最近では、既存の枠組みに囚われず、バーチャルとリアルの双方で活動の幅を広げるVTuberが増えています。今回、活動が野球に特化したVTuberローズ・スイング!さんが、独立リーグチームの始球式に挑戦しました。
ローズ・スイング!さんは、REALITY StudiosのVTuber事務所「FIRST STAGE PRODUCTION」に所属するVTuberです。“やきうの国”のお嬢様を名乗り、プロ野球実況など野球に関する配信を実施。自身もソフトボール経験者であると明かしています。
今回公開された動画では、プロ野球独立リーグ・日本海リーグ「富山GRNサンダーバーズ」の始球式にリアルの姿で参加。始球式で100km/hを出すことが夢だったそうで、選手とのトレーニングを経て投球に挑みます。全力で挑んだローズ・スイング!さんでしたが、球速は86km/hと惜しくも100km/hに足りず。しかし、しっかりとキャッチャーまで届き、観客席からは驚きの声が上がっていました。監督からは「(初心者で)86km/hはなかなか出ない」と褒められていました。今後100km/hを目指しトレーニングを積みたいと抱負を語っています。
ローズ・スイング!さんは、毎日100回スイングという企画にも挑戦。また、生放送ではプロ野球の実況を行っており、プロ野球ドラフト会議でも指名の実況を行っていました。
昨今VTuber姿とリアルの姿を使い分けながら活動している事例は増えており、直近ではバーチャルシンガーの奏みみさんがリアルの姿でもライブをすると発表しました。また、ロケット工学アイドルのVTuber宇推くりあさんのように、専門性で脚光を浴びるVTuberも増えています。
今回はスポーツで全身を映す珍しい事例となっていましたが、野球にかける熱意を全面に出していることから、今後バーチャル・リアル両面での活躍に期待が高まります。
(参考)公式YouTube