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ヴェネツィア映画祭の受賞作品から見る、VR×映画の現状 – 待場勝利の「VR映画の夜明け前」第9回

世界三大映画祭のひとつ、ヴェネツィア国際映画祭が9月に開催されました。この映画祭では、今年初めてのVR部門のコンペティションが行われています。残念ながら日本からノミネートされた作品はありませんでしたが、「Best of VR」として、以前こちらの記事でもご紹介した「攻殻機動隊 新劇場版Virtual Reality Diver」「結婚指輪物語VR」が選出されました。両作品とも大変話題となったそうです(まだ未体験の方は是非とも世界が認めた日本の2作品を体験していただきたいです!)。

今回はヴェネツィア国際映画祭における初のVR部門のコンペティションで受賞した作品をご紹介したいと思います。コンペティションのために世界中から集められた作品からノミネートされたのは、インタラクティブ作品が11作品、リニア(360°動画)作品が19作品です。その中から「最優秀VR作品賞」「最優秀VR体験賞」「最優秀VRストーリー賞」の3作品が受賞となりました。 ヴェネツィア国際映画祭で受賞するというのは非常に栄誉なことだと思いますし、映画人としてはまさしく夢だと思います。

では、ヴェネツィア映画祭の栄誉ある賞を獲得した作品たちを見ていきましょう。

最優秀VR作品賞:「Spheres」

「Spheres」は今年のサンダンス映画祭2018にて1億円で落札されたニュースが記憶に残っている方もいらっしゃるかもしれません。「Spheres」は3部構成の作品で、今回受賞したのは「Spheres: Chorus Of The Cosmos」。「Spheres」シリーズの全3部作をまとめた作品です。

第1章は「Chorus Of The Cosmos」で音楽と宇宙がテーマになっています。太陽系を楽器に見立て、インタラクションを使って音楽を奏でていきます。第2章は「Songs of Spacetime」でブラックホールの謎に迫る内容です。ナレーションは女優のJessica Chastainが担当しています。そして第3章が「Pale Blue Dot」、ビッグバン後の宇宙を音楽と共に旅をする内容です。ナレーションはミュージシャンのPatti Smithが担当しています。

筆者はトライベッカ映画祭で「Songs of Spacetime」を体験しました。その際は監督のEliza McNitt氏が自らオペレーションを担当してしてくれました。壮大な音楽と共に宇宙旅行をする体験には、大変、感動しました。非常に印象的だったのはブラックホールに吸い込まれていく体験が何とも言えない不思議な体験でいた。体験後、監督のEliza McNitt氏が宇宙と音楽について熱く語ってくれたのを思い出します。

本編尺:43分
監督:Eliza McNitt (米・仏)

最優秀VRストーリー賞「L’Ile Des Morts」

「L’Ile Des Morts」はスイス出身の画家・Arnold Böcklinの「死の島」という絵画を体験する作品です。この「死の島」という絵画はラフマニノフの交響曲にインスパイアされたと言われており、作品でもラフマニノフの音楽をバックに「死の島」の世界を体験できます。私は先日行われた釜山映画祭でやっとこの作品に出会うことができました。何気無い、現代のリビングルームが突然崩れるシーンは大変驚かされます。そして不思議な少年と「死の島」へ向かう船に乗って旅をします。きっとArnold Böcklinもラフマニノフの曲を聴きながらこんな体験をしていたのだろうと思いながら、この作品を体験しました。

最近、このような「絵画の世界を体験する作品」が増えてきた気がします。カンヌ映画祭で出会った「A Bar at the Folies Bergere」(監督:Gabrielle Lissot・仏)はモネの有名な作品の世界を体験する作品ですし、釜山国際映画祭でもPaolo Veroneseが描いた「The Wedding at Cana」を体験できる「The Wedding at Cana by Paolo Veronese」というVR作品が紹介されていました。このような絵画の世界を体験できるVR作品は絵画には描かれていない世界も知ることができ、画家の色々な思いまで体験できるため、VR教育用コンテンツとして1つのスタイルを確立しているのではないかと思います。日本でもVR Story Seekが「Great Wave・北斎」 、CAD CENTERが「beksinski360」「浮世絵VR」を制作しています。今後さらにこのような作品が誕生するのではないでしょうか。

本編尺:8分
監督:Benjamin Nue (仏)

最優秀VR体験賞「Buddy VR」

「Buddy VR」はお隣の韓国で制作された作品。受賞作品がアジアから出たのは大変嬉しく思います。エミー賞を受賞した「Henry」を思い出させるような可愛らしいキャラクターもののVRです。

体験者はネズミの”Buddy”と友達となってネズミの世界を冒険します。VRならではのインタラクションがあり、”Buddy”と触れ合うことができます。この作品は「Henry」のようにネズミの”Buddy”が本当に目の前にいるかのように感じることができ、仕草も可愛くて、彼の行動から目が離せません。

さて、本作が「Henry」と大きく違うのは様々なインタラクションがあることで、”Buddy”とコミュニケーションが取れることです。”Buddy”にチーズを渡したり、”Buddy”と一緒に床のキャンディを投げたり、ドラムを叩いたり。一番感動したのはお互いの自己紹介をするシーンです。”Buddy”が紙に自分の名前を書くのですが、体験者にも紙とペンを渡され、それに自分の名前を書くことができるのです。”Buddy”はそれを認識してくれて、”Buddy”と体験者の関係が構築されていきます。この自己紹介が最後に素晴らしい体験をもたらすのですが、それはここでは内緒にしておきます(ぜひ体験してください!)。

監督:Chuck Chae (韓国)

VR映画の現状が見えてきたヴェネツィア映画祭2018

今回のヴェネツィア映画祭は非常にクオリティが高く、いずれの作品もVRならではの演出を考えた作品だったのではないかと思います。傾向としては実写VR作品のノミネートは1/3でした。2/3はCGを使ったVR作品で、受賞した3作品は全てCGを使った作品でした。
実写系の作品はVRならではの演出を見つけるのに非常に苦労しているのではないかと思います。

VRの大きな特徴として、360度に広がる映像を見渡すだけでなく、空間の奥行きを感じることのできる6DoFだったり、インタラクションを使って、より「そこにいる」感を増すことができます。現状の実写映像では、この6DoFやインタラクションの演出が課題になっているのではないでしょうか。実写系VRはもっと踏み込んでVR映画の演出を考え、これらの課題を解決した時に、今まで誰も思いもつかなかった新しい演出が生まれてくるのではないかと考えます。
 
今回紹介した3作品や、その他のヴェネチア映画祭VR部門のノミネート作品に関する情報は下記をご覧ください。

https://www.labiennale.org/en/cinema/2018/lineup/venice-virtual-reality

※本記事の内容はあくまで私見に基づくものです。ご了承ください。


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