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【VR映画ガイド第55回】アメリカの女性囚人たちの実態を描いた社会派VR映画

アメリカで急速に増加している女性の囚人たちの実態

「Still Here VR」はアメリカで急速に増加している女性の囚人たちの実態を取り上げた作品です。

女性囚人の3分の2は有色人種で、80%は母親たち。釈放された後は、今までの生活を取り戻すのに苦労し、耐えきれずに約60%の女性が、出所後3年以内に再び刑務所に入ってしまいます。

主人公のJasmine Smithは15年間の刑務所暮らしからニューヨークのハーレムの自宅に戻ってきます。Jasmineは自分の住んでいた街を歩きながら刑務所での思い出を語ります。彼女はどうやって人生を立て直し、家族との絆を取り戻していくのでしょうか……。

ストーリーは実際の体験に基づいており、ニューヨークのWomen’s Prison Association(WPA)に所属する元囚人の女性たちと一緒に制作されています。

カタールのドーハに拠点を置く、アラブ系最大のメディアであるアルジャジーラ・メディア・ネットワークのイマーシブ・ストーリーテリングおよびメディア・イノベーション・スタジオであるAJコントラストの制作です。

オススメのポイント

1. 新たなVR演出の挑戦

この作品は360度映像を使ったノンインタラクティブパートと、ボリュメトリック(※)VRを使ったパートで構成されています。

(※ボリュメトリック映像/Volumetric Video……360度あらゆる角度から見れる映像を作る技術、またはその技術を用いて作られた映像。通常の映像は単一の視点でしか視聴できないが、ボリューメトリック映像は多数の方向から撮影・補間することで、自由な方向から見られる映像となる)

ノンインタラクティブパートでは椅子に座って360度映像を見渡しますが、ボリュメトリックVRのパートではJasmineの家の中を歩いて観察することができます。

このVR演出がとても効果的で、ノンインタラクティブパートはストーリーを理解するために必要な情報を、座ってじっくりと360度映像で見られます。ボリュメトリックVRパートでは体験者が能動的にJasmineの家の中を歩き回り、空間内に準備された様々なものから情報を得られます。

客観的視点と一人称視点で語ることによって、Jasmineの物語と女性囚人の社会復帰の難しさをより効果的に理解できます。

2. アメリカが抱えている問題をVRで伝えるということ

今まで女性囚人の社会復帰の難しさをテレビなどのニュースでは伝えてきたようですが、彼女たちの本当の想いはなかなか伝わらないという問題がありました。このため、この作品では元囚人の女性たちの話からJasmineという架空の人物を登場させ、刑務所から実生活に戻る難しさを体感できるようになっています。

360度映像部分で客観的にJasmineの生活をドラマとして知り、インタラクティブパートで彼女の心の声を聞きながらアメリカの刑務所の問題点をイラストやデータでわかりやすく知ることができます。

この作品はVRを用いることによって、単なる情報を得るニュース的なものではなく、彼女たちの日常の生活や見えない内面を体験するものになっているのです。

3. 「Still Here」プロジェクトの全貌

「Still Here」はこの問題を多くの人たちに知ってもらうため、VR作品以外にもAR作品や写真を使ったインスタレーション展示などを行っています。AR作品はNYのハーレム地区に会場を設けて、そこでARのイベント開催が行われました。

会場の中には主人公Jasmineの世界観を表現したイラストや写真が展示され、Jasmineの音声をガイドに、彼女の思考や恐怖、幻覚などをAR体験できます。このプロジェクトが次に目指すのは低所得者が住む地域の教会やコミュニティセンターなどに移動式展示を行っていくことだそうです。

VRやARなどの先端技術は“視聴”や“情報”ということから一歩進み、“深い体験”を提供することで、このような問題を食い止めるきっかけになるのではないかと思います。

作品データ

タイトル

Still Here VR

ジャンル

ドラマ

監督

Zahra Rasool, Viktorija Mickute

制作年

2020年

本編尺

約25分

制作国

アメリカ

視聴が可能な場所

VIVEPORT:https://www.viveport.com/54bf3adf-1a07-443f-9f9a-802a2420fc1e

Trailer

https://www.youtube.com/watch?v=c_TYJwsKvV0

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VR映画ガイドお問い合わせ:[email protected]


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