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話題 2022.03.22

VRChatの友だちにお蕎麦を食べさせてもらう動画が登場! 本人にその仕組みを聞いた

3月21日(月)VTuberのクワマイさんが、とある動画を投稿しました。その内容はVRChatと自作のロボットアームを連動させ、遠方にいる友人にお蕎麦を食べさせてもらうというものでした(!?)。

動画では、防護用グラスを装着したクワマイさん(実写)と、VRChatユーザー網野環さん(アバター)が登場(お蕎麦はVR蕎麦タナベさんの料理したもの)。網野さんがVRChatからロボットアームを操作して、クワマイさんの口元にまでお蕎麦を運ぶという実験内容となっています。

クワマイさんが自分と蕎麦の位置を網野さんに説明しながらという二人羽織のような状態でしたが、「蕎麦の麺をつゆにつけて、口元まで運ぶ」というアクションに成功。「グイッて口に押し込まれた訳なんですけど、人の意思を感じる気がしました」とコメントしていました。

一体どういうことなのか、ご本人にお聞きました。

――今回発表したシステムはどういった仕組みで動いてるものなのでしょうか? アバターの持つ白いオブジェクトの位置や高低を認識して、ロボットアームが連動しているのでしょうか?

クワマイ:

ワールド上にある白いオブジェクトの位置にロボットアームが追従して動くようになっています。動画左上に映っていますがオブジェクトの位置を色に変換して画面に表示しており、この色を外部から読み取ってロボットに送信しています

――今回なぜ、このような実験を行ったのでしょうか?

クワマイ:

元々ロボットが好きなのでVRChatで色々な開発ができると知ったときからロボットを動かしたいと思っていました。ロボットアームが動かせるようになれば色々な作業がVRChatからできると考えて動画ではお蕎麦を食べさせるタスクをしています。

――実験成功後の素直なお気持ちをお聞かせください。

クワマイ:

スポーツインタビューみたいですね(笑)。 いつかやりたいと思いつつ4年くらい放置していたので今回やっと形にできてほっとしています。他人から何か食べさせてもらう経験が新鮮で、母親に面倒をみてもらうような感覚になって面白かったです。VRChatは童心に帰る人が多い印象なので相性がいいと思いました。

網野環(アバター操作担当):

VR上のものを動かしたら現実のものが動く(そして蕎麦を食べさせる)というのは中々ない面白い体験でした。

――今後はどのような実験を行う予定でしょうか? またVR×ロボットの技術で実現したいことなどありましたら、お聞かせください。

クワマイ:

いくつか考えていますがまだ決まっていないです。何か需要がありそうな題材があれば是非やってみたいです。

(クワマイさんが過去に制作した360度パノラマ映像を見ながらリアルのラジコンを走らせるシステム)

例えばハンドが搭載されたロボットアームを使ってUFOキャッチャーをさせたり、身振り手振りできるリアルアバターロボットを動かすのも面白そうだと思っています。また一度イベントで実現しているのですが移動ロボットを操作してVRChatからリアルを観光したいです。

――ありがとうございました。今後の挑戦に期待しています!

クワマイさんのチャンネルはこちら。
https://www.youtube.com/user/KuwamaiCh


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