「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は4月17日~4月23日の関連ニュースが対象です。
目次
1. VRフライトシミュ「Ultrawings」続編のPC向けVR版が発売
2. VRデストロイリベンジアクション「Metal Frog Solid」発売
3. 自宅をダンジョンにできる「Dungeon Maker」App Lab経由でも配信開始
4. VRFPS「ALVO」に新モードを追加するアプデ配信。PSVR版は後日予定
5. VR街づくりシミュ「Little Cities」発売延期、「Cities: VR」を考慮?
6. VRアクションADV「オノゴロ物語」PC(Steam)、PSVR版の発売が決定
7. 近未来のタクシードライバーの日常を体験する新作VRゲームが近日発売
VRフライトシミュ「Ultrawings」続編のPC向けVR版が発売
2月にMeta Quest(Quest 2)版が発売されたVRフライトシミュレーター「Ultrawings 2」のPC向けVR版が4月15日より、Steamで販売開始となりました。早期アクセス版としての提供で、価格は税込2,570円。対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality。日本語を含む8言語に対応しています。
「Ultrawings 2」は2017年にGear VR、Oculus Goなどで発売されたVRフライトシミュレーター「Ultrawings」の続編。飛行機を操縦し、空を舞いながら様々なミッションに挑戦していきます。基本の内容は前作を踏襲しつつ、新たな機体「ヘリコプター」の追加、モーションコントロール全般の挙動改良などを実施。戦闘イベント追加など、ミッション周りのバリエーション強化も図られています。
Steamストアページによれば、早期アクセス期間は約3ヶ月を予定しているとのこと。
ソフトウェア概要
タイトル |
Ultrawings 2 |
発売・開発元 |
Bit Planet Games, LLC |
対応ヘッドセット |
Valve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality |
プレイ人数 |
1人(※オンライン時:2人) |
価格(税込) |
2,570円(Steam) |
(参考)Steam
VRデストロイリベンジアクション「Metal Frog Solid」発売
Meta Quest(Quest 2)向け新作VRゲーム「Metal Frog Solid : Road to Revenge」が4月17日より、Meta Quest Store(App Lab)にて販売開始となりました。価格は税込1,490円。日本語には未対応です。
「Metal Frog Solid : Road to Revenge」はメタル(鋼鉄製)なフロッグ(カエル)に扮し、道路上を走行するカー(車)をメタルなタン(鋼鉄舌)でデストロイ(破壊)し尽くすVRアクションゲーム。VRステルスゲームではありません。タンでカーをキャッチして(捕らえて)振り回し、他のカーをアタック(攻撃)するエキサイティング(豪快)なアクションが特徴。
また、メタルなハンド(手)にはトライビーム(気功砲)、グレネードランチャー(擲弾発射器)をビルドイン(内蔵)。タンで掴んだカーに直接当てて吹っ飛ばしたり、インダイレクトアタック(遠距離攻撃)を仕掛けるタクティクス(戦術)も駆使できるようになっています。
ゲームモードは様々なリベンジ(復讐)タスクをこなす本編のほか、どれだけ長くサヴァイヴできる(生き残れる)かに挑む「エンドレスモード」を収録。オンラインのスコアランキング機能もあります。
ソフトウェア概要
タイトル |
Metal Frog Solid : Road to Revenge |
発売・開発元 |
Perry Games LLC |
対応ヘッドセット |
Meta Quest、Meta Quest 2 |
プレイ人数 |
1人 |
価格(税込) |
1,490円(Meta Quest Store) |
(参考)Meta Quest Store
自宅をダンジョンにできる「Dungeon Maker」App Lab経由でも配信開始
Meta Quest(Quest 2)の非公式ストア「SideQuest」にて配信中だったVRダンジョン作成ゲーム「Dungeon Maker」が4月17日より、Meta Quest Store(App Lab)でも配信開始となりました。価格は「SideQuest」と同じく無料です。
「Dungeon Maker」はMeta Quest(Quest 2)のパススルー機能(※VRヘッドセット内臓カメラで、現実の景色を映し出す機能)を活用したVRゲーム。自宅内にトゲの穴、斧といった計6種類の罠、「ウェイポイント」なる到達点を設け、独自のダンジョンを作り上げて遊べる作りを最大の売りにしています。
本稿執筆時点で開発途上にあり、今後のアップデートで罠(オブジェクト)の当たり判定の反映、セーブシステム、スコアシステムなどの機能実装、そして溶岩を始めとする新たな罠の追加が予定されています。
ソフトウェア概要
タイトル |
Dungeon Maker |
発売・開発元 |
Field Of Vision |
対応ヘッドセット |
Meta Quest、Meta Quest 2 |
プレイ人数 |
1人 |
価格(税込) |
無料(Meta Quest Store) |
(参考)Meta Quest Store
VRFPS「ALVO」に新モードを追加するアプデ配信。PSVR版は後日予定
PlayStation Store、Meta Quest Storeにて発売中のVR戦術級FPS「ALVO(Alvo VR)」に新モード「ゾンビモード」を追加するアップデートが配信開始となりました。ただし、追加されたのはMeta Quest 2版のみで、PlayStation VR(PSVR)版は後発になります。
「ゾンビモード」は複数人のチームを組み、ゾンビの群れとの戦闘に身を投じる協力形式のマルチプレイモード。当初、Quest 2版の発売に合わせる形での配信が報じられていたものでしたが、直前になって延期。それから約1ヶ月ほど経ってからの配信開始となりました。また、このモードと同時に新マップ「Factory」も追加されています。
前述の通り、PSVR版への配信は後日。具体的な日程は不明ですが、開発のMardonpolによれば、モード追加以外にもさらなる新マップ、新機能の追加が予定されているとのことです。
(参考)UploadVR、Mardonpol公式Twitter、Meta Quest Store(Developer Post)
VR街づくりシミュ「Little Cities」発売延期、「Cities: VR」を考慮?
4月21日(※日本時間:4月22日)の発売が報じられていたVR街づくりシミュレーションゲーム「Little Cities」の発売延期が発表されました。新たな発売日は5月12日(※日本時間:5月13日)とのことです。
「Little Cities」は小さな島に住宅、店舗などを建設したり、道路を舗装しながら自分だけの都市を築き上げていくVR街づくりシミュレーションゲーム。上空から島を見下ろした視点でプレイヤーの手を用い、建設や舗装を実施していく直感的な操作系とジオラマ調の可愛いビジュアル、心地よい音楽を売りにしています。
開発のPurple Yonderによれば、ゲームは既に100%完成済みとのことですが、いわく最も関心を集められるであろう「静かな週」に出す計画に改めた模様。4月29日(※日本時間:4月30日)の発売が予定されている、本作と同じテーマを掲げたVR都市開発シミュレーションゲーム「Cities: VR」の発売を考慮した、戦略的な延期と推察されます。
(参考)Road to VR
VRアクションADV「オノゴロ物語」PC(Steam)、PSVR版の発売が決定
3月よりMeta Quest Storeにて発売中のVRアクションアドベンチャーゲーム「オノゴロ物語 ~The Tale of Onogoro~」のPC(Steam)、PlayStation VR(PSVR)版の発売が発表されました。
(※2分35秒よりPC版とPSVR版の情報)
これは4月18日放送の「『オノゴロ物語』開発メンバーオンライントークセッション2」の冒頭にて発表されたもの。ディレクターの高橋宏典氏(※あまた株式会社代表取締役会長兼社長)いわく、「発売時期は未定で、詳細は続報をお待ちください」とのことです。
「オノゴロ物語 ~The Tale of Onogoro~」は日本のような異世界を舞台にしたVRアクションアドベンチャーゲーム。VRヘッドセットを通し、この世界へと召喚されたゲーマーの主人公になって、聖地「オノゴロ島」を大厄災から救うため、巫女の「ハル」と共に冒険を繰り広げていきます。
3月18日より、Meta Quest(Quest 2)版がMeta Quest Storeにて発売中です。
(参考)『オノゴロ物語』開発メンバーオンライントークセッション2(YouTube)
近未来のタクシードライバーの日常を体験する新作VRゲームが近日発売
新作VRゲーム「The Last Taxi」がSteamで5月31日発売予定です。対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)。日本語には未対応です。
「The Last Taxi」は乗客を目的地へと到達させたり、その過程で会話を楽しみながら、近未来世界におけるタクシードライバーの日常を送っていくVRアドベンチャーゲーム。80人以上もの個性的すぎる登場キャラクターと膨大なエピソード数、独特なデザインでまとめられたグラフィックを売りにしています。
乗客に運賃の支払いを求めたり、それに関する交渉が生じるなどのタクシードライバーらしいイベントもあるほか、運転席から車内、手の届く範囲を調べるといった小規模な探索要素も盛り込まれているようです。
(参考)UploadVR、Steam