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VRゲーム・アプリ 2022.07.17

「ロスト・エンバー」VR版発売、Quest 2版「Moss:第2巻」日本語対応で発売決定―今週の気になるVRゲームニュースまとめ(7月10日~7月16日)

「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は7月10日~7月16日の関連ニュースが対象です。

目次

1. 探索型ADV「ロスト・エンバー」VR版発売 通常版購入済みのユーザーは無料でダウンロード可能
2. カヤックを題材にしたVRレースシミュレーター「Kayak VR: Mirage」Steamで発売
3. VRジグソーパズル「パズリングプレイス」ストーリー性のある有料DLCが発売
4. SFパズルアドベンチャー「Red Matter」続編のPCVR版との同時発売が決定
5. Quest 2版「Moss: 第2巻」日本語対応で発売決定

探索型ADV「ロスト・エンバー」VR版発売 通常版購入済みのユーザーは無料でダウンロード可能

2019年よりSteamで発売中の探索型アドベンチャーゲーム「Lost Ember(ロスト・エンバー)」のVR対応版、「Lost Ember VR Edition(ロスト・エンバー VR)」が7月12日より販売開始となりました。価格は税込2,990円。通常版「ロスト・エンバー」を同梱したバンドルパッケージとなります。対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)。日本語には字幕、吹き替え共に対応しています。また、通常版「ロスト・エンバー」を既に購入済みの方は無料でダウンロード可能です。

「ロスト・エンバー」は大いなる地へと降り立った1匹のオオカミに扮し、「生きた魂」なる導き手と共に古代人が残した足跡を辿り、世界を破滅へと導いた忠誠と裏切りの物語を明かしていくアドベンチャーゲーム。「魂替え」なる能力を駆使して他の動物へと姿を変え、道を切り開くゲームプレイ、美しい映像と音楽をバックに描かれる切なくも印象深いストーリーで高く評価されている作品です。また、前述の通り日本語版における非常に手の込んだローカライズもセールスポイントのひとつとなっています。

VR版の基本的な内容は通常版を踏襲しており、独自の3人称視点からストーリーを追体験。開発のMooneye Studiosによれば、約5時間以上におよぶイベントを収録した内容に仕上げられているようです。
なお、今回のVR版発売を記念した期間限定の特別セールも開催。7月27日午前2時まで通常のバンドルパッケージが20%割引の税込2,392円、サウンドトラックを同梱したバンドルパッケージは26%割引の3,325円で販売されます。

ソフトウェア概要

タイトル

Lost Ember VR Edition(ロスト・エンバー VR)

発売・開発元

Mooneye Studios

対応ヘッドセット

Valve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)

プレイ人数

1人

価格(税込)

2,990円(Steam)※通常版「ロスト・エンバー」同梱

備考

通常版「ロスト・エンバー」購入済みであれば無料でダウンロード可能

(参考)UploadVR、Steam

カヤックを題材にしたVRレースシミュレーター「Kayak VR: Mirage」Steamで発売

新作VRゲーム「Kayak VR: Mirage」が7月12日より、Steamで販売開始となりました。価格は税込2,999円で、対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality。日本語を含む9言語に対応しています。また7月26日まではスペシャルプロモーションとして、15%割引の税込2,549円で販売されます。

「Kayak VR: Mirage」は美しい自然を背景にカヤックに乗り、オールを漕ぎながら河川を下っていくVRレースシミュレーター。制限時間内に河川を下り、そのタイムを競い合う「タイムアタック」と自由気ままに自然風景を楽しむ「フリーローミング」の2種類のゲームモードが収録されています。「タイムアタック」にはオンラインのリーダーボード、ゴースト表示機能も搭載されていて、非同期の形で他のプレイヤーとの競争が体験可能。また、「フリーローミング」には隠しエリアを発見するという探索要素も用意されていて、時間に追われる「タイムアタック」とはひと味異なる河川下りが楽しめます。

実写さながらの美しいグラフィックも売りのひとつですが、様々なパソコンで適切に動作する最適化も施されており、ローエンド仕様でも優れたパフォーマンスを維持。ハイエンド仕様であれば、より現実のカヤックさながらの体験が得られます。

このほか操作も本物のカヤックにちなんで、2つのコントローラをオールに見立てて直接動かすスタイルを採用。コントローラを何らかの棒の先端に装着させ、本物のオールに見立てて漕ぐということも可能です。ただし、極力広いスペースを確保した上でプレイすることが推奨されます。あらかじめご注意ください。

ソフトウェア概要

タイトル

Kayak VR: Mirage

発売・開発元

Better Than Life

対応ヘッドセット

Valve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality

プレイ人数

1人

価格(税込)

2,999円(Steam

(参考)UploadVR、Steam

VRジグソーパズル「パズリングプレイス」ストーリー性のある有料DLCが発売

VRジグソーパズルゲーム「Puzzling Places(パズリングプレイス)」の最新ダウンロードコンテンツ(DLC)「Behind High Walls」がMeta Quest(Quest 2)、PlayStation VR(PSVR)向けに販売開始となりました。価格はQuest版が税込590円、PSVR版が税込770円です。

今回の最新DLC「Behind High Walls」には「Mar Saba Monastery」、「Sokol Fortress」、「Alcázar of Segovia」、「Valdštejn Castle」の計4つの歴史的遺産・建造物をモデルにしたパズルを収録しています。
さらに大きな特徴として、この4つの歴史的遺産・建造物の背景を辿っていくストーリー要素も実装。それぞれのパズルを解くことにより、どのような繋がりと歴史、そして当時の人々たちから崇められていたのかが音楽と効果音を交えた演出と共に語られていきます。

この初の試みを実施したことに関して、開発のRealities.ioは「パズリングプレイス」を次のレベルへと引き上げるのを目的にしているとのこと。今回のDLCで得られたフィードバックを元に最適な時間配分を見極め、次のストーリー要素を含むパズルへと活かしていくようです。また現在、Realities.ioはマルチプレイ機能に関しても実験中とのことで、今後の動向が注目されます。

(参考)UploadVR

SFパズルアドベンチャー「Red Matter」続編のPCVR版との同時発売が決定

4月放送の「Meta Quest Gaming Showcase 2022」にて発表されたSFパズルアドベンチャーゲーム「Red Matter」の続編、「Red Matter 2」のPC向けVR版が発表されました。既に発表済みのMeta Quest 2版との同時発売になるとのことです。
また、発売日も8月19日に決定し、Meta Quest Storeでは事前予約の受付も開始されています。価格は税込2,990円で、予約期間中は10%割引の税込2,690円で販売されます。

前作「Red Matter」は2つの大国が宇宙開発を巡る冷戦を続けている、架空の近未来を舞台としたSFパズルアドベンチャーゲーム。プレイヤーは「Atlantic Union」所属の宇宙飛行士になり、土星軌道上の秘密基地にて進められているとされる極秘研究プロジェクトの謎に迫っていきます。レトロSFな世界観、豊富でやり応えのあるパズルイベントの数々をセールスポイントとしていました。

続編「Red Matter 2」では前作の内容はそのままに、ジェットパックを駆使して地形を乗り越えたり、新たなツールを用いたパズルといった新要素を追加。さらに敵のドローンとの戦闘イベントも用意されるなど、より起伏のある作りへと進化しているとのことです。

なお、本稿執筆時点でPC向けVR版のSteamストアページは未開設で、どのようなヘッドセットに対応するかも明らかになっていません。
開発元によれば、近日中にも公開されるとのことです。

(参考)UploadVR、Meta Quest Store

Quest 2版「Moss: 第2巻」日本語対応で発売決定

7月21日発売予定のMeta Quest 2版「Moss: 第2巻」が日本語に対応することが明らかとなりました。これと同時に既に開設されているMeta Quest Storeのストアページの紹介文も日本語化が実施されています。

「Moss: 第2巻」は2018年にPlayStation VR(PSVR)向けに発売され、その後、PCやQuestへ移植された3人称視点のVRアクションアドベンチャー「Moss」の続編。前作に引き続き、プレイヤーは白いネズミ「Quill」を見守る存在となり、行く手を阻む障害物を取り除いたり、時には本人を操作して敵と戦ったりしながら冒険を繰り広げていきます。

国内でも4月上旬にPSVR版が発売。当初は日本語未対応でしたが、その後のアップデートで日本語に対応。Quest 2版もそれを踏襲して発売される形となるようです。

(参考)Meta Quest Store


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