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VTuber 2024.01.07

この動画がすごい! 今週のおすすめVTuber動画(~1月5日)

数々の不審者に関する目撃情報

月ノ美兎のライバル的存在(?)の謎ノ美兎。にじさんじ単独フェスの「にじフェス」にゲリラ的に出現することで知られていますが、今回は謎ノ美兎が一体何をやっているのかを視聴者の撮影記録からチェック。自由奔放すぎる様子がたっぷり見られます。

他の人が撮っているプリクラに乱入したり、人のカバンを勝手に取ってポーズを決めたり、ゴミ箱を漁ったりと縦横無尽。かつらを脱いで振り回す姿に関してはもう逆に、アイデンティティをぶっこわすというアイデンティティができているかのよう。
謎ノ美兎がイベントにゲリラ出没すること自体は昨年のSNS投稿で話題になっていたので、今回も楽しみにしていた人は多いようですが、どこにでも現れるキャラクターショーのようなエンタテイメント性と、得体が知れないままのバーチャル性があいまって、かなりユニークなコンテンツになっているようです。

【一番好きなワールドは??】800人に聞くVRChatワールド人気調査!!【VRChat ワールド】

メタバースで体当たり調査する、ユーザーの本音を見られるのが面白いエンジンかずみの動画。今回アップしたのは、800人にアンケートをとって聞いた好きなVRChatワールドとアバターの人気調査です。かなりの人数が回答しているだけあって、VRChatユーザーが見ても信頼できるデータになっているようです。

アバターの人気投票は、個々の感じる「かわいさ」の平均値以外に、どのような部分で人気が出るのかが分析できるものになっているので、アバターを買うときの参考にも、またVRChatのトレンドを俯瞰してみる際の分析材料にもなっています。
ワールド人気投票は、クオリティの高さと普段使いに適しているかどうかが話題のポイント。
あくまでもVRChat文化の話ではありますが、メタバースにプレイヤーが求めているものの片鱗が見られるデータなので、少数意見もあわせて必見です。

#029 めどう:表現の幅は無限大!?VR演劇の可能性についてバーチャルアクターに聞いてみた

バーチャルの世界で活躍する人にインタビューをする動画チャンネルシルホドスキ。バーチャルアクターのめどうに話を聞いた回では、VRの演劇の魅力と可能性について掘り下げています。
インタビューの中で、演劇表現でVRはどのように可能性を広げるかを語っています。実際に舞台に立って演じたり、カメラの前で撮影している人間だからこそ感じていることが述べられているので、今後まだまだできることとして聞いておくとVR演劇界隈がより楽しく見えてワクワクしてくると思います。

めどうはVR演劇の一人芝居をYouTubeにアップしており、すべての出演・撮影・編集を行っています。複数人でも姿かたちを変えることができるのも、VRならではです。

ツナマヨ同好会による貴重なVTuberインタビュー

ツナマヨ同好会は現在、様々なジャンルのVTuberにインタビューをする動画シリーズをアップしています。何回かに分けてアップしているので、それぞれが短く見やすいです。
招いている面々が強烈な個性を放つVTuberだらけ。懲役太郎さはなおだのぶ木風公子など、かなりソリッドなVTuberにも話を聴いています。
インタビュアーはほわほわっとした優しい口調なのですが、だからこそなのか一般のインタビューではまず聞けないディープな話題に思い切り踏み込んでいます。ヤクザの栄枯盛衰について、炎上について、VTuberの変顔など、当たり障りのない質問も答えづらい質問もフラットに扱っているのはかなり面白いところです。
様々なジャンルの相手に積極的にインタビューをしているようなので、今後誰が出てくるのか、どんな質問と答えが飛び出すのか、かなり個性の感じられるインタビューチャンネルになりそうです。

【新年大型企画】 架空の生物研究発表会【Sony Music VEE / 魔王トゥルシー / 北白川かかぽ】

魔王トゥルシー北白川かかぽが行ったのは「架空の生物研究発表会」。様々なVTuberによるプレゼンと視聴者からのイラスト募集で集まった生物を実際にみんなで見ながら、専門分野で活躍するVTuberがきちんと科学的に検証するという、かなり凝った内容です。審査員の科学者たちは、むしに詳しいあやつじ、獣医師のすぐる先生、古生物学の白亜マウルの3人。専門用語も飛び出す空想科学になっています。

パッと見ると本物にしか見えないもの、ストーリー性のあるもの、プレゼンテーション芸としてクオリティの高いものなど、各々の解説自体も見どころ満載です。全員がフリップを作って来ているので、文章やイラストのこだわりも見ていて楽しいところ。いてもおかしくない、いたら面白い、と感じさせる生き物が次々とでてきます。
企画者、出演者、審査員、視聴者投稿の知的クリエイションのバランスが非常によく取れている配信です。

プレゼンテーターの中でも寄生虫の話題で波乱を呼んだ甜瓜あん。たまたまですが企画の前の日に「アニサキスの痛みで呻き叫ぶASMR」を公開しています。あくまでも演技ではありますが、生々しさとストーリー展開がユニーク。ハリガネムシを産む配信などをやっていたこともあって、出演者たちを戦慄させていました。

【 OBS解説 】最新版!!! OBSの最適設定を極めよう!!!【 Vtuber 毘沙門天ゆるいこ 】

YouTubeで配信する前に見ておくとすごく便利。毘沙門天ゆるいこによるOBSの最適設定を解説する配信が行われました。OBSとはYouTubeやその他配信をする際に使うほぼ必須のツール。かなり便利なのですが、色々なことができすぎて、どうしても初見では分かりづらい部分もいっぱいあります。適当に使ってもなんとかなりますが…。

さらにワンランク上を目指して、より良い状態で高いクオリティを目指すための配信です。設定の何がどういうことを示しているのか、どう調整すればベストなのかを一個ずつ丁寧に解説しており、ちょっと観るだけでも「配信」の仕組みに対する解像度があがります。

毘沙門天ゆるいこはOBS操作の他にも、サムネイル制作や配信画面づくりなど、具体的なテクニックやツールを紹介しています。解説がわかりやすく、かつすぐ使えるもの揃いなので、ぜひチェックしてみてください。

【#企画 】卒業するVtuberを見送るリスナーたちの想い【#引退 | #卒業 | #マシュマロ】【星めぐり学園/Vtuber 神乃ひかり】

こういうアンタッチャブルで、だけどみんなが抱えている思いに、ダイレクトにぶつかっていけるのがネ申乃ひかりの強み。卒業するVTuberを見送ってきたリスナーたちの痛みをマシュマロで集め、共感したり思考したりする配信です。

VTuberは生まれては消え、消えては生まれるもの。とはいえ数年前と今ではまた様子も変わっています。かつてあった「登録者◯人いかなければ引退」というひりつき感の話題、いわゆる「転生」に対しての「初めまして、初見です!」という言葉、卒業理由を明かすか否かの問題など、メタな部分も含む話題が盛りだくさん。ただ、どの話題もVTuberの推しに対しての、大好きだった、という感情が基盤にあるので、胸がギュッと締め付けられます。
答えのある話題ではありませんが、VTuberを考える際に避けて通れない話題の、リスナー側の感情を知る一助として、観てほしい配信です。

33. 2分の1

新年の朝日に叫ぶかのような、憂いと情熱の詰まったクスモトの新曲です。ギター一本で弾き語りをするクスモトのスタイルは、研ぎ澄まして洗練しているからこその迫力があります。今回もそのパワーは健在。感情の波をそのまま音にしたような激しいボーカルは必聴です。
自らが欠けていて二分の一だと憂鬱なこと、それを逆光で照らす朝焼けが嫌いなこと。共感できる人もいるのではないでしょうか。「クリエイターだかアーティストだかには もうなれなさそうだ」という歌詞は、痛みでいっぱいです。だからこそクライマックスの叫びがより輝いています。

【VRChat】アバター重い女 / 乙女雨☔️ × てんてい

VRChatの中で起こる人間たちの心情を曲にするシンガーソングライターのてんていと、自らの思いと生き方を赤裸々に歌う乙女雨。ふたりが組んだことで、メタバースならではの部分で浮き彫りになる女性心理が繊細に表現されました。

心の重さと、アバターの重さ(ファイルの大きさ、装飾品など)をひっかけて歌うこの作品。恋愛対象に対しての愛の重さをコミカルに表現しつつ、それがどうアバターの重さに現れがちなのか、考え方のすれ違いになりがちなのかが巧みに歌詞に練り込まれています。
VRSNSの言葉と感覚で表現するからこそ伝わる心の機微は、他の言葉では言い換えられない具体性と味があります。

ヴァーチャルバーサーカー – えのぐ [Official Music Video]

戦い続けるバーチャルアイドルえのぐの新MVは、彼女たちの今までを知っていればいるほどに強烈に響く、ハイスピードロック。もちろん知らなくても、町中で流れていたら一発で心を掴まれるだけの迫力がある作品です。

「戦況は関係ない 撤退とかてんで興味ない」「一途に、浮世離れても 狂い咲け」全くゆらぎなく、後ろを振り向くこと無く、後悔も語らず、ひたすらデカい夢に向かって爆進し続けるのがえのぐスタイル。今までもパワフルな歌声で突き進む様子を表現していましたが、今回は「バーサーカー」とまで歌ってためらいゼロなのを表現しています。
えのぐはデビューしてから今まで、山あり谷ありどころじゃない波乱万丈すぎる経緯を辿っているアイドルグループです。華々しく舞台に立つこともあれば、存続の危機寸前で苦しむこともありました。
特に最近では所属事務所の岩本町芸能社が廃業・倒産を発表してまたしても大きな転換点が訪れました。しかし彼女たち三人は「私たちは活動を継続し、夢と目標を追い続けます」と明言。この生き方自体を作品として昇華する表現が、えのぐイズム。絶対揺らがない彼女たちの生き様は、アイドルとしての魅力と迫力に満ちたリアルタイムコンテンツなのでぜひ見ていただきたいです。

ライブでの新曲発表の際の盛り上がりも動画になってアップされています。えのぐのライブでの3人の叫びとシャウトは、観るものを熱狂させるだけの重みにあふれています。

LAUTRIV – アイリス [Official Music Video]

ガツンとしたロックを聞きたかったらLAUTRIVがオススメ! 新曲「アイリス」は疾走感抜群のメタルナンバー。激しくヘビーなデスボイスや、ドラムのツーバスのスピードが心を高揚させます。曲自体は昨年にライブで発表されていました。こちらも大迫力なので必見です。

音もパフォーマンスもかなり調和が取れているバンドで「VRの中で激しくロックを見せるグループ」としての完成度がとても高いです。楽器はVRで再現する際に技術が問われる鬼門のひとつですが、楽器隊の動きはかなりリアルで自然なのはみどころです。
cocoが歌うメロディアスなサビのキャッチーさもあり、今後のライブでも間違いなくキラーチューンになること間違い無しの作品です。

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