「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は10月30日~11月5日の関連ニュースが対象です。
目次
1. 和製「Phasmophobia」?VRホラー「Paranormal Hunter」2023年に早期アクセス版が発売
2. コミック風のグラフィックが特徴のVRガンシューター「Desperate: Vladivostok」発売
3. VRステルスアクション続編「Espire 2」の発売日が11月18日に決定、先行予約も開始
4. PSVR2向けに発表された新作VRゲーム「The Light Brigade」、「Hello Neighbor VR:Search and Rescue」はPC、Quest版も発売予定 いずれも日本語に対応
5. 指を銃にして戦うVRシューター「Finger Gun」大型無料アップデート配信
6. オーケストラ指揮者になって名曲の演奏に挑む「Maestro VR」早期アクセス版が発売
和製「Phasmophobia」?VRホラー「Paranormal Hunter」2023年に早期アクセス版が発売
新作VR対応ゲーム「Paranormal Hunter」の最新映像が公開されました。同時に本作が2023年にSteamで早期アクセス版として発売予定であることも発表されました。既にSteamではストアページも開設済みで、それによりますと対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality。日本語を含む8言語に対応します。
また、本作はPlayStation 5、Nintendo Switch版の発売も予定されています。
「Paranormal Hunter」は最大4人参加可能な協力型マルチプレイを特徴とするVRサバイバルホラーゲーム。プレイヤーは1人、もしくは仲間と共に不気味なお化け屋敷、廃墟を探索し、悪霊を生み出す「怨念の象徴」の発見に挑みます。最終的にエリア内の「怨念の象徴」全てを発見し、魔法陣へと集約させられればクリアです。
ただし、怨念も魔法陣も置かれている場所はプレイするたびに変化します。また、悪霊はプレイヤーに危害を加えてくるため、手にしたUVライトでその位置を常に確認し、アイテムを活用するなりして対処していくことが求められてきます。
その特徴からも明らかな通り、本作はVR対応ゴーストハントゲーム「Phasmophobia」のオマージュとも言える作品。開発は神奈川県に拠点を構えるイーロゲームス株式会社で、「シェンムー 一章 横須賀」、「シェンムーII」、「真・女神転生IMAGINE」などに携わったクリエイターが参加しているとのことです。
(参考)UploadVR、Steam
コミック風のグラフィックが特徴のVRガンシューター「Desperate: Vladivostok」発売
新作VRゲーム「Desperate: Vladivostok」が11月3日より、Steam、Meta Quest Store(App Lab)にて販売開始となりました。価格はSteamが税込1,520円、Meta Quest Storeが税込1,490円。対応ヘッドセットはHTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Meta Quest(Quest 2、Quest Pro)。日本語には未対応です。
「Desperate: Vladivostok」は殺し屋に雇われた主人公となり、凶悪な犯罪組織の壊滅に挑むVRガンシューティングゲーム。ソ連崩壊後の架空のサイバーパンクな1980年代という独特な世界観、コミック調に彩られたグラフィックとカットシーンを特徴としています。
ゲーム本編は昔懐かしのアーケード風ガンシューティングで、目前に現れる敵を手にした銃火器で撃ち倒していくという単純明快なもの。真新しさこそ薄めですが、46にも及ぶ変化に富んだシナリオ(ステージ)、近接攻撃や投てき武器の活用も求められる戦術性、文字通り全身を使う操作系によって刺激的な体験が楽しめる作りになっています。
なお、本作は初代PSVR版も開発中で、2023年内の発売を予定しているとのことです。
ソフトウェア概要
タイトル |
Desperate: Vladivostok |
発売・開発元 |
PM Studios、MIROWIN |
対応ヘッドセット |
HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Meta Quest(Quest 2、Quest Pro) |
プレイ人数 |
1人 |
価格(税込) |
1,520円(Steam)、1,490円(Meta Quest Store) |
(参考)UploadVR、Steam、Meta Quest Store
VRステルスアクション続編「Espire 2」の発売日が11月18日に決定、先行予約も開始
VRステルスアクションゲーム「Espire 1: VR Operative」の続編、「Espire 2」の発売日が11月18日に決定しました。価格は税込2,990円。Meta Quest Storeでは先行予約も開始されており、11月18日の発売日前までは10%割引の税込2,690円で購入可能です。
前作「Espire 1: VR Operative」は潜入型アンドロイドに扮し、任務遂行に挑むVRステルスゲーム。フィールドのどこへでも移動可能な自由度の高さ、スローモーションを始めとする特殊アクション、ヘッドセット搭載マイクを用いることによる音声コントロール機能(および敵の陽動)を特徴としていました。
続編の「Espire 2」は前作のシステムはそのままに、2種類の場面に応じたフレームを使い分けて敵の目を欺く戦術的な要素を新たに搭載。さらに最大2人までのマルチプレイにも対応し、各フレームを担当しながら潜入ミッションを楽しめるようにもなっています。また、前作では後発のアップデートで実装された日本語にも最初から対応しています。
なお、前作はSteamでPC VR版も発売されましたが、後々に発売されるか否かは本稿執筆時点で未定となっています。
(参考)Meta Quest Store
PSVR2向けに発表された新作VRゲーム「The Light Brigade」、「Hello Neighbor VR:Search and Rescue」はPC、Quest版も発売予定 いずれも日本語に対応
11月2日更新のPlayStation Blogにて発表された、全10本のPlayStation VR2(PSVR)向けの新作VRゲーム。その内の数タイトルはPSVR2に限らず、Meta Quest 2(Pro)、PCVRでも発売予定であることが同日に並行する形で発表されています。
Quest 2(Pro)、PCVR版も発売予定と報じられたタイトルはローグライクFPSの「The Light Brigade」、隣人ホラーゲームの「Hello Neighbor VR:Search and Rescue」の2タイトル。これらはQuest 2版以外にも初代PSVR版の発売も報じられています。
また、「Hello Neighbor VR:Search and Rescue」のPCVR版は既に発売日も明らかになっており、Steamのストアページによれば2023年2月23日になるとのこと。
「The Light Brigade」は近日登場とストアページに記されています。
さらにこれら2タイトルは日本語にも対応しているとのこと。
PSVR2版の日本展開にも注目されるところです。
(参考)Steam、Meta Quest(YouTubeチャンネル)
指を銃にして戦うVRシューター「Finger Gun」大型無料アップデート配信
Meta Quest Store(App Lab)にて発売中のVRシューティングゲーム「Finger Gun」の大型無料アップデートが11月3日より配信開始となりました。このアップデートの適用により、新たなゲームモードと難易度が追加されます。
「Finger Gun」はMeta Questのハンドトラッキング機能をフル活用したVRシューティングゲーム。指を銃へと変形させる力を持つ主人公になって、宇宙からの侵略者たちを撃退していきます。ハンドトラッキング機能特有の独特な操作スタイル、西部劇とSFが入り混じったカオスな世界観が特徴。2022年7月に製品版がMeta Quest Store(App Lab)が発売中で、価格は税込1,490円です。
今回の大型アップデートは製品版後、初めて実施されたもので、特に全く加減の異なる3種の難易度設定機能、90度から360度の3つの視点が選べる機能の追加を大きなトピックとしています。これらと並行してハンドトラッキングのアルゴリズム改修も実施されており、今まで以上にスムーズな射撃が楽しめるようになっているとのことです。
(参考)UploadVR、Meta Quest Store(Developer Post)
オーケストラ指揮者になって名曲の演奏に挑む「Maestro VR」早期アクセス版が発売
新作VRゲーム「Maestro VR」の早期アクセス版が11月5日より、Steamで販売開始となりました。価格は税込3,990円。対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality。日本語を含む8言語に対応しています。また、11月12日午前2時頃までは発売記念セールとして、40%割引の税込2,394円で販売されます。
「Maestro VR」はオーケストラを題材にしたVRリズムゲーム。プレイヤーは指揮者になり、手に持った指揮棒を用いて楽器演奏者たちに指示を与えつつ、楽曲を演奏していきます。基本的にはノーツに沿って指揮棒を動かしていく形で、リズムよく指揮することで美しく合奏することができます。
収録楽曲もモーツァルト、ベートーヴェン、バッハといった歴史的な作曲家の代表作を網羅。また、オリジナルの楽曲をMIDIデータとして生成できるクリエイティブモードも搭載。生成したMIDIデータはSteamワークショップを通し、他のプレイヤーと共有することも可能となっています。
早期アクセス期間は約1年で、2023年後半に製品版へのアップデートを予定しているとのこと。今後のアップデートではオンラインモード、新たなコンサートホールの追加などを予定しているようです。
ソフトウェア概要
タイトル |
Maestro VR |
発売・開発元 |
Symphonic Games |
対応ヘッドセット |
Valve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality |
プレイ人数 |
1人 |
価格(税込) |
3,990円(Steam) |
(参考)Steam