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VRゲーム・アプリ 2022.08.14

不審者の侵入阻止と正体の解明に挑むVRホラーミステリー発売など―今週の気になるVRゲームニュースまとめ(8月7日~8月13日)

「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は8月7日~8月13日の関連ニュースが対象です。

目次

1. VRかくれんぼ「Everything Has Arms」配信開始 憑依と擬態を駆使してハンターから逃げろ!
2. 最大6人参加可能なマルチプレイに対応したVR脱出ゲーム「Escape First Alchemist」発表
3. 自宅への不審者の侵入阻止と正体解明に挑む新感覚VRホラーミステリー「STRANGER」発売
4. 慌ただしさ爆増のVRゾンビサバイバルシューター続編「Drop Dead: The Cabin」発表
5. テニス専門家による監修も入ったVRテニス「Tennis League VR」無料体験版が配信開始

VRかくれんぼ「Everything Has Arms」配信開始 憑依と擬態を駆使してハンターから逃げろ!

新作VRゲーム「Everything Has Arms」の早期アクセス版が8月9日より、SteamMeta Quest Store(App Lab)で配信開始となりました。価格は無料。ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)。日本語には未対応です。

「Everything Has Arms」はかくれんぼを題材にした、オンライン専用のVR対戦型アクションゲーム。プレイヤーは様々な物へと憑依・擬態できる「ミミック」と「ハンター」に分かれ、それぞれに与えられた役割を果たすために行動していきます。具体的には「ミミック」は隠れる側、「ハンター」が鬼です。

とりわけ個性的なのが「ミミック」で、憑依を実施することで一定時間の間、その乗り移った物へと自身の姿を変えられます。ただし、その際には必ず、そしてどんな物であっても手が生えてしまいます。それゆえ、ハンターにも見つかりやすくなるため、上手く隠れて、見つかった時には全速力で逃げることが試されてくるようです。

早期アクセス期間は1年ほどを予定。完全版の発売は2023年初頭で、価格も無料のままになるとのことです。ただ、今後のアップデートにおいて、ゲーム内アイテムを購入する課金システムの追加が検討されている模様です。

ソフトウェア概要

タイトル

Everything Has Arms

発売・開発元

Holocafé

対応ヘッドセット

Valve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)

プレイ人数

1人(オンライン時:2~5人)

価格(税込)

無料(SteamMeta Quest Store

(参考)Steam

最大6人参加可能なマルチプレイに対応したVR脱出ゲーム「Escape First Alchemist」発表

新作VR対応ゲーム「Escape First Alchemist」が2022年第4四半期に発売予定です。対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)。日本語を含む10言語に対応しています。

「Escape First Alchemist」は魔法錬金術師の弟子になって、閉じ込められた工房からの脱出を目指すVRパズルアドベンチャーゲーム(脱出ゲーム)。最大の特色はこの種のジャンルとしては異例のマルチプレイモードの収録。最大6人参加可能な協力型と対戦型の2種類のモードが用意されており、全員協力してパズルを解いたり、誰が最も早くパズルを解けるかを競い合うといったことが楽しめます。

非VRとVRのプレイヤー同士によるクロスプレイも可能。謎解きに関してもレシピを参考にポーションを生成し、その能力を活かすといった魔法錬金術師の弟子という設定を踏まえたユニークなネタが取り揃えられているとのことです。

(参考)Steam

自宅への不審者の侵入阻止と正体解明に挑む新感覚VRホラーミステリー「STRANGER」発売

新作VRゲーム「STRANGER」が8月11日より、Steamで販売開始となりました。価格は税込1,010円。対応ヘッドセットはValve Index、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality。日本語には未対応です。また、8月20日午前2時頃までは発売記念セールとして、10%割引の税込909円で販売されます。

「STRANGER」は自宅へ侵入とプレイヤーへの接近を目論む、謎の不審者との対決を描いたVRサバイバルミステリーホラーゲーム。
プレイヤーは自宅の窓や扉などを施錠し、不審者の侵入と接近を阻止。並行して不審者の正体を解明し、通報済みの警察が到着する午前6時まで生き延びることを目指します。その孤独感と恐怖を煽る設定と、ありそうでなかったゲームプレイ全般が大きな特徴。

また本作は、プレイするたびに不審者、イベントなどがランダムで変化するシステムも採用。同じことは二度と起こらず、毎回新鮮かつ恐怖を煽る展開が繰り広げられます。ストーリーも複雑で、伝承愛好家やミステリー愛好家の琴線を刺激する要素が豊富とのこと。そのボリュームも20時間以上と膨大。驚くほど長く遊べる作りになっているようです。

ソフトウェア概要

タイトル

STRANGER

発売・開発元

Will Codes (Lost Frame Development)、Lost Frame Development

対応ヘッドセット

Valve Index、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality

プレイ人数

1人

価格(税込)

1,010円(Steam

(参考)Steam

慌ただしさ爆増のVRゾンビサバイバルシューター続編「Drop Dead: The Cabin」発表

新作VRゲーム「Drop Dead: The Cabin」が発表されました。2022年後半にMeta Quest 2専用タイトルとして発売予定とのことです。

「Drop Dead: The Cabin」は森に迷い込んだバックパッカーの主人公が、迫りくるゾンビの群れから避難場所の小屋を守るため、知略を尽くして戦うVRサバイバルシューター。2016年にGear VRで発売され、後にOculus Rift(Rift S)Meta Quest(Quest 2)向けにも発売された「Drop Dead」の続編です。Rift、Quest版にて追加されたマルチプレイモードは引き続き実装。

対照的にゲームの内容は前作から大きく一新。ゾンビたちの迎撃に限らず、小屋の電力や照明、通信環境の維持まで求められる大変慌ただしい構成になっています。いずれかの設備がやられると、ゾンビたちの迎撃時にも照明なら姿を捉えにくくなるといった弊害が。このため、特にマルチプレイにおいては、前作以上にプレイヤーそれぞれの役割分担が生死を左右するバランスになっているようです。

(参考)UploadVR「Drop Dead: The Cabin VR」公式Twitter

テニス専門家による監修も入ったVRテニス「Tennis League VR」無料体験版が配信開始

8月12日、Meta Quest Store(App Lab)SideQuestにて新作VRゲーム「Tennis League VR」の無料体験版が配信開始となりました。

「Tennis League VR」は物理法則に基づくリアルなボールの挙動、オンライン対応のマルチプレイを売りとするVRテニスゲーム。現実のテニスとスポーツケアの専門家による監修も入っている本格的な作りで、プレイヤーそれぞれの腕前に応じて対戦相手、チャレンジの課題などが変化するシステムが搭載されています。

また、マルチプレイは最大8人まで参加可能。試合形式は1対1に限定されるようですが、試合に参加しないプレイヤーは応援や喝采を送るといった観戦が楽しめる設計になっているようです。他にプレイヤーのアバターのほか、ラケットのデザインを変えるといったカスタマイズ機能も搭載されています。

製品版は2022年の秋頃を予定。既にQuest向けに発売中のVRテニスゲーム「First Person Tennis」と方向性が似ていますが、前述のシステム周りの通りに細かい部分が異なる設計。グラフィックもリアル寄りではないため、それにちなんだぶっ飛んだ要素があるのでは、と米メディアUploadVRは報じています。その辺りの詳細をお披露目する、今後の続報が待たれるところです。

(参考)UploadVR


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