5月10日(月)サイクリストVTuber仁志乃(にしの)さんが、オンライントレーニングプラットフォーム「Zwift」を利用して、「バーチャルエベレスティング(標高8,848m)」に成功したと発表しました。
「バーチャルエベレスティング」とは、オーストラリアのメルボルンにある認定団体「Hells 500」が企画しているもので、同じ区間を往復してエベレストの標高記録まで登るというチャレンジ競技です。現実での自転車や走りだけでなく、バーチャル上での記録も認定を受け付けているのが特徴です。
仁志乃(にしの)さんは、5月4日~5日の「ぽんぽこ24」に合わせて、24時間のチャレンジを実施。その模様は、YouTubeチャンネルでも配信されました。
本人のTwitterによれば、標高7300mほどで辛さを感じつつも、一気に登ることができると確信できたそうです。
獲得標高7300mくらいまで登ってるんだけど段々精神に異常をきたしてきたにし(謎の語尾)#NISHINOレーシング #24noR #Vエベレスティング #Vtuber #zwift #EVERESTING https://t.co/gW3PIDZcox
— 仁志乃(にしの)@🦘🚴♂️サイクリストVtuber (@Nishino_cyclist) May 5, 2021
結果的に約24時間で目標を達成。現在、HELLS500に申請を送ったところ、公式に承認されました(認定データ)。詳しい経緯は、仁志乃さんのnoteにまとめられています。
仁志乃さんに詳しい話を聞いてみた
MoguLive編集部では、仁志乃さんになぜ今回「バーチャルエベレスティング」に挑戦したのか? このチャレンジの大変だった点はどういったところかなど、詳しい話をお聞きしました。
――「バーチャルエベレスティング」成功おめでとうございます。達成しての率直な感想をお聞かせいただけるでしょうか?
- 仁志乃:
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とても大変でしたが、完走直後は疲労感よりも達成感の方が強かったです。今までの最長ライド距離、最長ライド時間も達成しましたので、上手く休憩を挟みつつ走れたのだと思います。
――そもそもなぜ、このチャレンジに挑もうと考えたのでしょうか?
- 仁志乃:
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もともと、ハーフエベレスティングという、8,848mの半分4,424mの高さを登るチャレンジを達成しており、チャンネル登録者1,000人を超えたらフルエベレスティング8,848mをすると宣言していました。
私の走力的に20時間を超えることが事前に予想されていたので、楽しみながら走れるように「ぽんぽこ24」に合わせて実施しました。
――今回のチャレンジを振り返り、最も印象深かったことはどういったことでしょうか?
- 仁志乃:
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挑戦を始めた際は達成できるか半信半疑でしたが、絶え間ない応援のお陰か、7,000mを超えた付近から何故か絶対達成できる確信が芽生えたことです。応援の力のすごさを感じました。
――普段から「Zwift」を利用した配信をされていますが、仁志乃さんが考えるバーチャルサイクリングの魅力とはどういったところでしょうか?
- 仁志乃:
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交通状況や天候に左右されず自転車に乗れること。そして住んでいる場所を超え、世界中の人とサイクリングやレースが出来ることです! 本当に毎時間のようにレースやライドが開催されていてアプリ内でテキストチャットをしながら走ることもできます。レースはA~Dまでの走力別に開催されており、走力が近い人と切磋琢磨できます。
時折有名選手と一緒に走るイベントなどもありますが、「野生のプロ」が普通にZwiftで走っているので、応援している選手と一緒にライド出来る可能性もあります。(ついていければ…!)
Zwiftの楽しみの1つは、プロ選手と走れること!
「野生のプロ」と確実に一緒に走るには、ライダーの一覧から選手を選択してライドボタンを押すだけ。
広いコース内で走っている選手の真後ろからスタートできますよ!!プロ選手は必ず一覧の上に表示されるので要チェック👀 pic.twitter.com/5Iaz4zkn36
— Zwift Japan (@GoZwiftJP) February 14, 2021
――最後に今後のチャレンジの予定や目標などありましたら、お聞かせください。
- 仁志乃:
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エベレスティングにはいろいろな挑戦があり、10kエベレスティング(10,000m登るもの)があります。時間に余裕ができて、走力が向上したら、今度はこちらにも挑戦してみたいです。
――応援しております! ありがとうございました。
(参考)Twitter