現在はすっかり変わりました。ちゃんと美容としての重要性を紹介しつつ、視聴者も実際に使い方を考えられるよう、レイン・パターソンは丁寧に配信をしています。

この配信で注目すべきは、男女両方から回答が寄せられていることです。どうしても美容はその販売数だけ見ても女性にかたよりがちですが、男性からもしっかりしたヘアケアの方法が寄せられています。
自身の髪質も発表した上でのヘアケア用品紹介なので、悩んでいる人は髪質にあわせてライバーの使用しているものをそのまま真似るのもよし、参考にしつつアレンジするもよしの内容です。男性でヘアケアする予定のない人でも、こういうやり方があると知るだけでも価値がある配信です。

【お披露目】企業勢2年目、いよいよ解禁します

VEEに加入してニ年目に突入した亞生うぱる。今回は実写配信ということで(といっても亞生うぱるは初配信から実写を使っています)みんなが緊張して見守る中実施。ところがすぐにその正体は明かされました。

亞生うぱるの肩にのっている「にゃもり先生」がまさかの実写化。はちゃめちゃながらも脱力感があり、いかにも「らしい」スタイルで動き回ってくれます。
ものすごく凝ったお披露目になっており、亞生うぱるによるクイズに答えたり、餃子を作ったり、ネットサーフィンをしたりと生活感が垣間見えます。この徹底したエンタメへのこだわりとゆるゆるなテンションこそが、亞生うぱるチャンネルの味です。
近年は実写も活用したVTuberが増えつつありますが、実写でも2Dアバターのキャラクター性と全く変わらない様子を見せてくれると、実在感があってオトクな気分になれます。特にLive2Dアバターと同時に映ることができる彼女のスタイルは可能性が大きそうです。実写活動の多めな亞生うぱるの活動の幅が、また一つ広がりました。

イケてるパーカー / ぼっちぼろまる (Music Video)

ぼっちぼろまるの新作MVは、青春エモロック全開な音に、等身大の思いを詰め込んだ歌詞が魅力の、ぼっちぼろまる節全開の作品。今までのぼっちぼろまる作品が好きな人には間違いなくおすすめの歌と映像です。

イケてるパーカーを着ることで万能感を得て、堂々と町中を歩き、キミをデートに誘う。パーカー一枚でそうそう人生が変わるわけは当然ないのですが、パーカーは新しい一歩を踏み出す勇気を表現したアイテムのようです。今までできなかったことを、イケてるパーカーをちょっと着るという行為を通じて自信を持って歩けるようになる。この衣装が持つ力は、メンタル面で絶大です。ニ番でパーカーを着ることで筋トレやバイトを頑張るようになる姿が、非常にポジティブ。スイッチが入ったかのようです。
グリグリ動くアッパーな映像は、一歩踏み出した喜びとテンションを表現しているかのよう。疾走感抜群のメロディで、こちらまで一歩踏み出すために背中を押してもらえる作品です。

おつかれベイビーズ – Homecoming【MV】

VTuberたちの青春の1ページを書き留めるかのようなおつかれベイビーズの楽曲。今回は特に爽やかさとエモーショナル満載です。「青臭いと笑うのは自分だけかもしれないね」という締めの歌詞が、なんともぐさりと胸に刺さります。

忙しい日々の中、自由を失ったような気がするけれども、本当はそれは自分が諦めてしまったからかもしれない。今も自由に飛べる人たちへの憧憬が、ギターの響く音色やまっすぐなボーカルにこめられています。
メンバーが一切出てこない、風景だけのMVが曲の視点にぴったりマッチ。見る場所によって光景が変わるのは、歌詞の中の自由や可能性のありかたにシンクロしています。

カフカ/ぽんぽこ covered by #ぽこプロ

以前ぽんぽこ24の企画で一曲プロデュースする、というオーディションが行われ、選ばれた「ぽこプロ」。雪餅ののめしゅがーぐらいだー陽音ひよりの3人は「リアルタイムスーパーマーケット」でオリジナル曲を得て、無事プロデュースされました。
その3人が一曲でとどまらず、ぽんぽこの「カフカ」をカバーし、アップしました。
「宵闇、車窓、君は、幸せそうに見えた。君じゃない、僕だ。「何処でも行けると、この手を掴んだのは、僕のような君だ。」「まあいいっか。飽きるまで笑おうぜ!」という自分を鼓舞する歌はぽんぽこたちの活動そのものにシンクロする部分がありますが、これをぽこプロの三人が力いっぱい、声をそろえて歌ったことで、先輩から後輩へと血が受け継がれました。元の「カフカ」と今回のカバー、どちらも味のある作品でありつつ、見え方は大きく異なるのでぜひ聴き比べてください。1企画ではあったけれども、選ばれるべくして選ばれた3人だったことがわかってきます。その他にもピーナッツくんの「お気楽KING」もカバーされています。コラボ配信などもあり、かなり仲良くなっている様子も。

今のVTuberの熱気はまるでバーゲンセールのよう。そして「思い出になるのはもういいよ」「いつも通り 新品 モチベーション!」と消費され忘れられることなんかない、熱く活動をし続ける様子をポジティブに描いた「リアルタイムスーパーマーケット」。この歌詞をVTuber最古参でもあるピーナッツくんが書いた、というのも見逃せません。
いきいきと活動し続けている3人は、オーディションからかなり時間がたったものの、今もずーっと元気なまま活動を続けています。プロデューサーであるぽんぽこ・ピーナッツくんによって作られた曲が、3人のフレッシュであり続ける精神を表現した作品になりました。

過去のおすすめ記事はこちらから:
必見!今週のおすすめVTuber


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード