5月23日、ソーシャルVR「VRChat」に「2024.2.2」アップデートが実装。メニュー画面などが完全に日本語化されました。
「VRChat」は、以前から日本語化を進めていましたが、これまでは一部メニュー(ログイン画面など)のテキストのみが翻訳がされていました。今回の更新によって、ほぼすべての表示が日本語に訳された形です。
メニューボタンを押した際に表示されるパッドには、上記画像のように日本語訳が表示されています。違和感のない自然な翻訳になっており、操作に迷うことはありません。
こちらは、アップデート後のワールド選択画面。左側のメニューバーがすべて日本語になっているのを確認できます。なお各ワールドの名前については(公開した作者さん側の設定なので)日本語訳は行われないようです。
アバター欄も同様で、メニューや“並び順”、アバター身長といった部分は訳されていました。なお、アバターの名前は翻訳されずそのままになっています。
各種環境設定もしっかりと日本語化されています。このあたりのメニューは特に難しい英語が多かったので、英語が苦手な人にとっては特にありがたい変更ではないでしょうか。
ちなみに他言語(英語)に戻したい場合は、“ユーザーインターフェース”欄の言語選択を選ぶことでメニュー言語を変更できます。
なお基本情報が掲載されている「ヘルプとお知らせ」については、メニューは翻訳されているものの、内部テキストは現時点では英語のままでした(※「Find Avaters」のみ翻訳対応済み)。
「VRChat」は、国内VRコミュニティーで大きな人気を誇るプラットフォームですが、これまでは“英語の壁”が、日本人の新規参入を阻む大きなハードルのひとつとなっていました。この度実装された日本語化によって、「VRChat」は非常に遊びやすくなったと言えます。
「英語が読めなくて操作が分からない……」と悩んでいた人は、これを機に「VRChat」の世界に飛び込んでみてはどうでしょうか?
執筆:井文