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VTuber 2019.01.20

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(1月12日~1月18日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)の動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

にじさんじ笹木咲、復活!

(1月16日)

にじさんじ笹木咲は、昨年「にじさんじゲーマーズ」を卒業したバーチャルライバー。先週、電撃復活を遂げました。卒業した時の理由はぼかされていましたが、今回の動画の中で詳しく語っています。やりたいゲーム実況ができないから辞めるという、ゲームに対して非常に真摯な姿勢。
元々イキリとツッコミが鋭かった笹木咲。あまりにも神妙な雰囲気の動画で、どうなるかとファンが見守る中、次の日に出してきたのがこれでした。

「命に嫌われている」のパロディソング。強いイキリと、ユニークな言葉選びと、ちょっと斜に構えた姿勢。笹木咲ほぼ完全復活! 先日の真面目な空気はどこへやら。これからの覚悟を、レジスタンス感すら溢れさせて歌い上げています。同時に、「不死身」のバーチャルな身体、寂しさ、エゴなども織り込まれ、曖昧でモヤモヤした感情と、それを振り切るための強い意志が込められた歌詞にもなっています。

ユーモアとペーソスがぐちゃぐちゃに詰まった替え歌。笹木咲の復活自体はファンも仲間も「おかえり!」ムードでしたが、これには「やられた」という人多数。にしてもこんなところで、ゲーム部道明寺晴翔のいいところがポロリするなんて。最後の最後まで見逃さぬよう。

VTuberが色々な理由で、卒業したり活動停止したりというのが目立った年末年始。今回の彼女の行動は、疲れたVTuberたちが休んだり、進路を変えたりした後に、復帰してもいい、という空気を作ってくれました。

なお、彼女の動画の後、同じにじさんじの椎名唯華は、寝坊したことの謝罪をパロディをだしています。このしれっとした感じが、実に椎名唯華らしい。2人のコラボが復活するのも楽しみにしています。

3つのボイスチェンジャーを比較してみた

(1月15日)

比較的簡単に、男性声を女性声に寄せられるボイスチェンジャーアプリ「バ美声」β版が先週発表されました。それを受けて、あんずが出したのは3種類のボイスチェンジャーの比較動画。バ美肉VTuberとして日々声の研鑽を重ねているあんずだけあって、かなり細かいところまで解説しています。

とりあげられているのは「簡易マグロナシステム」「恋声」「バ美声」の三種類。遅延の説明などは、普段から使っているだけあってとても参考になるはず。
あんずは普段生配信メインですが、頻繁に自らの短いまとめ動画を作っていて、とてもとっつきやすい。バ美肉入門としてもおすすめのVTuberです。

他にも「バ美声」をレビューしているバ美肉VTuberは何人かいますので、興味のある方は是非。

はんそで先生自作のボイチェン『バ美声β』を使用してのテスト動画です~!
変換の遅延が無いのや低めの声を自然な変換ができるのは初心者向けのツールとしては恋声よりオススメしやすいかなと言った感じです!₍ ᐢ.  ̫ .ᐢ ₎� pic.twitter.com/Zv8NvIa8kr

— 兎鞠まり���♎❤ (@tomari_mari) 2019年1月15日

VTuberってなぁに? ※メタ話注意だよ!

(1月13日)

NEWS ZEROにVTuberが取り上げられ、話題になった先週。キズナアイらと共に出演したのが、3DCG技術に長けた幼女VTuberのもちひよこ。彼女がアップしたのは、VTuberとは何なのかを、普段見ない人向けに語る解説動画でした。

バーチャルな存在は、普段から見慣れている人だと何も考えずに見られるものの、全く知らない人から見たら「これはアニメなのか?」「中の人はいるのか?」のような疑問がどうしてもわいてしまう。このモヤモヤをわかりやすく分析しているので、新規でVTuberに興味をもった人には、とてもオススメ。特に「設定」がらみの話は、見慣れている人でも扱いで悩む部分。参考の一つとして見てほしい内容です。

「ぶきみちゃんはのぞいている」シリーズ開始!

ぴぴぴのぶきみchにアップされたのは、VTuberぶきみが登場する、個人制作アニメ。音楽から何から何まで1人で作っているのもすごいのですが、地上波のアニメ「バーチャルさんはみている」の裏番組として毎週アップする、という非常にロックでアングラ精神あふれる作品。現在2話までアップされており、全12話予定とのこと。ネタ盛りだくさんで、かなりかっちりした構成になっています。なお、2話を見ると登場人物も増え、ストーリーが続きそうな雰囲気です。

カオス化するじーえふ一族

https://www.youtube.com/watch?v=Z4jPIHUHHn4

じーえふの周辺が、ものすごくややこしくなってきた上に、バーチャル性が増してとてもおもしろくなってきたので、簡単にあらましを説明します。
元々じーえふ氏は、22歳女子大学生のVTuberをはじめるにあたって、金髪ツインテール白ワンピの女の子アバターを使用していました。このアバターを引き継いで使い、活動する人を募集したところ、登場したのが「じーえふママ」ことじーえふちゃん。バツイチ子持ち女子大生へと化けました。視聴者すべてを「我が子~」と呼ぶことで、困惑するほどの母性を周囲に放つVTuberに。その一方でじーえふ氏はちょっと目つきの悪い女の子アバターで生まれ変わり、分離しました。

そのじーえふママがアップしたのが、今回の動画。ホームページを作ったとのことですが、00年代のいにしえネットユーザーが見たら懐かしむような、そうでない人にはサイコパスにしか見えないような、ものすごいものになっています。実際にHPは制作されているので、是非覗いて、色々と懐かしもう。

https://www.youtube.com/watch?v=-IfKb-Qqer8

そしてじーえふファミリー(?)に新しい子が追加されました。ママの真逆に突っ走った幼女、じぃえふちゃん。目付きが悪い方(じーえふ)、ママ(じーえふちゃん)、幼女(じぃえふちゃん)と、「じーえふ」が分裂。なんだか活動そのものがバーチャルの概念への挑戦のように、見えなくもないです。

じぃえふちゃんの初動画は、視聴者全員をママにしてしまう、これまたトリッキーなもの。不穏さも全開、最後まで要チェック。深く考えすぎず、カオスに身を任せるのが吉かも。

【信たま2か月記念】織田信姫ボタン実装!2人で(?)ラブラブ放送【犬山たまき/男の娘Vtuber】

https://www.youtube.com/watch?v=evdSTbERY9c

(1月12日)

犬山たまきは、男の娘のVTuber。織田信姫のことが好きで好きで仕方ない犬山たまき、今回は声を切り抜きした「織田信姫ボタン」を制作。織田信姫の声と自分で会話をする、無許可コラボ配信を行いました。ストーカーっぷりが振り切れていて、爽快。

二人のことを「信たま」と組み合わせて、「#信たまてぇてぇ」のタグがファンの間で流行中。というか犬山たまきが流行らせている最中。なお2人が晒したDMのやりとりはこんな感じ。

ストーカーの特徴って何でもポジティブに解釈するよね pic.twitter.com/xPApHwSSDa

— 織田信姫�Fanbox特典強化中 (@oda_nobuhime) 2019年1月16日

もはや恒例となった、深夜の織田信姫からのラブ❤️DMです。

姫からの激励、改めて身の引き締まる思いです。
深夜にまた少し泣いてしまいました。#信たまてぇてぇ pic.twitter.com/pUiQwJafzI


— 佃煮のりお(犬山たまき)�����1/20大阪こみトレ:ア15a (@norioo_) 2019年1月11日

配信だけでなく、Twitterでの織田信姫と犬山たまきの追いかけっこは、達人の域に来ています。

一方でそよかぜアメは、普段首から下の実写……超美麗3D(?)配信も行う犬山たまきのスタイルをリスペクトし、自らも2D、3D、超美麗3Dでの配信を敢行。コミケで犬山たまきに凸って、配信スタイルオマージュの許可をもらったとのこと。次元を越えられるのはバーチャルならでは。
そよかぜアメが2D化した経緯はこちら。今回の犬山たまきスタイルを行ったのも、色々思いがあってのようです。

有栖川ドットの斬新すぎる生放送

(1月13日)

ドット絵アニメーションで、どこかで見た風のゲームパロディ動画を撮っている有栖川ドット。彼女が行った生放送は、コメント連動型のゲーム画面配信。横スクロールアクションスタイルのオリジナルゲーム画面を、ドットお嬢様がリアルタイムで動き回る、凝ったシステムになっています。

コメントやスーパーチャットと連動し、画面にブロックやコインなどが降ってくる。これにでドットお嬢様の行動に干渉できる。渡れない場所や敵だらけの地点も、コメントの補助があれば前に進める、という仕組み。

なお、いつもどおり擬音は口で言っていて、ほっこり。今回は試験放送とのこと。独自な発想の生放送に、既に多くの注目が集まっています。

【お蔵入り企画公開】企画がボツになりまくった結果~~~wwwwwwwww

https://www.youtube.com/watch?v=Wz0i8O3Wtfc

(1月15日)

アズマリム、色々な企画を提出するも、全然通らず苦労する、の巻。今回は憂さ晴らしの供養動画です。なお「うるせーしらねー」はTwitterで話題になった履歴書ネタのパロディ。

今回の動画自体は、シンプルに「頑張っているアズマリムかわいい」という内容です。ただ、アズマリムが以前、運営元とうまく意見が一致せず、Twitterで告白した騒動と、話し合いの結果を思い出すと、なかなか濃い内容(なお現在はアズマリム本人の意向を尊重する方向で解決済み)。

「1人だるまさんがころんだ」の企画に対して、帰ってきた答えが「貴方が本当にしたいことはこういうことですか?」。ここは、アズマリムと運営がまさに話し合った「がんばってきました」という思いそのもの。だからこそ、アズマリムと運営がこの動画の中で真剣にぶつかりあっている様子は、ぐっと来ます。どっちも真剣だ。
うるせーしらねーと拗ねるアズマリムですが、後半彼女が再び歩き始めるパートまで含め、是非見てほしい動画。

【学校で!】『ロキ』歌ってみた!【ゲーム部の皆さんと!】

https://www.youtube.com/watch?v=f8exumiQ_ck

道明寺ここあがアップしたのは、VTuberの間でも人気の楽曲「ロキ」のカバー。MVには兄・道明寺晴翔が所属するゲーム部プロジェクトの4人が登場。非常ににぎやかな映像になっています。

ゲーム部は現在勢いよく伸びているVTuberグループの一つ。なぜゲーム実況だけでなく、日常シーンやコントが多いゲーム部が人気なのかは、この一本を見ればわかるはず。4人のワイワイした青春の魅力がぎっちり詰まっています。「ロキ」はパンチのある曲なので道明寺ここあの声質にぴったり。握っているのがマイクではなくペン、という等身大感がとてもキュートな一本です。

Sorry – Justin Bieber – MiMi KANADE COVER


奏MiMiは株式会社Smarpriseからデビューした、富士葵の後輩バーチャルシンガー。ここしばらくの歌姫VTuberとしては珍しい、2.5頭身くらいの猫。しかもふくよかな身体となめらかな動きが、ものすごく艶めかしい。

歌は主に英語のものがメイン(日本語の歌も歌っています)。ボリュームのある声で歌い上げる彼女は、TikTokでの活動も非常に盛ん。
カートゥーン調のモデルで英語曲を歌うVTuberはあまりいないので、今後新しいファン層にもリーチしていくのを期待。

【Cover】いのちの名前 / 皆守ひいろ 【生誕記念】

ENTUMの皆守ひいろが誕生日記念にアップした曲は、「千と千尋の神隠し」の作中曲。彼女らしい力強い曲や、透き通るような曲を今まで披露していましたが、今回びっくりするほど柔らかく温かな歌声を聞かせてくれます。
まだあまり曲数はアップしていませんが、とても引き込まれる歌声のVTuberの1人なので、今後の動画に期待!

【羽子田チカ】丸の内サディスティック-歌ってみた【北の国からVtuber】

北海道のVTuber羽子田チカは、生放送と音楽動画を中心に活動しているVTuber。ハスキーな声が曲調にぴったり。聞かせるだけでなく、ポップな衣装に着替えた姿も魅力的です。

アイヌ調の不思議な空気をまとう、羽子田チカ。自らの声質や世界観をがっちりつかんだ上で歌い上げている作品が多く、特に音の伸びの響かせ方が、とても気持ちいい。独特な雰囲気を放つ歌唱VTuberです。

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