3Dアバター向けファイル形式「VRM」に、新しいアニメーションフォーマット「VRMA (VRM Animation)」のバージョン1.0が正式リリースされました。
そもそも、VRMは、メタバース時代での利用を想定した、プラットフォームに依存しない日本発の3Dアバター向けファイル形式です。.vrmのファイルをメタバースなどのサービスにアップロードすると、アバターを簡単に利用できます。「バーチャルキャスト」「VRoid Studio」「cluster」などに対応しています。
今回正式リリースされる「VRMA」は、VRMで定義された人型モデルの骨格や表情の動き方のアニメーションデータを記述できます。同じVRM AnimationファイルをあらゆるVRMファイルで利用でき、さまざまなプラットフォームで自由に流通が可能に。
また、UniVRM を通じて、UnityでVRM Animationを読み書きする標準実装が提供されます。
使用例はこちら。
・VRM Animationに対応したオーサリングツールを利用して、アニメーションを作成する
・モーションキャプチャで記録したアニメーションをさまざまなアプリケーションで利用する
・作ったアニメーションを配信アプリや撮影アプリで再生する
・作ったアニメーションをメタバースに持っていって再生するほか、他のユーザーとシェアして一緒に使う
・VRM Animationファイルをゲームエンジンで読み込み、ゲームなどの開発で利用する
今回の発表に合わせ、ミートアップイベント「VRM Meetup #3 VRM Animation正式リリース!」を開催。VRM Animationを利用したアプリケーションの開発者がライトニングトークを行い、その利用法などを紹介します。
配信日時は2024年3月21日(木)20:00から。
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(参考)公式提供資料