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VRゲーム・アプリ 2023.06.11

「Steam Nextフェス」6月エディション近日開催など―今週の気になるVRゲームニュースまとめ(6月4日~6月10日)

「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は6月4日~6月10日の関連ニュースが対象です。

目次

1. 元祖ガンシューティング「オペレーションウルフ」VRリメイク版発売日が変更
2. 山登り”ケイドロ”!?オンラインマルチ対応の無料VRゲーム「RockTop」配信
3. PSVR2「The Dark Pictures: Switchback VR」6月末に大型アップデートを実施予定
4. デジタルイベント「Steam Nextフェス」2023年6月エディションの開催が告知
5. 長きに渡り開発中だったVRゲーム「VR Giants」の発売日がついに決定
6. バイオレンスVRアクション「Hellsweeper」発売日と新たな体験版の配信が告知

元祖ガンシューティング「オペレーションウルフ」VRリメイク版発売日が変更

元祖ガンシューティング「オペレーションウルフ」の現代リメイク兼VR対応タイトル、「Operation Wolf Returns:First Mission(オペレーションウルフ リターンズ:ファースト ミッション)」の発売日が7月13日に変更となりました。対応ヘッドセットはMeta Quest 2(Quest Pro)、PlayStation VR2(PSVR2)、PICO4と以前の報道から変更ありません。また、今回の発表に合わせて最新のゲームプレイ映像も公開されています。

「オペレーションウルフ リターンズ:ファースト ミッション」はタイトーの公式ライセンスのもと、フランスのゲームスタジオVIRTUALLYZ GAMINGが開発しているガンシューティングゲーム。オリジナルの「オペレーションウルフ」は1987年にタイトーから発売。マシンガンを模したコントローラで遊ぶ操作スタイルなど、ガンシューティングというジャンルのお約束を打ち立てた歴史的な名作です。

ゲーム内容はオリジナル版同様、特殊部隊の一員になって犯罪組織と戦いを繰り広げ、人質の救助に挑むというもの。リメイクに当たり、グラフィックはアメコミ風の3Dに改められ、演出面にもそれを思わせる要素が散りばめられています。ゲームモードはソロとマルチ、サバイバルの3種類。このうち、マルチは最大2人までの協力プレイが楽しめます。

(参考)Microids公式サイト(NEWS)

山登り”ケイドロ”!?オンラインマルチ対応の無料VRゲーム「RockTop」配信

新作VRゲーム「RockTop」が6月5日より、Steamで配信開始となりました。価格は無料。日本語には未対応です。

「RockTop」はロッククライミングを題材にしたVRアクションアドベンチャーゲーム。プレイヤーは腕力と俊敏なスキルを駆使して、様々な仕掛けが満載の山を登り、頂点ことゴールへの到達を目指します。「チャレンジ」と「オンライン」で計2種類のゲームモードを収録していて、前者は3つある奇想天外な山々(一部、宇宙空間あり)の攻略に挑むシングルプレイ専用のモードです。

後者は山を登りながら「ケイドロ(ドロケイ)」を繰り広げるという「チャレンジ」とは路線が180度異なるものになっています。

Steamストアページによれば、この「オンライン」には最大7人が参加可能。2人が警察官、5人が泥棒になって6分の制限時間内でそれぞれの目的遂行を目指すとのことです。

このほか、本作は配信後も定期的にアップデートを配信予定。新たなレベルとゲームモードの導入が検討されているようです。

ソフトウェア概要

タイトル

RockTop

発売・開発元

Mirage Interactive

プレイ人数

1人(※オンライン時:2~7人)

価格(税込)

無料(Steam)

ストアページ

https://store.steampowered.com/app/996690/RockTop/

(参考)Steam

PSVR2「The Dark Pictures: Switchback VR」6月末に大型アップデートを実施予定

PlayStation VR2(PSVR2)専用タイトル「The Dark Pictures: Switchback VR」の大型アップデートが6月末に実施予定であることが発表されました。

「The Dark Pictures: Switchback VR」は、シネマティックホラーアドベンチャーゲーム「The Dark Pictures」シリーズのVR向け完全新作。地下に潜った魔女たちや、異世界よりやってきた吸血鬼との激闘が目にもとまらぬ速さで展開される、ジェットコースターアクションホラーシューティングゲームです。国内では3月16日より、PSVR2版が販売中です。

本作は3月の販売以降、主に海外のプレイヤーからグラフィック周りに関して、厳しい批判が寄せられていました。開発のSupermassive Gamesは批判を受け、現在出ている問題を修正する旨を発表。そして6月早々、進捗が伝えられ、問題となっているグラフィック部分に留まらず、ロード時間の短縮といった広範囲の修正と改善を図る大規模なアップデートになることが告知されました。

Supermassive Gamesによれば、配信は6月末を予定。具体的な日時については後日、公式Twitterにて発表する模様です。

(参考)UploadVR

デジタルイベント「Steam Nextフェス」2023年6月エディションの開催が告知

PCゲーム配信プラットフォーム「Steam」のデジタルイベント、「Steam Nextフェス」の「2023年6月エディション」開催が発表されました。期間は日本時間2023年6月20日午前3時から6月27日午前3時までとなります。

「Steam Nextフェス」は主に季節の変わり目を中心に開催されているデジタルイベント。今後発売予定の新作PCゲームの無料体験版の配信、開発者によるライブストリーミングなどが実施されます。本イベントでは、PC向けVRゲームの新作発表もあり、過去には「Fruit Ninja VR 2」、「Tiny Island」といったタイトルの無料体験版が期間限定で配信されました。また、2022年7月にはVRゲームに特化した「Steam VRフェス」も開催されています。

(「Fruit Ninja VR 2」)

今回の「2023年6月エディション」にて体験版の配信が告知されているVRゲームは、本稿執筆時点で後述の「Hellsweeper」があります。他のタイトルについては、開催当日の発表が待たれるところです。

(参考)Steam

長きに渡り開発中だったVRゲーム「VR Giants」の発売日がついに決定

約6年に渡り、個人開発者Wolfgang Tschauko氏が開発中だった新作VRゲーム「VR Giants」の発売日が6月14日に決定しました。販売形態は早期アクセス版となります。また、ゲーム内言語は日本語未対応です。

「VR Giants」は巨人「ゴリアテ」になって、ドワーフの「デビッド」を手助けしながらステージ攻略に挑むVRパズルアクションゲーム。巨人とドワーフ、体格の異なるキャラクターがそれぞれの持ち味を活かして困難を乗り越えていくゲームシステム、VRと非VRに分かれて遊ぶローカル協力プレイモードを特色としています。

もともとは2017年に発表されたVRゲームで、以降もKickstarterでクラウドファンディングを実施して制作資金を調達するなど、長期に渡って開発が続けられていました。

Steamストアページによれば、すでに19のステージとアイテム収集要素が実装済みとのこと。早期アクセスでの販売になったのは、可能な限り最高の状態にして製品版を出したいこと、プレイヤーが何を望んでいるかを精査したい思いからの判断のようです。

製品版の発売は2023年末から2024年初めを予定。ただし、進捗によっては延びる可能性もあるようです。また、価格も製品版では値上げの可能性があるとのこと。兼ねてから本作に注目していた方は、早期アクセス版の時点で押さえておくのが推奨されそうです。

(参考)Steam

バイオレンスVRアクション「Hellsweeper」発売日と新たな体験版の配信が告知

VR忍者アクションゲーム「Sairento VR(邦題:サイレントVR)」のMixed Realmsが開発中の新作、「Hellsweeper(Hellsweeper VR)」の発売日が9月22日になることが発表されました。Steamでは事前予約の受け付けも開始されていて、価格は税込3,090円。日本語を含む8言語に対応します。また、日本時間6月20日開催の「Steam Nextフェス 2023年6月エディション」で、新たな体験版が配信されるとのことです。

「Hellsweeper VR」はPC(Steam)、Meta Quest 2(Quest Pro)、PlayStation VR2(PSVR2)向けに発売が報じられているVRアクションゲーム。プレイヤーは銃火器と大型の近接武器、魔法(呪文)を用い、襲い来る悪魔の軍勢をせん滅していきます。
「サイレントVR」のゲームプレイ全般を継承した事実上の続編で、鮮烈な出血・暴力表現は前作に引き続き健在。また、壁を蹴って高くジャンプする、宙返りを決めるといったスタイリッシュなアクションが楽しめるようになっています。他にシステム面では魔法と武器を組み合わせるエンチャント、ローグライク要素の採用が開発発表当時より報じられています。

販売を担当するVertigo Gamesによれば、6月20日配信の体験版ではすべてのゲームモード、武器、呪文、5つのマップが収録されるとのこと。製品版に極めて近い内容とのことで、発表当初より関心を抱いているプレイヤーには要注目の体験版と言えるでしょう。

(参考)UploadVR


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