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VTuber 2021.08.15

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(8月7日~8月13日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)の動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

今回紹介した動画のYouTube再生リストはこちら

【絵の仕事がしたい!】イラストの仕事の貰い方を、とっても詳しく説明します!【初心者イラストレーターの壁⑤】

イラストレーターのVTuber焼まゆるは、普段からイラストについての解説や、視聴者から集まった絵の添削、イラストレーターとして生きていく方法などを現実的に語り、ひとつひとつが即役に立つ動画配信をしています。今回は特に難しい、初心者イラストレーターがどう仕事をもらえばいいかの話。経験したことがない人には未知の世界かもしれません。

今は特にSNSによる自身のアピールがしやすく、企業もSNSでイラストレーターを探している時代。だからこそSNSをどう活用していくかを説明しています。こういうSNSの利用はダメ、という具体例も解説しています。
別のアプローチとして、仲介業者に依頼したり、SKIMAやココナラなどを活用する実践的な話も。今のイラストレーター事情を知ることもできる内容なので、実際にイラストレーターになる予定がない人でも、見て損はないです。
初心者イラストレーターの壁」シリーズは、「SNSをでいいねされない」「悪口コメントをされた」など、モチベーションを保つためにも役立つ対処法も紹介しており、イラストだけではなく多方面に活用できる話が盛りだくさんです。

【Coefont】自分の声で作れる!合成音声ツールが出た!【作り方解説】

自分の声を使ってVOICEROIDのような合成音声を作れる「CoeFont」が今話題になっています。これを家庭用ロボアイゼンが利用して実践。どのくらいのクオリティのものができるか挑戦しています。
この実験でキモになるのは、アイゼンの声がメカニカルだという点。どのくらい再現されるのか、どうすればよりよいものにできるのかも検証しています。
さらに、実際に作ったアイゼンのCoeFontも公開されています。かなり自然なクオリティになっていて面白いので、興味のある方は実際に使ってみてください。
現在のYouTubeではVOICEROIDやCeVIOなどを利用して読み上げる動画が多数アップされており、すでにCoeFontを使っている動画配信者もいるようです。

【夏休み科学Vtuber相談室】傷の深さと傷跡のできやすさに関係はありますか?

皮膚科学の話題を専門的に扱っているVTuber鈴懸リノアがアップしたのは、生きる上で知識を持っていて損のない、怪我の際の傷の深さの話題の解説。傷跡が消える傷と消えない傷の差はどこにあるのかを、図説してわかりやすく説明しています。

コスメコンシェルジュの楽魚シンシャイがゲストに来ているのですが、痛々しい画像の時に顔が青ざめるのがかわいらしい。傷跡についての事実だけでなく、現在研究されていることや未来への展望も語られている興味深い内容です。

今の時期とても気になる日焼け止めの解説など、スキンケアや脱毛、しみやしわ、化粧品、角栓パックなど多様な角度から皮膚について、かなり実践的な内容をまとめているチャンネルです。

【合唱コンクール】アルト、意外と〇〇⁉ 女子合唱練習あるあるが共感しかないww

女子合唱部コーラスメイトがアップした「女子合唱練習あるある」は、このチャンネルならではの内容。一応「女子合唱練習」とついていますが、学校で合唱をしたことがある人なら共感間違いない話題が連発。女子が泣き出しがちなのは、どこでもあることなんでしょうか。

普段主旋律にならないハモリパートのアルトが、主旋律になると急にビビるというのは、かなりがっちりやっている合唱部ならではのあるあるかもしれません。異常にメゾはオタクが多いというのは……ほんと?

8月7日から14日は毎日動画投稿を行っており、女子合唱部ならではの企画動画が盛りだくさんになっています。女子部内の喧嘩と逆ドッキリの演技はリアルすぎてかなりヒヤヒヤもの。全員いつも和気あいあい仲良しなのですが、こういうソリッドなネタもぶっこんでくる、生々しい女子感があるのがコーラスメイトの面白いところでもあります。

【誰も死なないデスゲーム】デスらないゲーム



衛星ライトのチャンネルで「誰も死なないデスゲーム デスらないゲーム」が開催されました。いわゆるデスゲーム形式で最後の一人になるまで戦うゲームをVRでやろう、というもの。支配人に率いられてIMAGINA内藤めあるエニル九条林檎星咲ちあ三珠さくまるリーチャ隊長レオン・ゼロミヤが「デスらないゲーム」に挑むバラエティ形式の動画シリーズになっています。内容は「ハンマーバルーンバトルロワイヤル」「インディアンポーカー99」「巨大ワニの歯を押すゲーム」の3種目。デスゲーム風味の茶番風やり取りや参加者のノリも含めて、見どころ満載です。

バーチャルキャストのVR空間を生かした種目の数々はいずれも盛り上がりが楽しいのですが、特に「巨大ワニの歯を押すゲーム」はシンプルかつ野次を含めた見どころが明確なのでおすすめ。

VR空間での多人数撮影でネックになるのは、音声です。テレビのようにピンマイクを全員分そろえて音量調整しているわけではないので、一斉にしゃべると音がかぶる上にラグが乗ってぐちゃぐちゃになりがち。
それを衛星ライトはひとつひとつこまめに、ピックアップした発言をテロップ化し、画面の構成全体で楽しめるように調整。声のかぶりはどうしてもありますが、違和感なく見られるように非常に丁寧に編集しています。カットごとの画面のレイアウトも変えられているので見ていて飽きず、テレビのバラエティにかなり近い作りを再現することに成功しています。
また参加者も、キレ芸がたのしいIMAGINA、優雅に面白いことをする九条林檎、野次の天才星咲ちあ、的確なツッコミの三珠さくまるなどなど、個性のバランスがいいです。

これだけの企画を立てるのも、運営するのも、バーチャルキャスト内にシステムを作るのも、台本を練るのも、動画を編集するのも大変なはず。努力がしっかりエンターテイメントとして実り、VRバラエティの可能性を広げたシリーズとして見る価値があります。

キューピットはライバー!?にじさんじがきっかけで付き合いました【月ノ美兎】

月ノ美兎が案を最初に視聴者に発表した時に、怨嗟の声すらあがった恐怖の企画、にじさんじがきっかけで付き合った人のコメント募集発表を行いました。月ノ美兎ですら、一通も来ないんじゃないかと言っていたほど。
しかし箱を開けてみるとカップル成立数はめちゃくちゃ多く(お付き合いのきっかけになったライバーごとの数字も公表されています)、かつ詳細を見てみるとちょっと応援したくなるような健気な内容が多数。「VTuber」かつ「にじさんじ」の話題が、たとえばアニメやアイドルが恋愛のきっかけになるのと同様のレベルにまで来ている、そのくらい知られている文化になっていることがわかる配信になりました。

月ノ美兎は、この現象は「にじさんじだから」というのが大きいのではないか、と考察します。人数が多い箱であり、かつライバーは男女混合というのが重要。視聴者も老若男女問わない間口の広さが要因のひとつのようです。
もうひとつ、APEXに夢中な男子に近づくために、全く知らない女子たちが勉強をするべくにじさんじライバーのAPEX配信を見ている例が非常に多い、とのこと。このあたりが高校生大学生のゲーム実況ブームとうまく重なっているようです。

おつきあい仕立ての人から、もう別れた人まで、人生悲喜こもごもなネタ満載。その中でもにじさんじきっかけで出会って結婚に至った人たちの体験談は、一苦労も二苦労もして努力の末にゴールインした話が多く、視聴者からも「おめでとう!」と励ましの声が大量にあがりました。意外と「爆発しろ」とならないものです。

加えて女性の同性カップルが白雪巴健屋花那のリスナーからかなりの数で生まれており、中にはパートナー契約をしている人からのお便りもありました。これを月ノ美兎は革命的だと称しており、ライバーふたりからも励ましの声が送られています。
若年層のVTuberファンの間でVTuber・にじさんじがどのような感覚で捉えられているかの比重がわかるので、資料性も高い配信になっています。ちゃんとエンタメとして笑える内容も準備しているのが、月ノ美兎のすごいところです。

Virtual Reality Music Festival 2021 Live Stream #VRMF

AMOKA主催の音楽フェス「VRMF2021」が開催されました。VRChat上で開催されたステージで13組が登壇。八月二雪音無むおん江戸レナなど積極的に音楽活動をしている面々が集まりました。
特にドイツ人ボーカルのVRバンドPHAZEや、ポエトリーリーディングのジャンルでVRライブも行っている93poetry、バーチャルブルースバンドJOHNNY HENRYなど、かなり多様なジャンルの実力派が集まっているのが今回の特徴。是非パフォーマンスを見て、気に入ったら即チャンネル登録をしてほしい、と感じる面々揃いです。

当日はYouTubeライブでも配信されたのですが、VRChat上で多人数で見られるような仕組みを設けていました。本会場だけだとVRChatの場合は人数制限があるのであまり入れなくなるのですが、サテライト会場を用意することでそれぞれの会場にアーティストが分身するかのように3D投影が行われ、実質無制限での参加が可能になりました。
新しい技術のため当日スムーズにやりきれなかった部分もあったようですが、VRでの参加者は非常に多く、以前memexが行った「解釈不一致」ライブと並んで、VR空間に多くの人を招く方法を開拓した意欲的なライブになりました。

【#にじさんじ甲子園】にじさんじサイレン甲子園2021 満塁チャレンジ【モノマネ】

金土日と大盛りあがりだった「にさんじ甲子園」。その前哨戦的な立ち位置で、あえて「サイレンの音のモノマネをする」という「にじさんじサイレン甲子園」が昨年からジョー・力一の発案・主催で行われています。今年も行われたのですが、同じことは二度やらないエンターテイナー気質の彼、3人一組で「ウグイス嬢・サイレン・応援」が揃うかどうかというゲーム性を盛り込んでの開催になりました。もちろん揃わなくても、それはそれで面白いのでOK。今回はルイス・キャミーが解説で登場しています。
昨年もこだわりのネタを披露してくれた弦月藤士郎が今年もまた別の形で驚かせてくれたり、周央サンゴが95人になったりと、参加者のネタ爆発力も半端じゃない。最もファンを驚かせたのは、多分静凛だと思います。勝利とかあまり関係なく全チームカオスに仕上がりました。

昨年応援団演奏や小物まで「SIREN」ネタを仕込んだ完成度の高い作品を披露したエリー・コニファーは、今回特別枠「エリコニ満塁」として3人分全部エリー・コニファーという大作に挑戦。にじさんじ代表曲「Virtual to Live」の応援曲アレンジ、全チームのエピソードを盛り込んだ声援、ビール売り少女の活躍、多重影分身など、ネタが多すぎて一回では見きれないほどの濃すぎる内容で仕上げてきました。普段からにじさんじ甲子園育成配信をチェックし、Twitterで盛り上げ続けている彼女ならではの、努力と才能が詰まった1分です。

【 #赤羽葉子3D 】閲覧注意ではない配信

にじさんじではライバーが3D化されるたびに、自身が考える自由なスタイルでお披露目配信が行われます。元にじさんじゲーマーズの赤羽葉子が今回3D化しお披露目を行ったのですが、この内容が映像と構成にこだわりのある内容になっており、エンターテイメント性満点のバラエティ番組、そしてホラー映画的映像となっているので、是非見ていただきたいです。

渋谷の高校の都市伝説の話題(演技は周央サンゴ)から、ましろの死体が転がる部屋からのコメント欄との協力脱出ホラー、元々霊媒師としてデビューしていた椎名唯華による除霊、ホラーゲームをプレイするユニットのオカ研からのメッセージ、そして街に佇むEXゲーマーズの面々。エンディングスタッフロールにはNG集も入っており、映画的構成が一貫しています。この構成をスタッフに伝えるため、パワーポイントを使って1時間くらいプレゼンしたそうです。

特に中断状態だったライバーのバンド「解散GIG」が再結成し、しっかりと曲を演奏しきったのにはファンも大喝采。それまでは3Dで演奏するということ自体できなかったのが、以前の加賀美ハヤトの3Dお披露目配信で培われた、リアル楽器演奏を3Dに投影する技術が生かされ(楽器も加賀美ハヤト・弦月藤士郎から借りたものを演奏しているそうです)、ライバー4人がちゃんと演奏している様子をバーチャルに再現。空中分解状態だったバンドだったので、ここまで演奏できるように練習してきたことも、それを最高の形で見せてくれたことも、夏を演出する打ち上げ花火も、ファンを大いに盛り上げました。

ホラー、バンド、元ゲーマーズの仲間などなど、好きなものを大切にしながらたっぷり見せてくれる、愛が詰まった内容です。マイクでの演説などところどころ赤羽葉子らしい不可思議なネタも交えつつ、赤羽葉子というエンターテイナーの企画力を知ることができるお披露目になりました。

【オリジナルMV】スピってる【北小路ヒスイ/にじさんじ】

中学生からいきなり大人になるなど、独自な路線とクリエイター性で活動を続けている北小路ヒスイの一周年記念オリジナル曲は、作詞作曲がアーバンギャルドの松永天馬というびっくりな作品。「ヒスイ」のあだ名「ひすぴ」からなのか、非常にスピリチュアルな楽曲になっています。

難しいメロディをいい具合のダイナミックさで歌い上げ表現する北小路ヒスイの技術を聴くことができる作品です。映像のこだわりも尋常ではなく、仮面付き衣装の彼女、初期制服の彼女、腕が数本の彼女と、それぞれ意味ありげに使い分けうねうねと動作。途中松永天馬らしき人物も…?
以前公開されたオリジナル曲「ヒスイ色のミライ」が「大人になったら」という未来に希望を抱いて青春をかける学生時代の彼女だとしたら、今回公開された曲は大人に変化したことで生まれた美的感覚やセンスの表現、趣味嗜好の多様化を見せているかのようです。

【Original Animation MV】Unison【hololive/宝鐘マリン】

VTuberとしてはかなり独特な、テクノ・トランス・エレクトロニカ・サイケデリックな作品が誕生しました。ボーカル宝鐘マリン、作詞作曲Yunomiの「Unison」です。宝鐘マリン本人も「新ジャンル楽曲」と呼んでいるほど。Yunomiの楽曲は今までもクラブ音楽とKAWAII文脈をおさえた、聴けばすぐわかる独自の作風の作曲家ですが、今回はそれにしてもちょっと特殊。ほとんどが早いビートのキック等のリズム音で構成されていて、メロディにあたるのはほぼ宝鐘マリン本人の何層にも重ねられたハーモニー歌声のみ。歌詞にももちろん意味はあるのですが(概要欄に掲載されています)、宝鐘マリンの声と発声自体が楽器の役割を果たして、言葉すらリズム楽器になっているかのような構造になっています。楽曲配信サイトにはインスト版もあるのですが、エグめのトライブ感が刺してくるので必聴。

かなりテクニカルなリズムをしっかり歌いこなし、自らをボーカルかつ楽器のように聴かせられるのは宝鐘マリンならでは。彼女の個性的な声をがっちり生かしているからこそできる技です。目まぐるしく登場しては消えるアニメーション宝鐘マリンの姿がまた酩酊感を誘います。
ライブ披露をするとしたらどうなるんだろう?という疑問と、クラブでかけたら盛り上がること間違いなし、という確信のある一曲。言葉がわからなくても楽しさと不可思議さは存分に伝わる作品なので、ジャパニメーションサイケデリックトランスとして海外受けはかなりいいんじゃないかとも思います。

宝鐘マリンは2周年記念に、彼女の脳内が詰まりまくった地獄バラエティ1時間動画を編集し、アップロードしています。ホロライブのメンバーを巻き込み、昼ドラ風のコントなど多様なネタをやっていますので、こちらも是非。ぜひともこういうテレビバラエティ風動画にもどんどん挑戦して、ネタを練り上げていってほしいクリエイターです。

【original】イミグレーションfeat.Yunomi【周防パトラ / ハニスト】

先程の宝鐘マリン同様、こちらの周防パトラのMVもYunomi楽曲作品。Yunomiファン、KAWAIIエレクトロニカファンにとって8月11日の連続アップは衝撃だったようです。こちらもYunomi節全開で、基本メロディ音ではなくビート音の海。周防パトラの声をサンプリングしてその中に混ぜていく手法を取っているので、四方八方から周防パトラが押し寄せてくる感覚が半端じゃない。

途中のトランス感はかなり強めで、うねりまくるベース音とキュートなパトラボイスがぐにょんぐにょんにまじります。SF的要素とハードめな音が周防パトラ風の色味にミックスされたことでかなりポップになっているのが特徴。特に周防パトラの歌声は日本を象徴するKAWAIIボイスの完成形のようなところがあるので、このコラボレーションは先程の宝鐘マリン×Yunomiとは別の意味で海外受けがよさそうです。

【original】海想列車/湊あくあ【アニメーションMV】

湊あくあが3周年記念でアップしたオリジナル曲「海想列車」のMVは、彼女らしく超直球で自分の過去を振り返りながら、今の生き方、これからの広がる未来を歌った作品。曲は40mP

人と話すのが苦手だと、自他共に認める湊あくあ。ホロメンや他の友達VTuberが語る、彼女のコミュ症エピソードは絶えません。今でこそ笑いにできるようになっていますが、その戸惑いや悩みは「臆病だった どこにも行けなかった 変わりたくて電車に乗り込んだ この世界で一枚だけの切符」という歌詞に込められています。彼女はVTuberデビューしたときも、その上で数多くの困難に出会ったときも必死に考えて戦い続けてきました。
「夢を見てた あの頃の夢を 一人じゃきっと ここまで来れなかった 途中の駅で降りたその時にも 君がいつも傍にいてくれた」という「途中の駅」についてあえて触れるのが、この歌の持つ、成長した彼女の強い部分でしょう。彼女の歌声はとてもまっすぐで、頑張りがダイレクトに伝わるもの。湊あくあが走り続けて見てきた光景を、一緒に応援しながら見てきたファンであるあくあクルーには、最初から最後までグッと来る歌詞、曲、歌声になっているはずです。

Starry Flower / 柚子花 – MV

バーチャルを生かしたエフェクトにびっくりさせられる、柚子花のオリジナルソング「Starry Flower」のMV。派手に見せる、というよりは彼女のダンスの魅力をより引き立てるような映像です。背景自体は湖と空と光の粒でそこまで複雑ではないのですが、彼女が踊るたびに出るエフェクトや文字が非常に心地よい映像です。曲はDJ WILDPARTY

昨年公開されたショートバージョンのあどけなさも非常によいのですが、今回の歌とダンスの完成度は抜群に高く、上へ上へと成長し続ける彼女の姿が如実に反映されています。静かな風のように繊細ながらも空間に響く彼女の歌声がうまく表現された作品です。彼女は8月20日に2ndワンマンライブを行うそうなので、こちらもチェックしてみてください。

【歌ってみた】周央サンゴの暴走/cover【周央サンゴ/にじさんじ】

周央サンゴが活動一周年でアップしたカバーMVは、わいわい元気な彼女らしさが詰まった楽しい作品。ものすごくわちゃわちゃと元気な映像を制作したのは同じにじさんじの家長むぎです。
レトロガーリーポップなイラストを中心に、仲のいい同期やイ・ロハ文野環らが出演。楽しい「ンゴ」の今がスマホの中から現れるのも、見ていて嬉しくなります。

ナレーション、ボイスドラマ、TRPG、朗読と、演劇系を中心に多方面に活動中の周央サンゴ。その「いろんな楽しいこと」で日々あふれている思いを詰め込んだ、はつらつとした、それでいて演技がかったネタも再現した歌い方はサービス精神に満ちています。
なお途中で大量にキャラクターが登場する「一人合唱コンクール」のシーンがあるのですが、これは彼女がTRPGでプレイしたキャラクターたち(演奏はイ・ロハ)なので、過去のプレイアーカイブと照らし合わせてみると面白さが増します。

【Vtuber】トンデモワンダーズ 歌ってみた/cover 真瀬みうし

高音パートでのガツンとくるパワーが気持ちいい! 真瀬みうしの新作はプロジェクトセカイ収録のハイスピードポップソング「とんでもワンダーズ」のカバー。曲の速度感を伝えてくれるはっきりした発音・発声が爽快。中でも突き抜ける高音が多い難曲を、全くぶれることなく捉えながら、むしろ力強さが増していくあたりに、彼女の歌唱力の高さが見られます。

はきはきしたロックやボカロソングが得意な彼女。今年の1月デビューからかなり積極的に音楽活動を行っており、MVも多数アップしています。

【cover】翡翠のまち〖こんにちは谷田さんremix〗昼森やも

昼森やもがカバーしたのは「翡翠のまち」のリミックス版。こちらのバージョンはロック感のある原曲をゆったりした空気感にしたもので、曲としては繊細さを表現するのが難しい作品でもあります。これを昼森やもののびのいい歌声が、歌詞のニュアンスやそよぐ風感をしっかりとらえて表現。「天国へ落ちていく」アンニュイ感を、明るすぎず暗すぎず絶妙なさじ加減で歌い上げます。
昼森やもは普段はヤモリを中心とした爬虫類の話題を中心に活動しているVTuber。愛情たっぷりに爬虫類の話をする彼女の姿も見ていて楽しいです。

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