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VTuber 2023.01.08

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(12月24日~1月6日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)や、バーチャルアバターで活動しているタレントの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

今回紹介した動画のYouTube再生リストはこちら

静岡県浜松市のVtuber調月音葉が春華堂さんの「うなぎパイファクトリー」に行ってきた🌙🍀【おとはっぴーレポート】

静岡県浜松市のアイドルになりたいVTuber調月音葉が、浜松市名物うなぎパイを作っている「うなぎパイファクトリー」に工場見学へ行った動画がアップされています。建物のオシャレさや、見学者向けに完備されているところまで、工場の魅力をしっかり見せてくれます。

うなぎパイといえば秘伝のタレ。これはうなぎパイ職人でも数人しか知らないとのこと。このようなうなぎパイ豆知識を聞きながらじっくり見学できるのみならず、アトラクション的な部分でより深く学べる様子も紹介されています。
調月音葉は2Dと3Dのボディの両方を駆使して、この工場の魅力と自身の魅力をうまく見せてくれています。親子で見ても楽しめる内容になっており、地域の魅力発信動画として価値のある一本です。

歌とダンスの動画も多数アップしており、「アイドルになりたいご当地VTuber」としての活動を頑張り続けている調月音葉。こちらもクオリティが高く見応えがあるので、あわせてご覧ください。

生物学研究者が解説!光合成できる人間は実現できるか? #vtuber

しっかりした検証資料などの裏付けに基づいて生命科学を解説する、生物学研究者VTuberの高遠頼。今回は人間は光合成できるか、という長年の謎に迫ります。
結論だけいうと、不可能ではない、という方向性のようです。その理由についてを膨大な資料から解説。細かい部分の編集で動画が調整されているため語りが聴きやすく、難しい言葉が出てきても内容が飲み込みやすくなっているのも見どころです。
SFのようでSFではなくなってきた、科学の進歩の姿を学べる動画です。

【#にじオードブル】ライバーの好きなものだけ集めた最強のオードブルを作ってみた【にじさんじ/伏見ガク/シスター・クレア/ジョー・力一】

ジョー・力一伏見ガクシスター・クレアによる「ライバーの好きなものだけ集めた最強のオードブルを作ってみた」企画が行われました。にじさんじライバーに、これがあったらうれしい、というものをあげていってもらい、それを詰め合わせたら必然的に最高なものが作れるのではないか?という実践企画。なお費用はジョー・力一の自腹です。

前半から「これはあるとうれしい!」という食べ物が続くのですが、舞元啓介が出した「伊勢海老」以降、空気ががらっと変わります。無茶だと思っていた具材を実際に入れてからというもの、3人の美的意識が刺激され、オードブルとしての完成度の高さはどんどんあがっていきます。
誰も打ち合わせていないから当然かぶりもありますが、いざ盛り合わせるととても華やかで豪華。ネタかな?というものすらも、きれいに容器の中に溶け込んでいく様子は大変見ていて気持ちがいいです。バラバラな個性が集まって華やかになる、にじさんじらしさを象徴するようなオードブルづくりの動画です。

VRシャボン玉吹き具「アロマパイプ」【アルネヴィークの日常】

水の都アルネヴィークに住むバーチャルクリエイターミズナギ。今回紹介しているのは、街でのんびりすごす時に使っているVRの器具、アロマパイプについて。とても心に優しい逸品のようです。

ミズナギが描くアルネヴィークの世界は、かなりしっかりとした世界観背景があるのが魅力的です。今回のアロマパイプも、作りのおもしろさだけでなく、デザインそのものや存在意義にアルネヴィークの世界の思想や流行のようなものが見え隠れしておりユニークです。

街や自宅の細かい作り込みや、この世界を感じさせるギミックなどを通じて、この世界の魅力をギュッと詰め込んで見せてくれる、クリエイティブなチャンネルです。

DancerVTuber海 夏青 2周年記念イベント “Keep On Dancing!!” All Showcase Movie

活動二周年を迎えたDancerVTuberの海夏青。その記念イベントとして「Keep On Dancing!!」というダンスショーケースが開催されました。現実世界でもVRChatでも活躍している数多くの著名なダンサーが集結。現在個人でできるVRダンスの技術を一同に会して観ることができる貴重な機会になっています。

VRChatのダンススタジオ「VRP Dance Studio」代表のたみや、VRポールダンサーのnanameなど、参加ダンサーは多数。またVSingerの潮成実や津軽三味線VTuber早紅夜、VラッパーのCROWKも参戦し、盛り上げています。
オンラインでのバーチャルダンスは、音のラグの問題やトラッキングズレなど乗り越える壁がありますが、その分自由な姿で、沢山の人に見てもらいながら、スタジオで並ばなくても一緒に踊れるという利点があります。海夏青と参加者たちの、ダンスが楽しくて仕方ない、という思いが伝わってくるイベントです。

📻 マヨナカ放送オカルト便 ~2434Mhz -存在しない周波数-~ #1【にじさんじオカルト研究部】

赤羽葉子森中花咲伏見ガクギルザレンIII世の「にじさんじオカルト研究部」によるラジオ番組が始まりました。オープニング、ジングル、推薦曲などこだわりが盛りだくさん。コーナーも「オレ達の考えた最強ホラー都市伝説」「こちらギルザレンⅢ世捜索本部」など4人のキャラクター性とオカルトが楽しめる内容で、一回目から「ラジオ」らしさへの追求が見られる企画番組になっています。
特筆すべきは、会話の合間に挟まるものすごい数のCM。ラジオ番組はラジオ広告もセットであってこそ、という森中花咲の思想が反映され、にじさんじライバーによるお手製のCMがたっぷりと挿入されています。「ふつまひジェネギャング」や「ジョー・力一の空中ブランコ」「カフェドナヒーリングコーヒー」などはラジオのCMでそのまま流れてもわからないほどの完成度。森中花咲の企画力と、4人の進行力、そしてにじさんじの才能とノリの良さが集結したラジオ番組になっています。

【VTuber】2022年(勝手に)科学ニュース大賞【北白川かかぽ/VEE】

北白川かかぽが行ったのは、2022年にあった科学のニュースを、それぞれのジャンルの専門家VTuberを招いてピックアップ、解説していくという内容です。医薬学の雨声シト、物理・天文学の彩恵りり、化学の才媛テス子、生物学の高遠頼が登壇し、それぞれの視点から話題を取り上げています。

世界一高い薬が承認されたけれども、そのお値段は?など、科学に詳しくなくても興味深い話題が盛りだくさん。同時に科学大好きな人にとっても歯ごたえのある内容です。北白川かかぽの聞き手としての能力が高いため、難しい話題でもきれいに整頓してわかりやすくなっているのも見事です。

【 企画雑談 】2022年を映画で振り返る! 視聴者が選んだベスト映画発表ほか【 Vtuber 常世モコ 】

映画を愛するVTuberの常世モコが、2022年の映画を振り返りながら視聴者投票でベスト映画を決める配信を行いました。最初に時期ごとの話題作を一通り振り返りながら映画の話題を盛り上げているので、投票外の作品もしっかり思い出しながら、2022年を思い出せる構成です。是非投票順位を予想しながら見てみてください。
常世モコは大量の映画を観ているがゆえの知識と、ポジティブに楽しむ姿勢、公平な目線での観察眼をしっかり持っているので、映画語りや映画解説はかなり信頼して聴くことができます。映画をみんなで楽しむVTuberとして、今年も注目したい存在です。

[Original Anime MV] 別世界 – 天音かなた/hololive

天音かなたのオリジナル新曲はフルアニメーションのストーリー性深めの作品。ただし作中に天音かなた本人は出てきません。そのかわりあらゆる人が自身を投影してやまないであろう架空の人物が登場します。アイドル、俳優、キャラクター、VTuberなどに対して強く憧れたことのある人には、痛みのある楽曲です。

「一人の女性への複雑な思いを曲にしてみました。」という概要欄が印象的なこの楽曲は、作詞作曲ともに天音かなた本人によるもの。彼女が得意とする高音部ボーカルを活かした、悲痛さと哀愁の表現がピタリとはまった作品です。
天音かなたはコアなドルオタとして知られています。もしかしたらこの人物は天音かなたの思いの具現化かもしれませんし、逆にこちら側であるリスナーと推しの関係ともとることもできます。捉え方次第で形の変わる作品ではありますが、そこにある感情はおそらく普遍的なもの。「別世界」というタイトルの持つやりきれなさと儚さが痛烈な一作です。

届かないと思った虹の赤にこの手届くように / 焔魔るり【Music Video】

透明感のあるハイトーンボイスと、赤く燃え盛る情熱的な声量の力強さが魅力のVSinger焔魔るり。クラウドファンディングで新たな3Dモデルを手に入れてから初の、オリジナル曲フルMVが公開されました。
憂い強めな序盤から一転し、駆け上がっていく歌声の表現は必聴。彼女のボーカルの魅力が詰まっています。

「遠すぎると思った青い空も果てがあるように 追いかけて追いかけて最後にたどり着く」という歌詞が象徴的。夢に憧れる、というふわふわ感がなく、つかむところまで行って離さない、という現実的な思いの強さにあふれている曲です。ラスサビからクライマックスへの超高音パートは、それを裏付けるかのような歌の技術と迫力に満ちています。

【小説風MV】白雪の子とオーケストラの森 / #風街ピリカ【Vtuberオリジナル曲】#Vソニ

歌で物語を綴り続けている吟遊詩人風街ピリカの新作は、雪が溶けぬ世界に生きる少年のおはなし。「ハル」という季節がこない世界で、少年は森の奥底までもぐって高らかに歌い続けています。そんなある日、白い少女が目の前に現れます…。

メロディは明るく優しく、歌声も温かいため、全体的に曲は非常に聴きやすい、童謡のような構成です。歌詞も難しい言葉を使わずわかりやすいため、映像に出てくる文章を読みながら聴けば、何が起きているかはすぐにわかるはずです。
だからこそ、この物語をラストまで聴いた時に様々な感想が生まれると思います。永遠に「ハル」がこない世界で、この結末は幸福だったのか、それとも悲劇だったのか。
風街ピリカは詩人であり語り部なので、そこに私的な感情を乗せることはありません。あくまでも起きたことをつづり、主人公の心情をそのまま伝えます。是非この数分の物語を、自分なりのフラットな感覚で味わってみてください。

夜迷い言 / HACHI 【Official MV】

HACHIの新作は実写MV。あるバンドマンの葛藤を描いた映像は、心をむき出しにした鬼気迫るものがあります。その物語とシンクロしながら、HACHIの歌声は痛々しい心情を歌います。人間のありのままを歌えるのはHACHIの血の通った生々しい歌唱力ゆえのもの。
「ライブハウスのステージは客席から一段高い 15cmそれだけ一度降りてしまえば観客と変わらないぼくだ」という歌詞は、音楽経験者やVTuberにとってゾクリとする事実です。これを受け止めて歌うHACHIのボーカルが様々な人の青春の痛みを刺激して来ると同時に、その向こう側にあるものをMV側で補完する構成も巧みです。

【Original】星ノ唄結ビ【ALL STARS】

結イによる企画「星ノ唄結ビ」は、12星座をモチーフにしたカバー曲をつないでいく、歌動画投稿リレー企画。ボーカリストが集結し、星座にあわせた作品を披露していく大型企画です。そのラストとしてアップされたのが、この全体曲「星ノ唄結ビ」です。
結イ葉月ショウゴ涅杜キョウはくりえる夜咄リゴPashiRimeik音沼ロノエ海月-Mitsuki-Sarah_はくゆ蓮宮ゆがの12組13人が参加しているこの曲は、それぞれバラバラな個性の歌声がひとつになっており、きれいなユニゾンを聞かせてくれます。宇宙と星を題材に、つないでいくことを歌うこの曲は、まさにつないできた面々だからこその作品になっています。
全員の唄は「星ノ唄結ビ」プレイリストにまとめられているので、是非こちらも御覧ください。

【ふぃななずもこ】はっぴぃ にゅう にゃあ 歌ってみた【迷い猫オーバーラン!】

もこねもこFINAなずによるこのカバー曲MV、一見すると普通のかわいらしい三人ボーカル曲なのですが、概要欄を下まで辿っていってびっくり。「みんなボイスチェンジャーを使用して歌唱しています」。ボイチェン独特のノイズや歪みがほとんどなく、それでいて三人とも個性がはっきり出ているボーカルに驚かされます。
バ美肉ボイチェンの技術がたどり着いた境地がよくわかる作品になっています。もこねもこの過去の作品も声づくりがかなり極まっているのですが、それらと比較するとよりボイチェンっぽさが軽減され、高い表現力になっているのがわかる今作。ボイスチェンジャーのアプリ面での調整と、自身の声をかわいくするための努力を感じます。

もこねもこは声がかわいいのみならず、しっかり歌がうまく、歌詞をしっかりつかんで強弱を付けて歌う感情表現巧みなところが見事。新しいスタイルのボーカリストとして注目です。

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